SQL Server 2014 の ESU(延長セキュリティ更新)3年目が2027年7月12日に終わる|古い業務アプリのデータベースを、上げる・移す・残すで決める

Microsoft の2027年のサポート終了の表では、SQL Server 2014 の ESU 3年目が7月12日、SQL Server 2017 が10月12日に終わります。自社の版の確かめ方、ESU が守る範囲、上げる・移す・残すの分かれ目を、Microsoft の公式情報で整理しました。

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この記事の要点

  1. SQL Server 2014 の延長サポートは2024年7月に終わり、いまは有料の ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)で更新を受ける段階にある。Microsoft の「2027年のサポート終了」の表では、その ESU の3年目(最後の年)が2027年7月12日、SQL Server 2017 が10月12日。ESU は最大3年間で、その先はない。
  2. 期限は DB だけの話ではない。SQL Server を載せた Windows Server 2016 は2027年1月12日に終わり、DB より先に来る(当社の読み取り)。DB の版と OS の版は、一緒に決める。
  3. 選べるのは「上げる」「移す」「残す」の3つ。残す場合の上限も2027年7月で、最初にやるのは、自社の版・SP・エディション・互換性レベルを調べ、アプリの提供元に対応版を確かめること。

2027年に来る3つの期限(確認日から数えた日数つき)

日付は Microsoft の「2027年のサポート終了」の表。日数は2026年10月5日から当社が数えた

2027年1月12日

Windows Server 2016

  • SQL Server を載せているサーバーOS
  • 同じ日に、.NET Framework 4.6.2、IIS 10 on Windows Server 2016 も終わる

確認日から:99日

2027年7月12日

SQL Server 2014(ESU 3年目)

  • 延長サポートは2024年7月に終了済み
  • ESU は1年目が2024年7月から、3年目が2026年7月から。これが最後の年

確認日から:280日

2027年10月12日

SQL Server 2017

  • 通常のサポートは2022年10月に終了済み
  • SQL Server 用の ESU の説明が対象に挙げるのは、2014 と 2016 だけ

確認日から:372日

出典:Microsoft Learn「2027 年のサポート終了」、SQL Server 2014 のライフサイクル、SQL Server 用の延長セキュリティ更新プログラムとは(2026年10月5日確認)

SQL Server 2014 は、延長サポートが2024年7月9日に終わり、いまは有料の ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)で更新を受ける段階です。Microsoft の「2027 年のサポート終了」の表には、その ESU の3年目、つまり最後の年が2027年7月12日、SQL Server 2017 が2027年10月12日と載っています。確認した2026年10月5日から数えて、280日、372日です。

ESU は、延長サポートの終了から最大3年間です。3年目が終わると、Microsoft からのセキュリティ更新は出なくなります。この記事は、10年ほど前に作った販売・生産管理などの業務アプリが、SQL Server 2014 で動いている会社に向けて、自社の版の調べ方、ESU が守る範囲、上げる・移す・残すの分かれ目を、この順で整理します。ESU をまだ買っていない場合も、同じ順で読めます。

表に出ている日付と仕様は Microsoft の公式の情報で、確かめ方の順番や問いの立て方は当社の整理として書き分けます。Access から SQL Server へ移す話は別の記事、載せている Windows Server 2016 はこちら、.NET Framework 4.6.2 など業務アプリを動かす部品はこちらに書きました。この記事では、すでに動いている SQL Server の期限に絞ります。古い業務システムの現状整理から相談したい場合は、当社の古い業務システムの移行・保守の案内を使えます。

SQL Server の期限は版ごとに違い、2014 の ESU は2027年7月12日で終わる

SQL Server は、版ごとにサポート期間が決まっています。Microsoft の説明では、各版は5年間の通常のサポートと5年間の延長サポートを合わせた、少なくとも10年間のサポートが付き、延長サポートには、セキュリティ更新だけが含まれます(SQL Server のサポート終了オプション)。2014 は、その10年が2024年7月に終わっています。

SQL Server の版ごとのサポート期間(月までの表記は、各版のライフサイクルのページから当社が写した)
版通常のサポート(メインストリーム)の終了延長サポートの終了延長サポートのあと
SQL Server 20142019年7月2024年7月9日ESU は最大3年間。3年目の終了は2027年7月12日
SQL Server 20162021年7月2026年7月14日ESU が使える(Microsoft の説明の対象)
SQL Server 20172022年10月2027年10月12日ESU の説明の対象には載っていない
SQL Server 20192025年2月2030年1月—
SQL Server 20222028年1月2033年1月—
SQL Server 20252031年1月2036年1月—

ESU の対象になっているのは、Microsoft の説明では SQL Server 2014 と 2016 です(SQL Server 用の延長セキュリティ更新プログラムとは)。2017 は延長サポートが2027年10月12日までで、ESU の説明には載っていません。2014 の ESU は、1年目が2024年7月、2年目が2025年7月、3年目が2026年7月に始まり、3年目が2027年7月12日に終わります(SQL Server 2014 のライフサイクル)。

期限までの日数(2026年10月5日から数えて)

日数は確認日から各期限の日までを当社が数えた(検算済み)。載せている OS のほうが先に来る

Windows Server 2016(2027年1月12日)99日後
SQL Server 2014 の ESU 3年目(2027年7月12日)280日後
SQL Server 2017(2027年10月12日)372日後

出典:Microsoft Learn「2027 年のサポート終了」(2026年10月5日確認)

図のとおり、DB の期限より先に、載せているサーバーの OS の期限が来ることがあります。Windows Server 2016 は2027年1月12日で、SQL Server 2014 を Windows Server 2016 の上で動かしている場合は、OS のほうが約半年早く終わります(当社の読み取り)。OS の側の考え方は、Windows Server 2016 の記事に書きました。

自社の SQL Server が何版かを、3か所で確かめる

「SQL Server 2014 で動いているはず」という記憶が、実際の版と違うことがあります。確かめる場所は3つあります。1つ目は、サーバーに入っている版です。SELECT @@VERSIONは、SQL Server の版、ビルド日、エディション、OS の版を1つの文字列で返し、SERVERPROPERTYは、ProductVersion(版)、ProductLevel(RTM か SP か)、Edition(エディション)を、項目ごとに返します。

自社の SQL Server を確かめる3か所

1と2は SQL Server に問い合わせて分かる。3は契約書と提供元への問い合わせで分かる

1. サーバーに入っている版

バージョン・SP・エディション

  • SELECT @@VERSION は、版・ビルド日・エディション・OS の版を1つの文字列で返す
  • SERVERPROPERTY の ProductVersion・ProductLevel・Edition は、項目ごとに返す

2. データベースごとの互換性レベル

sys.databases の compatibility_level

  • SQL Server 2014 の既定は120
  • 版を上げても、この値は自動では変わらない

3. 契約と、アプリの提供元

ソフトウェアアシュアランスと対応版

  • ESU の受け方は、ソフトウェアアシュアランスの有無で変わる
  • アプリが新しい版に対応しているかは、提供元に確かめる(当社の整理)

出典:@@VERSION、SERVERPROPERTY、ALTER DATABASE の互換性レベル(2026年10月5日確認)

2つ目は、データベースごとの互換性レベルです。SELECT name, compatibility_level FROM sys.databases で見られます。SQL Server 2014 の既定は120で、版を上げても、既存のデータベースの値は自動では変わりません(ALTER DATABASE の互換性レベル)。互換性レベルが何を意味するかは、次の「上げる」で説明します。

バージョン番号と SQL Server の版の対応
データベース エンジンのバージョン製品既定の互換性レベル
12SQL Server 2014120
13SQL Server 2016130
14SQL Server 2017140
15SQL Server 2019150
16SQL Server 2022160
17SQL Server 2025170

Microsoft のドキュメントの互換性レベルの表から抜き出しました(ALTER DATABASE の互換性レベル)。ProductVersion は「メジャー.マイナー.ビルド.リビジョン」の形で、先頭の数がこの表のバージョンに当たります。

ここで、見落としやすい点が2つあります。1つ目は、ProductLevel です。ESU を受けるには、最新のサービスパックを当てた状態が要ると、Microsoft の Q&A は書いています。SQL Server 2014 の最新は SP3 で、2022 や 2025 へ直接アップグレードできる元も、2014 の SP3 以降です。2つ目は、エディションです。ESU を購読できるのは Enterprise と Standard で、Express・Web・Developer は購読できません(ESU の Q&A)。小さな業務アプリが Express で動いている場合は、ESU という選択肢がそもそも使えません。

ESU が守るものと、守らないもの

ESU は、期限後の SQL Server を、通常のサポートと同じように守るものではありません。含まれるのは、MSRC が「重大」と評価したセキュリティ更新で、定期の配信は無く、そのような脆弱性が出たときに提供されます。新機能、機能強化、お客様の要望による修正は含まれません(SQL Server 用の延長セキュリティ更新プログラムとは)。ESU を持たない状態では、サポート プランがあっても、サポートチケットを起票できません(ESU の Q&A)。

ESU が守るものと、守らないもの

SQL Server の更新は、毎月ではなく、必要が生じたときに出る

ESU に含まれる

有料の購読で、最大3年間

  • Microsoft の脆弱性対応の部署(MSRC)が「重大」と評価したセキュリティ更新
  • 最新の累積更新(CU)を含む
  • ESU の更新そのものに関わる問題へのテクニカルサポート

配信:定期ではなく、重大な脆弱性が出たとき

ESU に含まれない

別の手当てが要る

  • 新機能・機能強化・お客様の要望による修正
  • セキュリティ以外のバグの修正
  • ESU の購読が無い状態での、サポートチケットの起票

代わりにならないもの:サードパーティのアプリ制御ソフト(Microsoft の Q&A)

出典:SQL Server 用の延長セキュリティ更新プログラムとは、ESU の Q&A(SQL Server)(2026年10月5日確認)

受け方は、3通りです。オンプレミスのまま受けるには、ソフトウェアアシュアランスつきの契約があるか、Azure Arc に接続して従量課金を有効にするかのどちらかです。Azure の仮想マシンへそのまま移す場合、SQL Server 2014 の ESU は無料です。

ESU の受け方(SQL Server 2014 の場合)

どれも、対象は Enterprise と Standard。Express・Web・Developer は購読できない

A. オンプレミスのまま

ソフトウェアアシュアランスあり

  • EA・EAS・SCE・EES のいずれかの契約に基づくソフトウェアアシュアランスが要る
  • サーバーを Azure Arc に接続して購読する(接続自体は無料)

B. オンプレミスのまま

ソフトウェアアシュアランスなし

  • Azure Arc に接続し、従量課金の課金オプションを有効にすると受けられる
  • Arc に接続できない場合は、ボリューム ライセンスで買える可能性がある(Microsoft のアカウントチームへ)

C. Azure の仮想マシンへ

そのまま移す

  • SQL Server 2014 は、Azure VM(と Azure VMware Solution)へそのまま移すと、ESU が無料
  • 無料なのは ESU の期間が終わるまで。2016 は有料

出典:SQL Server 用の延長セキュリティ更新プログラムとは、ESU の Q&A、Azure VM 上の SQL Server の ESU(2026年10月5日確認)

費用について、Microsoft は SQL Server のサポート終了オプションで、ESU の年間のコストをオンプレミスのライセンス費用の約75%と説明しています。ライセンスは仮想コア単位で、仮想マシンごとに最低4コアです。いま購読を始めると、現在の ESU 期間の開始時点にさかのぼって、1回限りの請求が発生します(ESU の Q&A)。ESU は、最大3年間の時間稼ぎの手段で、その先は、上げるか移すかのどちらかが要ります。

上げる・移す・残す:アプリが対応しているかが分かれ目になる

SQL Server 2014 のあとの選択肢は、3つに整理できます。Microsoft も、サポート終了後の選択肢として、新しい版へのアップグレード、Azure のサービスへの移行、ESU を購読して現在の環境にとどまることを挙げています。分かれ目になるのは、業務アプリが新しい版・新しい環境で動くかどうかです(当社の整理)。

上げる・移す・残す、の3つ

どれが正しいかではなく、アプリごとに選ぶ。「残す」は選択肢であって、終着点ではない

上げる

オンプレミスで新しい版へ

  • SQL Server 2014 の SP3 以降から、2022 と 2025 へ直接アップグレードできる
  • 互換性レベルを元の値に保てば、アプリの動作を変えにくい(Microsoft の説明)
  • OS の条件がある:2022 は Windows Server 2016 以上、2025 は 2019 以降

先に確かめること:アプリの提供元の対応版と、載せる OS

移す

Azure のサービスへ

  • Azure SQL Managed Instance:オンプレミスの SQL Server に近い機能で、更新やバックアップを任せられる
  • Azure VM 上の SQL Server:OS と SQL Server は自分で管理する
  • Azure SQL Database:クロスデータベースのクエリやエージェントのジョブを使うアプリは、変更が要ることがある

先に確かめること:アプリが使っている機能の違い

残す

期限まで ESU で延ばす

  • オンプレミスで ESU を購読するか、Azure VM へそのまま移す(2014 は無料の ESU)
  • 期限は同じ。3年目が終わる2027年7月12日が上限
  • アプリの再認定に時間が要るとき、時間を稼ぐ手段として Microsoft が挙げている

先に確かめること:期限までに、上げるか移すかの作業を終える段取り

出典:SQL Server のサポート終了オプション、アップグレード(SQL Server 2022)、同(2025)、2022 の要件、2025 の要件(2026年10月5日確認)

「上げる」で、アプリへの影響を小さくする仕組みが、互換性レベルです。Microsoft は、データベースの互換性レベルを元の値のまま保つと、エンジンを上げても、既存のアプリのクエリは同じ動作を続け、アプリを再認定する必要が減ると説明しています(互換性証明書)。ただし、互換性レベルを古いままにしても、SQL Server のエンジン自体のサポート期限が延びるわけではありません。サポート期限は版で決まります(当社の読み取り)。新しい機能を使うときだけ、互換性レベルを上げて、アプリの再認定を計画します。

上げ先の期限は、版で違います。2017 は、ESU 3年目の終了から3か月後の2027年10月12日までなので、上げ先として選ぶ意味は薄くなります(当社の読み取り)。2022 と 2025 は要件に OS の条件があり、2022 は Windows Server 2016 以上、2025 は Windows Server 2019 以降です。どちらも .NET Framework 4.7.2 が要ります。

上げ先の期限と、載せられる OS

2017 に上げても、期限は3か月しか延びない(当社の読み取り)

SQL Server 2017

2027年10月12日

  • ESU 3年目の終了(2027年7月12日)から、3か月後

SQL Server 2019

2030年1月

  • 延長サポートの終了の月

SQL Server 2022

2033年1月

  • 延長サポートの終了の月
  • Windows Server 2016 以上、.NET Framework 4.7.2 が要る

SQL Server 2025

2036年1月

  • 延長サポートの終了の月
  • Windows Server 2019 以降、.NET Framework 4.7.2 が要る

出典:2017・2019・2022・2025 のライフサイクル、2022 の要件、2025 の要件。2017 の10月12日は 2027年の表(2026年10月5日確認)

OS の条件は、DB の版より先に、サーバーの移し先を決める必要があることを意味します。Windows Server 2016 を使い続ける場合、SQL Server 2022 までは載せられますが、OS の期限は2027年1月12日です。.NET Framework 4.7.2 は、別の記事で書いた4.6.2 の期限と同じ系統の話なので、業務アプリが載っているサーバーでは、OS・.NET Framework・SQL Server を一緒に見ます。

Azure へ移す場合は、Microsoft が、移行の前に SQL Server 側と Azure 側の機能の違いを確かめるよう案内しています。たとえば Azure SQL Database は、クロスデータベースのクエリ、リンクサーバー、SQL Server エージェントのジョブなど、インスタンス単位の機能を使うアプリに、変更が必要になることがあります。Azure SQL Managed Instance は、これらの機能がオンプレミスの SQL Server に近く、移行の手間を抑えやすい、とされています。一方で、Managed Instance は Azure VM 上の SQL Server よりコストが高い、とも書かれています(SQL Server のサポート終了オプション)。

「上げる」を選べるかは、次の3つの問いで見ます。これは当社の整理です。

オンプレミスで上げる方向で考えてよいか

問いの立て方は当社の整理。要件や評価の機能は Microsoft の公式ドキュメントによる

1

SQL Server 2014 が SP3 で、アプリの提供元が新しい版の SQL Server に対応している(または、互換性レベルを120のまま動かす前提で検証できる)

SP は ProductLevel で見る。対応版は提供元に書面で確かめる

2

載せる Windows Server が、上げ先の要件を満たし、期限も先まで使える

Windows Server 2016 なら、OS の移し先も同時に決める

3

検証用の環境で、アップグレード評価と動作確認ができる

SSMS の移行コンポーネントに、アップグレード評価の機能がある

3つとも当てはまる上げる方向で、見積りと日程を取る
当てはまらないものがある移す・残すも並べて、アプリごとに比べる。残す場合は、2027年7月までの段取りを先に決める

根拠:アップグレード(SQL Server 2022)、互換性証明書、SSMS の移行コンポーネント(2026年10月5日確認)

期限から逆算して、評価と問い合わせを先に始める

上げる場合の最初の作業は、評価です。SQL Server Management Studio の移行コンポーネントには、アップグレード評価の機能があり、破壊的変更、動作の変更、非推奨の機能といった互換性の問題を、データベースごとに報告します(SSMS の移行コンポーネントを使用して SQL Server をアップグレードする)。使うには SSMS 21 以降と sysadmin 権限が要り、Transparent Data Encryption を有効にしたデータベースは、この移行機能の対象外です。移行の前には、DBCC CHECKDB で、元のデータベースが正常な状態かを確かめるよう案内されています。互換性レベルを上げる場合は、クエリ チューニング アシスタントが、性能が下がる可能性のあるクエリの調整を助けます。

問い合わせる内容を、表にまとめます。1と2は、一覧で受け取ると、期限と並べて読めます。

開発会社・保守会社・社内への問い合わせ(順番と、答えの読み方は当社の整理)
聞くこと返してもらうもの答えが出たら
1. 業務アプリごとに、対応している SQL Server の版アプリ名と、提供元が確認している対応版の一覧2014 までしか書かれていなければ、上げるための検証を提供元に頼む
2. データベースの版・SP・エディション・互換性レベルサーバーごとの一覧(SELECT の結果)SP3 でなければ、ESU も上げる作業も、まず SP3 から。Express・Web・Developer は ESU の対象外
3. 載せている Windows Server の版サーバーごとの OS の版Windows Server 2016 なら、OS 側の記事の手順で、2027年1月12日までの移し先も決める
4. ESU の契約の有無ソフトウェアアシュアランスと、Azure Arc への接続の状況未購読なら、購読すると現在の ESU 期間の開始時点にさかのぼって請求される(Microsoft の Q&A)。先に金額を確かめる
5. 版を上げる作業の費用が、保守契約に入っているか契約書の該当箇所と、保守会社の回答入っていなければ、期限より前に見積りを依頼する

期限は、OS が99日後、SQL Server 2014 の ESU が280日後です。ただし、版を上げる作業は、評価、検証環境での確認、本番の切り替えまで含めると、期限の前に終わらないことがあります。見積りも日程もまだ無いアプリを先に挙げておけば、予算を確保する時間が残ります(当社の整理)。残す場合も、ESU の終了日と、その後にどこへ移すかを、社内に記録しておきます。業務システムの入れ替えにかかる費用と期間の考え方は、当社の基幹システムの入れ替え費用と期間の記事に、ソースコードの仕様が分からない場合は仕様書をソースコードから起こす記事に書きました。

日付の読み方と、この記事で確かめられなかったこと
  • ESU 3年目の終わりは、資料によって書き方が違います。2027年の表は7月12日、SQL Server 2014 のライフサイクルのページは時刻つきで7月13日の早朝と表示し(太平洋時間の7月12日の終わりに当たる)、ESU の Q&A は「2027年7月8日まで」と書いています。この記事は、2027年の表の日付で書いています。余裕を見るなら、早い日付を基準にします(当社の整理)。
  • 2014 の延長サポートの終了は、ライフサイクルのページの時刻表示では7月10日の早朝に見えますが、Q&A の2024年7月9日で書いています。
  • ESU の金額は書いていません。Microsoft は、年間のコストをオンプレミスのライセンス費用の約75%と説明していますが、実際の見積りは契約の形で変わります(SQL Server のサポート終了オプション)。
  • SQL Server 2014 から 2017・2019 への直接のアップグレードの可否は確かめていません。2022 と 2025 は、アップグレード元に2014 の SP3 以降が挙がっています。
  • Azure の各サービスの料金や、機能の細かい違いは確かめていません。
  • SQL Server 2017 に ESU があるかは、この記事では分かりません。SQL Server 用の ESU の説明が対象に挙げているのは、2014 と 2016 です。
  • 個別の業務アプリが、どの版の SQL Server に対応しているかは、この記事では分かりません。提供元に確かめる必要があります。

社内のデータベースの洗い出しや、3つの選択肢の見立てを一緒に進めたい場合は、Aurant Technologies の基幹システムの刷新・レガシー移行の相談のページから相談できます。OS の側はWindows Server 2016 の記事をあわせて見てください。

システム統合・基幹刷新

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上場企業からスタートアップまで、数多くのデータ分析基盤構築・AI導入プロジェクトを主導。単なる技術提供にとどまらず、MA/CRM(Salesforce, Hubspot, kintone, LINE)導入によるマーケティング最適化やバックオフィス業務の自動化など、常に「事業数値(売上・利益)」に直結する改善実績多数。

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