SharePoint のポータル構築を外に頼むとき|費用の見積りの前に、標準の Web パーツで足りる範囲と SPFx の作り込みの範囲を社内で決める

社内ポータルを外に頼むとき、見積りの差は「標準の Web パーツと設定で組む部分」と「SharePoint Framework(SPFx)で作り込む部分」の境目で決まります。発注の前に社内で決めること(誰が載せて誰が承認するか、Teams・ファイルサーバーとの置き場の分担、標準と作り込みの線引き)と、見積りの行の読み方を、Microsoft の公式情報で整理しました。

この記事をシェア:
目次 クリックで開く

この記事の要点

  1. ポータルを外に頼むとき、見積りの差は「標準の Web パーツと設定で組む部分」と「SharePoint Framework(SPFx)で作り込む部分」の境目で決まる。Microsoft はポータルに、ホームページにサイト ページを持つコミュニケーション サイトを強く勧めていて、ニュース・クイック リンク・イベント・ドキュメント ライブラリなどの標準の部品が用意されている。
  2. 発注の前に社内で決めるのは、誰が載せて誰が承認するか(所有者・メンバー・訪問者、ページ承認の承認者)、ポータルに置くものと Teams・ファイルサーバーに置くものの分担、標準で組む範囲と作り込む機能の線引きの3つ。
  3. 作り込み(SPFx)は、開発に加えて、アプリ カタログへの展開と管理者の信頼の操作、1ページ20個という Web パーツ数の推奨上限の中に収めることが要る。見積りは、標準の範囲と作り込みの範囲を別の行で出してもらうと読める。外注費の金額は Microsoft の公式情報に無いため、この記事は金額を書かない。

ポータルは、標準の部品から順に積み上げ、足りない所だけを作り込む

段の順は当社の整理。Microsoft は SPFx を、開発者に推奨する SharePoint のカスタマイズと拡張のモデルとしている

1段目標準で組む

コミュニケーション サイトに、標準の Web パーツ(ニュース・クイック リンク・イベント・ヒーロー・ドキュメント ライブラリなど)を並べる

承認が要るなら、Power Automate のページ承認フローを足す

2段目設定で広げる

ホームサイト・ハブサイト・オーディエンス ターゲティングで、全社の入口・サイト間のナビゲーション・対象者ごとの出し分けを整える

Teams で開くには、Teams の SharePoint アプリ(旧 Viva Connections)を使う

3段目作り込む(SPFx)

標準の部品では出せない機能だけを、カスタム Web パーツや拡張機能として開発し、アプリ カタログから展開する

1ページの Web パーツ数の推奨上限(20個)には、カスタムも数える

出典:Microsoft Learn「健全な SharePoint ポータルを作成し起動する」、「SharePoint Framework の概要」、「SharePoint ホーム サイトを計画、構築、起動する」、「SharePoint モダン ポータル サイトの制限」(2026年10月4日確認)

社内ポータルを外に頼むとき、最初に決めるのは画面の見た目ではありません。誰がページを載せて誰が承認するか、ポータルに何を置いて Teams やファイルサーバーに何を置くか、標準の部品で組む範囲と作り込む範囲の線引きの3つです。ここが決まっていないと、見積りの金額の差が、何の差なのか読めません。

Microsoft は、ポータルには、コミュニケーション サイトを、ホームページにサイト ページを持つ構成で使うことを強く勧めています。サイト ページなら、標準の Web パーツも、カスタムの Web パーツも、拡張機能も使えます(Microsoft Learn、2026年10月4日確認)。標準の部品で組める範囲が広く、作り込みは、そこで足りない部分に絞れるということです。

外注費の金額は Microsoft が公表しておらず、この記事は金額を書きません。代わりに、見積りの行を「標準の範囲」と「作り込みの範囲」に分けて読む方法を示します。関係する話は別の記事で扱っています。オンプレミスの SharePoint Server の話はSharePoint Server 2016・2019 のサポート終了の記事、取引先との共有はSharePoint・OneDrive の外部共有の記事、データの戻せる期限はMicrosoft 365 のバックアップの記事、ファイルサーバーからの移行はファイルサーバーのクラウド移行の記事にあります。

外に頼む前に社内で決めること:誰が載せ、誰が承認するか

Learn は、ポータルを、コンテンツを読む閲覧者が多数いるイントラネット上の SharePoint サイトと説明しています。サイトとコンテンツを作る人は比較的少なく、ほとんどの訪問者は読むだけです(Microsoft Learn)。この形が、権限と承認の決め方をそのまま決めます。

ポータルの権限は3つのグループで持つ。載せる人は少なく、読む人は多い

コミュニケーション サイトは Microsoft 365 グループに接続されず、この3つの SharePoint グループで権限を管理する

少数所有者

サイトの持ち主。通常は1人以上

外注先を所有者にするかどうかは、発注の前に決める(当社の整理)

少数メンバー

サイトのコンテンツを作る人。比較的少数

編集権限を持つ人は、1サイトあたり200人までが推奨の上限

多数訪問者

情報を読む人。多数。セキュリティ グループを入れる場所として向く

ネストしたセキュリティ グループは、性能の問題を起こしうるため勧められていない

出典:Microsoft Learn「SharePoint モダン エクスペリエンスでの共有とアクセス許可」、「SharePoint モダン ポータル サイトの制限」(2026年10月4日確認)

権限は、コミュニケーション サイトでは所有者・メンバー・訪問者の3つの SharePoint グループで持ちます。個人、セキュリティ グループ、Microsoft 365 グループを、どれかに入れて権限を渡します。多数の社員を訪問者に入れるには、セキュリティ グループを使うのが簡単です(Microsoft Learn)。決めておくのは、所有者とメンバーに誰を入れるか、外注先の担当者に所有者の権限を残すかどうかです。納品のあとに、権限の持ち主がいなくなる状態を避けるためです。

次に、載せる前に承認が要るかどうかを決めます。承認が要るなら、Power Automate のページ承認フローを使えます。SharePoint のサイト管理者が、新しいページや変更したページを公開する前に承認を求める設定で、承認者は少なくとも1人を入れます。承認者には、ページが追加・変更されるたびにメールで要求が届きます(Microsoft Learn)。

ページ承認フローの流れ(Power Automate)

設定できるのは SharePoint のサイト管理者。承認者は1人以上を入れる

作成者が保存ページを追加・変更して保存する
承認者へ依頼承認者にメールで承認要求が届く
承認者が確認メールの上で、またはページを開いて SharePoint で承認する
公開される承認を経て公開される

出典:Microsoft Learn「Power Automate による SharePoint ページの承認の管理」。承認後の公開は、同ページの「公開する前に承認を求める」という説明による(2026年10月4日確認)

ホームサイトの構築の手順にも、「コンテンツ承認フローを有効にする」が入っています。高品質なコンテンツだけを公開するためです(Microsoft Learn)。決めておくのは、承認者を誰にするか、承認者が複数かどうかです。承認者が不在のときの扱いは、確かめた Learn のページに書かれていないため、運用の側で先に決めておく必要があります。なお、ページ ライブラリでは、このフローが使う特定のトリガーとアクションだけがサポートされています。

この2つが決まると、発注先に渡す条件が変わります。「ページを載せる人は数名、読む人は全社員、公開前に部長が承認する」と書けば、権限の設計と承認フローの設計が、標準の機能の範囲で見積りに乗ります。当社のワークスペースの利用支援でも、こうした権限と承認の決めごとの整理を扱っています。

標準の機能で組める範囲:サイトの種類・Web パーツ・ホームサイト

サイトの種類は、先に決まります。Learn では、最新のチーム サイトを、プロジェクトや関心グループなどの共同作業の場として設計されたものとしています。アプリのページの種類は、SharePoint Online の特定のビジネス アプリケーション用で、チーム サイトやポータルとしては設計されていません。ポータルには、コミュニケーション サイトです(Microsoft Learn)。タウン ホールやライブ イベントをポータルで開くことは勧められておらず、Teams のライブ イベントや Viva Engage が案内されています。

標準の部品で、何ができるかを表にしました。左の列は、ポータルでよく求められるものです。右の列の内容は、確かめた公式のページに書かれていることだけです。

標準で用意されているもの(2026年10月4日確認)
作りたいもの標準で使うもの書かれていること
お知らせ・社内ニュースニュース Web パーツホームサイトから出したニュースは、組織の公式ニュースとして扱われる(Microsoft Learn)
リンク集・よく使うサイトへの入口クイック リンク項目を「ピン留め」して開きやすくする(Microsoft サポート)
行事・予定イベント今後のイベントを表示する(Microsoft サポート)
規程・様式などの文書ドキュメント ライブラリ、ファイルとメディアライブラリを見せ方を変えて表示できる。Word・Excel・PowerPoint・PDF なども挿入できる(Microsoft サポート)
トップで目立たせたい内容ヒーロー最大5つの項目を視覚的に見せる(Microsoft サポート)
読む人ごとの出し分けオーディエンス ターゲティングナビゲーション リンク、ニュース、特定の Web パーツに使える(Microsoft Learn)
全社の入口ホームサイトイントラネット全体の検索、公式ニュースのソース、アプリ バーのグローバル ナビゲーションが使える(Microsoft Learn)
複数のポータルをまとめるハブサイト共有のナビゲーションとテーマを持つ。サイトを関連付けられる人は、管理者が指定する(Microsoft Learn)
公開前の承認ページ承認フロー(Power Automate)サイト管理者が設定する。政府機関向けのクラウドでは使えない(Microsoft Learn)
Teams の中で開くTeams の SharePoint アプリ(旧 Viva Connections)作るには E・F・A のライセンスの種類が要る。2つ以上の体験を作るには Viva のライセンスが要る(Microsoft Learn)

表の最後の行にあるとおり、Teams の中でポータルを開く SharePoint アプリは、標準の機能でも、ライセンスの条件が付きます。E・F・A のライセンスの種類のユーザーは、1つの体験を作って使えます。2つ以上の体験を作るには、組織の全員が Viva Suite などのライセンスを持つ必要があります(Microsoft Learn)。作り込みの有無とは別に、見積りの前に確認しておく点です。

標準の部品は、どれだけ並べてもよいわけではありません。Microsoft は、性能を保つための推奨の上限を示しています。1ページの Web パーツは、標準とカスタムを合わせて20個まで、最新のデータを取りにいく動的 Web パーツは4個までです。上限は折りたたみに全部入れました。

ポータルの推奨上限(Microsoft Learn)

Microsoft が、モダンのポータル サイトに示している推奨の最大値です。性能を保つための推奨として書かれています(Microsoft Learn)。標準とカスタムの区別なく、見積りの条件に入れておきます。

  • ページとニュース アイテム:サイトあたり5,000件
  • ページ上の Web パーツ:1ページあたり20個(標準とカスタムの合計)
  • ページ上の動的 Web パーツ:1ページあたり4個(ニュース Web パーツなど、最新のデータを取りにいくもの)
  • セキュリティ グループ:サイトあたり20
  • サイト ナビゲーション内の項目:サイトあたり100
  • 画像:1枚あたり300KB
  • 編集権限を持つユーザー:サイトあたり200人
  • サード パーティの iFrame:1ページあたり2つ

作り込み(SPFx)が入る範囲:何ができ、何が見積りに乗るか

標準の部品で出せないものを作るときの、Microsoft が勧める方法が、SharePoint Framework(SPFx)です。クライアント側の SharePoint 開発のためのページと Web パーツのモデルで、SharePoint Online、Microsoft Teams、Microsoft Viva Connections のカスタマイズと拡張に使えます。Learn は、SPFx を開発者に推奨するカスタマイズと拡張のモデルとしています。iFrame を使わず、JavaScript がページに直接組み込まれ、React、Vue.js などの JavaScript フレームワークを選べます。

開発の道具は、npm、TypeScript、Yeoman、webpack、gulp などのオープンソースのツールが中心です。主に C# で開発してきた人には、クライアント側の JavaScript の学習が追加で必要と、Learn は書いています。つまり、SPFx を引き受けられる開発会社は、Web フロントエンドの技術を持つ会社です。

作った Web パーツは、そのままでは使えません。パッケージ化して、アプリ カタログに展開し、サイトにインストールしたうえで、ページに置きます。完全信頼のソリューションなので、展開のときに、信頼するかどうかを問う画面が出ます(Microsoft Learn)。Learn は、SPFx のクライアント側のソリューションを、テナント管理者かその代理人が承認すると書いています。作り込みが入ると、開発の費用だけでなく、展開の作業と管理者の権限の関わり方も、見積りに入ることになります。

SPFx のカスタム Web パーツがページに載るまで

Web パーツを作るクライアント側の JavaScript/TypeScript で開発し、ローカルで確かめる
バンドルとパッケージ化gulp bundle、gulp package-solution で .sppkg ファイルを作る
アプリ カタログへ.sppkg をアップロードする。完全信頼のソリューションなので、信頼するかどうかを問う画面が出る
展開「展開」を選ぶ。エラーはアプリ カタログの列で確かめる
サイトに追加サイトに「アプリの追加」でインストールする
ページに置くページの編集で、Web パーツの選択画面から選ぶ

出典:Microsoft Learn「クライアント側の Web パーツを SharePoint ページに展開する」(Hello World の手順)。展開の細部は、環境と SPFx のバージョンで変わりうる(2026年10月4日確認)

作り込みを入れるかどうかは、4つの問いで分かれます。当社の整理で、Microsoft の判断基準ではありません。

標準で組むか、SPFx で作り込むかの分かれ目

当社の整理(Microsoft の判断基準ではない)

1

標準の Web パーツと、ホームサイト・ハブサイトの機能で、同じ内容を出せないか

まず標準の側で組めるかを見て、残った部分だけを作り込みの候補にする

2

出せない部分は、画面の見せ方か、外のデータの取り込みか

作り込みの中身を、発注の前に言葉にしておくと、見積りの行が分かれる

3

1ページの Web パーツ数は、推奨上限の20個の中に収まるか

標準の Web パーツとカスタム Web パーツの両方を数える

4

納品後に、作り込んだ部分を直す人は決まっているか

SPFx は JavaScript/TypeScript の開発。C# 中心の開発者は、追加の学習が要ると Learn は書く

標準で出せない部分が残る作り込みを見積りに入れる段階。標準の部分と別の行にして、保守の担当まで決める
標準で出せる標準で組める可能性が高い。権限・承認・置き場の分担の決めごとに時間を使う

出典:Microsoft Learn「SharePoint Framework の概要」、「SharePoint モダン ポータル サイトの制限」(2026年10月4日確認)

カスタムの拡張機能には、最適化の案内が、Learn のポータルの健全性のページから別に用意されています(Microsoft Learn)。作り込んだ部分の性能は、納品の前に、発注先と一緒に確かめる項目です。

Teams・ファイルサーバーとの分担:ポータルは入口、置き場は別

ポータルに、ファイルの実体まで置くかどうかは、Teams とファイルサーバーの扱いで決まります。Teams では、チームを作ると SharePoint のサイトが自動で作られ、チームのファイルは、そのサイトに保存されます。標準チャネルの[ファイル]のタブは、親サイトの既定のライブラリのフォルダーに接続されます。プライベート・共有チャネルには、チャネルごとの別のサイトがあります(Microsoft Learn)。

ポータルは入口。ファイルの置き場は別に決める

ポータル

コミュニケーション サイト

  • Microsoft 365 グループに接続されない
  • 所有者・メンバー・訪問者の3グループで権限を持つ
  • 多数の訪問者に情報を見せる場所

権限を決める場所:SharePoint のサイト

Teams

チームの SharePoint サイト

  • チームを作ると、SharePoint サイトが自動で作られる
  • 標準チャネルの[ファイル]は、親サイトの既定のライブラリのフォルダー
  • プライベート・共有チャネルは、チャネルごとに別のサイト

権限を決める場所:Teams(Learn は Teams での管理を勧める)

ファイルサーバー

移したあとのライブラリ

  • Migration Manager は、SMB 2.0 以降のファイル共有から SharePoint・OneDrive・Teams へ移す
  • 移せるファイルは250GBまで
  • 移す人は、移行先の管理者と、移行元の読み取り権限が要る

移す前に:権限の棚卸し(別の記事で解説)

出典:Microsoft Learn「SharePoint モダン エクスペリエンスでの共有とアクセス許可」、「Teams と SharePoint の統合」、「Migration Manager を使用してファイル共有を Microsoft 365 に移行する」(2026年10月4日確認)

権限を決める場所が、分かれます。Teams と結び付いたサイトの権限は、Teams で管理することを Learn は勧めています。ポータルのコミュニケーション サイトは Microsoft 365 グループに接続されないため、SharePoint の3つのグループで管理します。Teams のチームのメンバーに、ポータルのコンテンツを作ってもらいたいときは、チームに関連付いた Microsoft 365 グループを、コミュニケーション サイトのメンバー グループに入れられます(Microsoft Learn)。

ファイルサーバーのファイルは、ポータルではなく、移した先の SharePoint のサイトのライブラリに置くのが、権限の面で整理しやすい形です。これは当社の整理です。ポータルのページには、ドキュメント ライブラリの Web パーツで、そのライブラリを見せることができます。移行の手段には Migration Manager があり、移行元のファイルサーバーが SMB 2.0 以降に対応し、移すファイルが250GB以下であることが前提です(Microsoft Learn)。移す前の権限の棚卸しは、ファイルサーバーのクラウド移行の記事で扱っています。

見積りの読み方:標準の範囲と作り込みの範囲を、別の行で出してもらう

ここまでの内容を、見積りの行に当てはめます。同じ要件を複数の会社に出すときは、次の行ごとに、標準の範囲か作り込みかを分けて出してもらうと、金額の差が何の差かが読めます。右の列は、当社の整理です。

見積りの行を、標準の範囲と作り込みの範囲に分けて読む
見積りの行標準の範囲なら作り込みが入るなら確認すること(当社の整理)
サイトの構成コミュニケーション サイト。必要ならハブサイト・ホームサイト—入口を何本にするか。ハブでまとめるか
ページと Web パーツの配置標準の Web パーツを並べるカスタム Web パーツを置く1ページの Web パーツ数が、推奨の20個に収まるか
権限の設計所有者・メンバー・訪問者の3グループ。訪問者にセキュリティ グループ—誰を所有者にするか。外注先に権限を残すか
承認Power Automate のページ承認フローフローの中のロジックを足す(サイト所有者が変更できる)承認者は誰か。不在のときの代わり(Learn には書かれていない)
対象者ごとの出し分けオーディエンス ターゲティング—出し分けの単位。セキュリティ グループの数
標準に無い機能—SPFx の開発、アプリ カタログへの展開、サイトへの追加標準で出せない理由を言葉にしてあるか
ファイルの移行Migration Manager など—移す前の権限の棚卸しは、誰がやるか
公開前の確認ページ診断ツールで性能を確かめる。起動スケジューラで段階的に公開する拡張機能の最適化段階の公開に、どの部署を先に入れるか
納品後の保守ページの編集と承認は、社内の作成者が行うSPFx の部分は、JavaScript/TypeScript の技術者が要るソースの引き渡しと、直す人が決まっているか

公開の前には、Microsoft の案内に沿って、ページ診断ツールで性能を確かめます。公開は、ポータル起動スケジューラで、利用者のグループを分けて段階的に行う方法が、ホームサイトの手順に書かれています(Microsoft Learn)。発注先の作業に、この確認と段階の公開が入っているかを、見積りの行で見ておきます。

この記事で確かめられなかったこと
  • 外注費の金額・工数:Microsoft の公式情報に無いため、書いていません。見積りの読み方だけを示しました
  • SPFx の開発の期間・人数:公式の記述が見つからなかったため、書いていません
  • SharePoint を使えるライセンスの範囲:この記事では確かめていません。Teams の SharePoint アプリについてだけ、ライセンスの種類を書いています
  • ページ承認フローの、承認者が不在のときの扱い:確かめた Learn のページには書かれていません
  • 標準の Web パーツの一覧:Microsoft サポートのページに挙がっているものの一部です。機能は更新されるため、最新の版は管理画面で確かめてください
  • Learn の各ページの日付:ポータルの健全性は2026年6月、ホームサイトは同年7月、Teams と SharePoint の統合は同年6月、ポータルの制限は2024年6月(ページに書かれた日付)です。仕様は動くため、発注の前に最新の版を見てください

標準の部品でどこまで組み、どこから作り込むかの線引きは、Aurant Technologies が移行と設定のスポット相談で扱っているほか、利用支援の中でも整理しています。

Microsoft 365・Google Workspace の移行と設定のスポット相談

メールの移行、ドメインとDNS、共有アドレスや代理人の権限、新しいOutlookへの切り替え、Copilot・Geminiを使うときの社内ルール。調べた手順で直らないとき、同じことが何人もで起きているときに、いま困っていることを1件から相談できます。

AT
aurant technologies 編集

上場企業からスタートアップまで、数多くのデータ分析基盤構築・AI導入プロジェクトを主導。単なる技術提供にとどまらず、MA/CRM(Salesforce, Hubspot, kintone, LINE)導入によるマーケティング最適化やバックオフィス業務の自動化など、常に「事業数値(売上・利益)」に直結する改善実績多数。

この記事が役に立ったらシェア:

導入・外注のご相談

進め方と、費用が何で決まるかをお伝えします。

費用感だけのご相談でも構いません。フォームで相談する費用の考え方を見る