DX推進室の立ち上げ方【2026年版】体制・役割・ロードマップ設計

社内DX推進室を立ち上げるための体制設計・役割定義・ロードマップの作り方を解説。中小〜中堅企業がDX内製化を進めるための実践ガイドです。

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DX推進室の立ち上げ方【2026年版】

体制設計・役割定義・ロードマップ・優先施策の選定まで、DX内製化を実現するための全工程を解説します。

DX推進室が必要な理由

kintone デモ スクリーンショット
kintone デモ デモアニメーション

デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するには、個別のシステム導入ではなく全社的な変革を推進する専任組織が不可欠です。経済産業省の「DXレポート」では、IT部門がDXを主導しようとした場合に「レガシーシステムの保守で手が回らない」という問題が指摘されており、業務部門と連携した専任のDX推進室設置が推奨されています。

DX推進室の基本体制

役割 人数目安 主な責務
DX推進責任者(CDO) 1名 全社DX戦略立案・経営層との橋渡し
プロジェクトマネージャー 1〜2名 個別DXプロジェクトの推進・進捗管理
業務改革担当 1〜2名 業務フロー分析・要件定義・現場との調整
デジタル技術担当 1〜2名 システム選定・実装・データ分析
チェンジマネジメント担当 1名 組織変革・社員研修・定着化支援

中小企業では専任組織でなく、現業務を持つ兼任メンバーで立ち上げるケースも多いです。その場合、DX専任時間を週に一定時間確保する約束を組織として取り決めることが重要です。

DXロードマップの設計

Phase 1(0〜6ヶ月):基盤整備

現状の業務フロー・システムの棚卸しを行い、DXで解決すべき課題をリスト化します。Excelや紙で行っている業務の洗い出し、全社データの所在確認、クラウドツールの基盤(ID管理・認証)整備がこのフェーズの重点です。

Phase 2(6〜18ヶ月):重点施策の展開

業務効率化・顧客接点改善・データ活用など優先度の高い施策を実行します。kintoneやSalesforce等のプラットフォームを活用した業務アプリ化、RPAによる定型業務自動化などが典型的な施策です。

Phase 3(18ヶ月〜):継続的改善・AI活用

蓄積されたデータをAIで分析し、需要予測・品質改善・顧客行動分析へと活用範囲を広げます。DXの成熟とともに内製化も進め、外部依存を段階的に低下させていきます。

DX推進室が陥りやすい失敗

失敗パターン 対策
経営層のコミット不足で予算・権限が得られない CDOを役員級に任命し、経営会議で定期報告する仕組みを作る
IT部門と現場が対立する 業務部門からDX室に兼任メンバーを派遣し、現場の声を内側に取り込む
目に見える成果が出ずに予算削減される 最初の6ヶ月でクイックウィン(小さな成功)を意図的に作る
ツール導入だけで終わる ツール後の業務プロセス変革・評価制度変更まで設計する

DX推進室の立ち上げはAurant Technologiesへ

DX戦略立案・ツール選定・実装・社内研修まで、DX推進を一貫してサポートします。まずは無料相談をご活用ください。

DX推進を相談する

よくある質問

Q. 中小企業でもDX推進室は必要ですか?
A. 専任部署を設けるのが難しい場合でも、「DX担当者」を指名して定期的にDX施策を推進する仕組みを作ることが重要です。専任部署がなくても、経営者の強いコミットがあればDXは進められます。
Q. DX推進室とIT部門の違いは何ですか?
A. IT部門は既存システムの安定運用が主な役割です。DX推進室は業務変革・新技術活用・組織文化変革を担います。両者が連携することでDXは加速します。

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システム導入・DX戦略

ERP・基幹システムの刷新、SaaS選定・導入支援、DX戦略立案まで対応。中小企業のDX推進を一気通貫でサポートします。

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aurant technologies 編集

上場企業からスタートアップまで、数多くのデータ分析基盤構築・AI導入プロジェクトを主導。単なる技術提供にとどまらず、MA/CRM(Salesforce, Hubspot, kintone, LINE)導入によるマーケティング最適化やバックオフィス業務の自動化など、常に「事業数値(売上・利益)」に直結する改善実績多数。

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