バクラク×freee連携の設定方法と自動化できること【2026年完全ガイド】
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バクラク×freee連携の設定方法と自動化できること【2026年完全ガイド】
バクラク(LayerX)は経費精算・請求書受取・インボイス管理をAI-OCRで自動化するサービスとして急速に普及しています。会計システムとしてfreeeを使っている企業では、バクラク×freeeの連携で経理業務をほぼ完全自動化できます。
この記事では、バクラク×freee連携の設定方法、自動化できる業務の範囲、注意点、外注する場合の費用相場を解説します。
バクラクでできること
バクラクは LayerX社が提供するバックオフィス自動化サービス群です。主な機能は以下の通りです。
| サービス | 機能 | 月額目安(10名規模) |
|---|---|---|
| バクラク経費精算 | 経費申請・承認・精算のワークフロー、AI-OCRでレシート読み取り | 5,000円〜 |
| バクラク請求書受取 | 請求書のAI-OCR読み取り、インボイス対応、承認ワークフロー | 10,000円〜 |
| バクラク申請・経費 | 稟議・申請のデジタル化 | 3,000円〜 |
| バクラク電子帳簿保存 | 電子帳簿保存法対応、書類管理 | 5,000円〜 |
バクラクの最大の価値は、紙・PDF・メールで届く領収書・請求書をAI-OCRで自動読み取りし、承認フローを経て会計システムへ自動仕訳・転記する点にあります。
バクラク×freee連携で自動化できる業務
経費精算の自動化フロー
- 社員がスマホで領収書撮影 → バクラクがAI-OCRで読み取り(日付・金額・店名を自動入力)
- 上長・経理がバクラク上で承認
- 承認完了 → freeeに自動仕訳登録(勘定科目・部門・プロジェクトコードも自動マッピング)
- 月次精算時のfreee仕訳確認・修正が最小化
請求書受取の自動化フロー
- 取引先からの請求書(PDF・郵送スキャン)をバクラクで受け取り
- AI-OCRで請求内容(金額・期日・取引先)を自動読み取り
- 担当者がバクラク上で内容確認・承認
- 承認完了 → freeeに買掛金仕訳を自動登録
- 支払期日管理はfreeeで一元管理
自動化できることのまとめ
| 業務 | バクラク導入前 | バクラク×freee連携後 |
|---|---|---|
| 経費精算入力 | 社員が手入力(30分/月) | レシート撮影のみ(3分/月) |
| 経費の会計入力 | 経理が手動入力(月5〜10時間) | 自動連携でほぼゼロ |
| 請求書の受取・保管 | 紙・メール・Excelで管理 | バクラクで一元管理 |
| 買掛金仕訳 | 経理が手動入力 | 承認後に自動freee登録 |
| 電子帳簿保存法対応 | 別途ツールまたは紙保存 | バクラクで自動対応 |
連携の設定手順(概要)
バクラクとfreeeの連携設定は、バクラクの管理画面から行います。基本的な設定手順を解説します。
基本連携の設定手順
- freee側の設定: freee管理画面でAPI連携アプリを登録(OAuth設定)
- バクラク側の設定: バクラク管理画面 → 連携設定 → freeeを選択 → 認証
- 勘定科目マッピング: バクラクの経費カテゴリとfreeeの勘定科目を対応付け
- 部門・プロジェクトコードのマッピング: バクラクの組織情報とfreeeの部門情報を対応付け
- テスト実行: 少数のテストデータで連携動作を確認
- 本番運用開始
自社設定 vs 外注:どちらが適切か
基本的な連携設定は、IT担当者がいれば自社で設定可能です。ただし以下のケースでは外注(またはコンサル支援)が推奨されます。
- 複数会社・事業所でのfreeeマルチカンパニー対応
- 勘定科目・部門・プロジェクトコードのマッピングが複雑
- 既存の承認フローに合わせたカスタムワークフロー設定
- kintone・Salesforce等との三つ巴連携
- インボイス・電子帳簿保存法の要件が複雑
連携の限界と注意点
バクラク×freee連携で「自動化できないこと」も把握しておくことが重要です。
注意点①:勘定科目マッピングは人間が設定する
AIがレシートから勘定科目を推測しますが、自社のルール(例:会食費は交際費か福利厚生費か)は人間が決めてマッピングする必要があります。最初のマッピング設定が適切でないと、仕訳が間違い続けます。
注意点②:例外処理は人が確認する
AI-OCRの読み取り精度は高いですが100%ではありません。読み取り不明・金額異常・外国語領収書等の例外は人間が確認・修正する必要があります。
注意点③:freeeのプランによる制約
バクラクとの連携に必要なfreeeの機能(API・部門管理・プロジェクト管理等)はプランによって異なります。スタータープランでは一部機能が使えないため、ビジネスプラン以上が推奨されます。
注意点④:インボイス登録番号の確認
インボイス制度対応では、取引先のインボイス登録番号の確認が必要です。バクラクはインボイス番号の自動確認機能を持っていますが、未登録業者との取引処理ルールを事前に決めておく必要があります。
外注する場合の費用相場
| 支援内容 | 費用相場 | 期間 |
|---|---|---|
| 基本連携設定・コンサル | 15万〜30万円 | 1〜2週間 |
| 勘定科目マッピング設計・設定 | 10万〜25万円 | 1〜2週間 |
| 承認ワークフローカスタマイズ | 15万〜30万円 | 1〜2週間 |
| 社員研修・定着化支援 | 10万〜20万円 | 1週間 |
| kintone/Salesforceとの三つ巴連携 | 80万〜200万円 | 2〜3ヶ月 |
シンプルな基本連携なら合計30万〜60万円、複雑な要件(複数会社・外部連携込み)なら100万〜200万円が目安です。
バクラク vs 他経費精算ツールとfreee連携比較
| ツール | freee連携のしやすさ | AI-OCR精度 | 月額費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| バクラク | ◎(公式連携) | ◎ | 10,000円〜 | AI-OCR+インボイス対応が充実 |
| マネーフォワードクラウド経費 | ◎(同社サービス連携も可) | ○ | 5,000円〜 | マネーフォワード会計との親和性高 |
| Concur | ○(設定が必要) | ○ | 要見積 | 大企業・グローバル対応 |
| 楽楽精算 | ○(CSV連携) | △ | 20,000円〜 | 国内企業向け機能が充実 |
freeeを使っている中小〜中堅企業には、公式連携が整備されており設定が比較的シンプルなバクラクが選ばれるケースが多いです。
事例:IT企業E社のバクラク×freee導入
企業概要
従業員30名、ITサービス企業。freee会計を利用。月次の経費精算・請求書処理に経理担当者1名が月20〜25時間費やしていた。
課題
- 経費精算:社員が月末にまとめてExcel入力 → 経理が確認・freeeへ手動転記
- 請求書受取:取引先からPDFをメール受信 → 経理がfreeeに手動入力
- 電子帳簿保存法への対応が未整備
実施内容と費用
- バクラク経費精算・請求書受取を導入
- freeeとの勘定科目マッピング設計(コンサル支援)
- 承認ワークフロー設定(3階層承認フロー)
- 全社員向け研修(1.5時間×2回)
- 電子帳簿保存法対応設定
- コンサル費用:45万円(バクラク・freeeの設定支援)
- バクラク月額:約2万円(30名規模)
結果
- 経理担当者の月次作業:20〜25時間 → 3〜5時間
- 社員の経費精算時間:30分/月(従来)→ 5分/月(スマホ撮影のみ)
- 月末の請求書確認作業:8時間 → 1時間(AI読み取り後の確認のみ)
- 電子帳簿保存法に完全対応
会計×AI・経理DX
バクラク×freee連携の設定・定着化を丁寧にサポート
勘定科目マッピング設計・承認ワークフロー設定・社員研修・電子帳簿保存法対応まで一貫支援。「設定したが使われない」を防ぐ定着化サポート付きです。
よくある質問
- Q. バクラクのAI-OCRはどの程度の精度ですか?
- 鮮明な領収書・請求書では高精度で読み取れますが、手書き・汚れ・外国語等は精度が下がることがあります。最終確認は人間が行う前提で運用することを推奨します。
- Q. バクラクとfreeeの連携は自社で設定できますか?
- IT担当者がいれば基本設定は自社設定が可能です。勘定科目マッピングの設計や複雑なワークフロー設定はコンサル支援を活用することで失敗を防げます。
- Q. バクラクとマネーフォワードクラウドも連携できますか?
- できます。マネーフォワードクラウド・弥生・奉行クラウド等との連携にも対応しています。
- Q. インボイス制度対応の設定は難しいですか?
- バクラクはインボイス番号の自動確認機能を持ち、freeeもインボイス対応済みです。ただし免税事業者からの仕入れ処理等の複雑なルールは税理士と連携して設定することを推奨します。
- Q. バクラク導入後に経理担当者の仕事がなくなりませんか?
- なくなりません。入力・転記等の定型作業が自動化され、例外処理の判断・経営数字の分析・税理士対応等の高付加価値業務に集中できるようになります。
まとめ:バクラク×freee連携で実現できる経理DX
バクラク×freee連携で自動化できる主要な業務をまとめます。
| 業務 | 自動化レベル |
|---|---|
| 経費精算の入力 | ◎(AI-OCRで自動読み取り) |
| 経費の会計転記 | ◎(承認後に自動freee登録) |
| 請求書受取・保管 | ◎(AI-OCR+電子保存) |
| 買掛金仕訳登録 | ◎(承認後に自動freee登録) |
| 電子帳簿保存法対応 | ◎(バクラクが自動対応) |
| インボイス番号確認 | ○(自動確認+例外は人が判断) |
「今の経理業務でどれくらい時間削減できるか確認したい」という方は、まず現状の業務フローをお聞かせください。バクラク×freee連携の効果試算と最適な設定方法をご提案します。
よくある質問(FAQ)
Q. freeeとマネーフォワードはどちらが向いていますか?
スタートアップ・個人事業主・非会計専門家にはfreeeが直感的で使いやすいです。複雑な仕訳が多い企業にはマネーフォワードが向いています。
Q. freeeでインボイス制度に対応できますか?
はい。freee会計・freee請求書では適格請求書発行事業者番号の設定・適格請求書の自動発行・電子帳簿保存法対応に標準対応しています。
Q. freeeをkintoneと連携できますか?
はい。ZapierやMakeを通じてkintoneと連携できます。kintoneの受注データをfreeeに自動転送して請求書を発行するフローが代表的です。
Q. freeeの月額費用はいくらですか?
freee会計のStartプランは月額2,380円/ライセンス〜です。freee人事労務・freee請求書は別途費用が発生します。
Q. デジタル化AI導入補助金でfreee導入は補助されますか?
補助対象となるケースがあります。会計ソフト単体より業務フロー改善として申請した方が採択されやすい傾向があります。