LINE通知メッセージとは|友だち以外に届く条件と、予約の連絡での使い分け
LINE通知メッセージは、電話番号を宛先に、友だち追加していない人にも予約や発送の連絡を送れる法人向けの機能です。届く6つの条件、送れる100の用途、料金、届かなかった相手をSMSやメールで送り直す流れを、予約の連絡を例に書きます。
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この記事の要点
- LINE通知メッセージは、電話番号を宛先にして、LINE公式アカウントから重要な連絡を送れる法人向けの機能です。LINEに同じ電話番号を登録している人なら、友だち追加していなくても届きます。申請が要り、広告や販促は送れません。
- 同じ予約の連絡でも、友だちにはプッシュメッセージ、LINEミニアプリで予約した人にはサービスメッセージ、電話番号しか分からない人には通知メッセージ、と相手で送り方が分かれます。
- 電話番号を持っていても、LINEに登録した番号と一致しない(その番号でLINEを使っていない)、受信に同意していない、SMSでの電話番号の認証をしていない、ブロックしている、などの人には届きません。APIの返事と配信完了イベントで届かなかった相手を見分け、SMSやメールで送り直す流れを先に決めておきます。
予約の連絡をLINEで送る3つの方法
LINE通知メッセージ
電話番号を宛先に、LINE公式アカウントから
- LINEに同じ電話番号を登録していれば、友だちでない人にも届く
- 公式アカウントとのトークに届く
- LINEヤフーが決めた用途だけ。広告・販促は不可
- 申請が要る。月額のプラン料金と、超えた分の従量料金がかかる
届かない人:LINEに登録した電話番号と一致しない・受信に同意していない・電話番号の認証をしていない・ブロックしている など
サービスメッセージ
認証済のLINEミニアプリから
- ミニアプリで予約・注文した人に届く
- 「LINEミニアプリ お知らせ」のトークに届く
- 操作への確認・応答だけ。1つの操作に5通まで
- 送信は無料
使えない相手:電話や店頭で予約した人
プッシュメッセージ
Messaging API で、友だちのユーザーIDに
- 友だち(ユーザーIDが分かる相手)に届く
- 公式アカウントとのトークに届く
- お知らせ・販促も送れる
- 料金プランのメッセージ通数に数える
届かない人:友だちでない人・ブロックしている人
LINE通知メッセージは、企業が持っているお客さんの電話番号を宛先にして、LINE公式アカウントからメッセージを送る法人向けの機能です。相手がその公式アカウントを友だち追加していなくても届きます。送れるのは、発送の完了や予約のリマインド、料金の確定のように、LINEヤフーが用途を決めた連絡だけです。広告や販促は送れません。使えるのは所定の申請をした法人で、LINEヤフーが認定したパートナー経由で発注します。
当社は、LINE公式アカウントの運用を手伝い、LINE とほかのシステムとの連携も支援しています。この記事は、予約や発送の連絡をLINEで送りたい会社の担当者に向けて、通知メッセージがどの相手に要るのか、届かなかった相手をどう扱うのかを書きます。いま書くのは、送れる用途が増えて、予約の連絡に使えるテンプレートもそろってきたためです。2025年6月にテンプレート型が加わり、2026年9月8日に更新されたLINEヤフーのガイドラインでは、送れる用途が100件になりました。友だち追加していない企業からLINEに通知が届いて、その意味や止め方を調べている方は、LINEのヘルプ「友だち追加していない企業のLINE公式アカウントからメッセージが届いた」に受け取る側の説明があります。
例は1つに決めます。架空の整体院で、お客さんが予約し、確認の連絡、前日のリマインド、変更とキャンセルの連絡を受け取る場面です。この連絡を、プッシュメッセージ・サービスメッセージ・通知メッセージの3つの送り方に当てはめていきます。タイと台湾での提供条件と、フレキシブル型の申請書類の細かな書き方は扱いません。
「友だち以外に届く」の中身は、電話番号の照合と6つの条件
通知メッセージの宛先は、LINEのユーザーIDではなく電話番号です。ただし、番号をそのまま渡すわけではありません。APIで宛先を指定するときは、番号を国番号から始まる E.164 という形式にそろえ(例:+818000001234、ハイフンなし)、SHA256 でハッシュ化した文字列を送ります。LINE Developers の技術仕様の例では、次のように Python で変換しています。
import hashlib
phone_number = "+818000001234"
print(hashlib.sha256(phone_number.encode()).hexdigest())
LINEヤフーは受け取った情報を宛先の照合のためだけに使い、照合が終わったらすぐに破棄すると説明しています。電話番号が一致しても、すぐに届くとは限りません。技術仕様は、次の条件をすべて満たしたときに送信される、と定めています。
- 指定した電話番号が、ユーザーがLINEに登録している電話番号と一致している
- その番号が有効である(一定期間内に一度、SMSで電話番号の認証をしている)
- ユーザーが通知メッセージの受信に同意している
- ユーザーが送信元のLINE公式アカウントをブロックしていない
- 番号が日本・タイ・台湾で発行され、LINEアプリで電話番号の認証に使える番号である
- ユーザーがLINEのプライバシーポリシー(2022年3月改定以降のもの)に同意している
受け取る側の流れも決まっています。通知メッセージが送られるたびに、「LINE」という名前のシステムのアカウントから「LINE通知メッセージが届きました」というメッセージが必ず届きます。送る企業は、これを止められません。受信の設定がまだ「未設定」の人には、同意を求めるメッセージが届きます。24時間以内に同意すれば本文が届き、同意しなければ本文は送られずに削除されます。SMSでの電話番号の認証は、LINEアカウントごとに180日に一回求められます。一度同意すると、どの企業の通知メッセージにも同意したことになります。
電話番号を宛先にしてから、本文が届くまで
同意しないまま24時間たつと、本文は送られずに削除される。ブロック中に送られたものは、ブロックを解除しても届かない
届いた通知には、公式アカウントのアイコンの右に「重要なお知らせ」と表示されます(LINEの 15.9.0 以降)。受け取った人は、その場で公式アカウントを友だち追加するかどうかを選べます。受信をやめたい人は、LINEの[設定]>[プライバシー管理]>[情報の提供]>[LINE通知メッセージ]で受信をオフにするか、その企業の公式アカウントだけをブロックします。オフにすると、すべての企業からの通知メッセージが届かなくなります。
同じ予約の連絡でも、送り方は相手で3つに分かれる
予約の連絡をLINEで送る方法は、通知メッセージだけではありません。友だちになっている人には、Messaging API のプッシュメッセージで送れます。Messaging API には応答・プッシュ・マルチキャスト・ナローキャスト・ブロードキャストの5つの送り方があります。宛先は、ユーザーID、応答トークン、属性やオーディエンスで絞った友だち、すべての友だち、のどれかです。電話番号は宛先にできません。LINEミニアプリの中で予約した人には、ミニアプリのサービスメッセージで送れます。
例の整体院は、架空の店舗・会社・データで作った当社のデモです。デモでは、「公式アカウントのトーク」(プッシュメッセージ)と「ミニアプリのサービスメッセージ」の2つを切り替えられます。店舗や予約枠は仮の設定で、画面の「2つの送り方の違い」の表はLINEの仕様をまとめたものです。
- 「通知の送り方を選ぶ」で「ミニアプリのサービスメッセージ」を選び、LINEの画面のメニューの「予約する」から予約を確定する
- 「来院後に進める(次回のご案内)」を押し、次回の割引クーポンがどちらから届くかを見る
枠の中はスクロールできます。画面いっぱいで試すときは、別のタブで開いてください。
サービスメッセージを選んで「来院後に進める」を押すと、デモは「クーポンなどの販促はサービスメッセージでは送れないため、公式アカウントのトークから送りました(通数にカウント)。」と表示します。サービスメッセージは、ミニアプリ上の操作への確認や応答だけに使え、割引クーポンやプロモーションは送れないためです。
デモに入っていない3つ目の相手が、通知メッセージの出番です。電話や店頭、自社のWeb予約で予約を受けた人は、ミニアプリで操作していないのでサービスメッセージの対象にならず、友だちでなければプッシュメッセージも届きません。予約のときに電話番号を聞いていれば、通知メッセージなら届けられます。その場合、LINEヤフーのUXガイドラインは2つのことを求めています。1つは、電話番号を受け取る画面や書面に、LINE通知メッセージで使うことがあると書いておくことです。もう1つは、初めて送る相手に、LINEから連絡が届くことを、メールや書面、ホームページで前もって知らせることです。例の連絡を、日本で使えるテンプレートに当てはめると次のようになります。
| 例の連絡 | プッシュ(友だち) | サービスメッセージ(ミニアプリで予約した人) | 通知メッセージのテンプレート(電話番号だけ分かる人) |
|---|---|---|---|
| 予約の確認 | 送れる | 送れる | 予約完了通知(一般)、予約受付通知 |
| 前日 18:00 のリマインド | 送れる | 送れる | 予約-前日リマインド通知 |
| 当日 開始1時間前のお知らせ | 送れる | 送れる(1つの予約で5通まで) | 予約-リマインド通知 |
| キャンセル | 送れる | ミニアプリでの操作への確認として送る。使うテンプレートはコンソールの一覧で確かめる | 予約キャンセル通知(一般) |
| 日時の変更 | 送れる | 同上 | 一覧に「予約の変更」を名前にしたテンプレートは無い。どのテンプレートで送るかは申し込み先に確かめる |
| 来院後の次回の割引クーポン | 送れる(通数に数える) | 送れない | 送れない(広告・販促は不可) |
サービスメッセージの5通は、1つの予約という操作に対して、予約完了や前日のリマインドを合わせて最大5回まで、という決まりです。テンプレートは店舗の予約や順番待ちなどのカテゴリ別に用意され、LINE Developers コンソールで選びます。サービスメッセージの審査や作り方は、LINEミニアプリの審査で止まる点とサービスメッセージの条件で書いています。
通知メッセージで送れるのは、決められた100の用途
通知メッセージには2つの作り方があります。2025年6月に加わった「テンプレート」型は、LINEヤフーが用途ごとに用意したテンプレートに、アイテム(項目)とボタンを組み合わせて送ります。タイトルと説明文は固定で、アイテムは0〜15個、本文は1つにつき最大300文字、ボタンは0〜2個です。画像・音声・動画は入れられません。それ以前からの方式は、「フレキシブル」型という名前になりました。Flex Message などでより柔軟に作れる代わりに、事前のUX審査を通ったメッセージしか送れません。
テンプレートで送れる用途は、日本向けに100件あります(2026年10月13日時点)。カテゴリごとの内訳は次のとおりです。
日本で使えるテンプレートの用途(カテゴリ別、100件)
予約のカテゴリには、予約の受付・完了・キャンセル、前日のリマインドとリマインド、訪問日時、キャンセル待ちの受付、空き枠の案内、送迎のリマインドなどが並びます。2025年6月のリニューアルの告知では「約70種類」とされていて、その後も増えています。自社の連絡が一覧に無ければ、テンプレート型では送れません。
送ってはいけないものは、2つのUXガイドラインのどちらにも同じように書かれています。営利目的の内容や広告を含む通知に加えて、名前・メールアドレス・電話番号・住所のように個人をはっきり特定できる情報を本文に入れた通知も認められていません。ボタンのリンク先に個人情報があるときは、ログインなどの認証をはさむことが必須です。例の確認の連絡に「お名前」を入れたくなりますが、通知メッセージで送るなら、名前は本文から外し、予約番号と日時で伝えることになります。
その連絡を通知メッセージで送れるか
お客さんの予約・購入・契約などの状況を知らせる連絡か
ガイドラインの言い方では「ユーザーステータス起点の通知」。例:予約の完了、前日のリマインド、発送の完了、料金の確定
テンプレートの一覧に、その用途があるか
日本向けは100件。無ければフレキシブル型の用途の一覧とUX審査を確かめる
本文に、販促・名前・住所・メールアドレス・電話番号が入らないか
名前は予約番号に置き換える
テンプレートの一覧には「ポイント付与通知」「クーポン獲得通知」もあります。ただ、この6つの用途は、使う前にUX審査が要ります。使えるアイテムは24種に絞られ、会員登録や購入などの行動から1か月以内に付与されるものに限られます。アルコール・タバコ・ギャンブルのように法律上の年齢制限がある業種は、使えません。病院・医療、医薬品・健康食品、美容・整形・エステなど、通知に健康状態にかかわる内容が入りかねない業種も、申請の内容にそれが含まれていれば使えないと定められています。しかも、これらは付与や獲得の事実を知らせる用途です。例の来院後の「次回のご予約で使える割引クーポン」のように来店を促す案内は、友だちへのプッシュメッセージで送るものと考えておくのが安全です。
料金は月額のプランに通数が含まれ、送信された分だけが通数に数えられる
2025年6月のリニューアルで、料金は月額のプラン料金に一定の通数を含め、超えた分を追加メッセージとして従量で払う形になりました。LINEヤフーのお知らせに載っている3つのプランは次のとおりです。お知らせには、税込か税抜かの記載がありません。
| プラン | 月額プラン料金 | 含まれる通数 | 通数単価(換算) | 追加メッセージ単価 |
|---|---|---|---|---|
| エッセンシャル | 500,000円 | 月10万通まで | 5.0円 | 3.0円 |
| パフォーマンス | 2,000,000円 | 月100万通まで | 2.0円 | 1.2円 |
| アンリミテッド | 10,000,000円 | 月1,000万通まで | 1.0円 | 0.6円 |
月額のプラン料金は通数にかかわらずかかります。プランの通数と追加メッセージに数えられるのは、実際にユーザーに送信されたメッセージだけです。APIが受け付けても、ブロックされていたり、同意や電話番号の認証がされなかったりして送信されなかった分は、数えられません。送信された数は、APIで取れます。LINEヤフーの紹介資料には、このほかに次の3つが書かれています。1年間の継続を条件に月額を10%割り引くプランがあること、月の途中で解約しても日割りにならないこと、フレキシブル型ではUXごとに20万円(税抜)の審査費が承認時にかかることです。
例の2つの送り方とは、お金のかかり方が違います。プッシュメッセージは、LINE公式アカウントの料金プランのメッセージ通数に数えます。サービスメッセージは、認証済のミニアプリなら無料で送れます。LINE公式アカウントの追加メッセージの単価は2026年10月1日に改定されたので、LINE公式アカウントの料金改定と料金プランの選び方で確かめてください。友だちにはプッシュで、ミニアプリで予約した人には無料のサービスメッセージで送れます。そのため、通知メッセージのプランは、電話番号しか分からない相手に月に何通送るかで見積もります。
届かなかった相手は、APIの返事と配信完了イベントで見分ける
電話番号に届く連絡というとSMSもありますが、ここで書くのは料金や届きやすさの比べ方ではなく、通知メッセージで届かなかった相手をSMSやメールに回す仕組みです。最初の節で挙げた6つの条件を満たさない人には届かないので、その相手を見分ける材料が要ります。材料は2つあります。
1つ目はAPIの返事です。送信のリクエストは、成功するとテンプレート型は 202、フレキシブル型は 200 を返します。その番号のLINEユーザーがいない、対象国の番号でない、受信を拒否している、プライバシーポリシーに同意していない、といった場合は 422 で「Failed to send messages」が返ります。2つ目は、届いた時点で企業のWebhookに送られる配信完了イベントです。成功の返事(200 か 202)から24時間以内にこのイベントが来なければ、ブロックか、同意・認証がされなかったために届かなかった、という意味になります。
ブロックしている人に送っても成功の 200 か 202 が返る点には気をつけます。APIが成功したことは、届いたことを意味しません。配信完了イベントに入るのは、ハッシュ化した電話番号か、リクエストのヘッダー X-Line-Delivery-Tag に入れた文字列です。LINEのユーザーIDは入りません。ヘッダーに予約番号などを入れておくと、イベントの delivery.data で返ってくるので、どの送信が届いたかの照合に使えます。イベントは公式アカウントのチャネルに設定した Webhook URL に届き、署名はチャネルシークレットで検証します。なお、通知メッセージのAPIでは、リトライキー(X-Line-Retry-Key)を使った再試行はできません。
送った後の3つの場合と、SMSやメールへの切り替え
APIの返事
422 が返った
- 番号のLINEユーザーがいない、対象国の番号でない、受信を拒否している、など
次の手:すぐにSMSやメールで送る
APIの返事と配信完了イベント
200/202 が返り、イベントが来た
- 本文が届き、相手が確認できる状態になった(開封したかは分からない)
次の手:送り直さない
APIの返事と配信完了イベント
200/202 が返ったが、イベントが来ない
- ブロックしている、同意や電話番号の認証を待っている
- 24時間来なければ届かなかったことになる
次の手:自社で決めた時刻を過ぎたら、SMSやメールで送る
例の前日 18:00 のリマインドで考えると、24時間を待ってから未配信と判断したのでは、予約の時刻を過ぎてしまいます。同意待ちの人は、同意した時点で本文が届くので、待つ時間を短く切るほど、あとで届く人にSMSも重ねて送ることになります。どちらを許すかは連絡の重さで変わるので、LINE側の決まりではなく、自社が連絡の種類ごとに決めることです。順番待ちの3つのテンプレートでは、LINEヤフーが、通知が届かない場合に備えてメールやSMSでも状況を確かめられる仕組みを必須にしています。
使い始めるには、アカウントの条件と2つのパートナーが要る
通知メッセージは、管理画面で申し込んで始める機能ではありません。LINEヤフーは、使える企業の条件を3つ挙げています。LINEヤフーの審査を通った認証済のLINE公式アカウントであること、審査を通った認証プロバイダーであること、LINEヤフーが認定した Sales Partner か Technology Partner を通して発注することです。サービスのページのよくある質問では、アカウントはプレミアムアカウントか認証済アカウント、とされています。
使い始めるまでに、誰が何をするか
テンプレート型の多くは、UX審査が要りません。LINEヤフーは、テンプレート型で導入までの時間が最大15営業日短くなると発表しています。技術仕様とAPIリファレンスは2022年6月から LINE Developers で公開されているので、自社の開発担当が先に読んでおくことはできます。2つのUXガイドラインは、使い始めに一部のユーザーだけに送るトライアルを勧めています。また、初回の日や月に1日1万通か月10万通以上を送る予定なら、事前に相談するよう求めています。
送った後の数え方も用意されています。2026年9月16日から、送信時に customAggregationUnits でユニット名を付けると、ユニットごとの統計を取れるようになりました。集計した値が20未満のときなどは、個人の操作に関する値が null になります。通知メッセージは1人ずつに送るので、対象の人数が少ないと null になりやすくなります。そのため、同じ用途には同じユニット名を使い続け、週や月の単位で見るよう勧められています。
通知を受け取った人が友だちになった後につなぐ
通知メッセージを受け取った人は、友だち追加しなくても、その公式アカウントとの1対1のトークを開いて、既定のリッチメニューを使えます。ユーザーごとに付け替えるリッチメニューは表示されません。トークからメッセージを送ることもできるので、友だちでない人からのメッセージイベントやポストバックイベントが Webhook に届くことがあります。友だち追加すればフォローイベントが、ブロックすればフォロー解除イベントが届きます。フォローイベントを受けたことのない人からフォロー解除イベントが来る場合もあります。Webhook を受ける側は、友だちでない相手からのイベントを想定して作っておきます。
宛先に使う値が2つになる点も、社内の仕組みで決めておきます。通知メッセージは電話番号(のハッシュ)で送り、プッシュメッセージは友だちのユーザーIDで送ります。会員データの電話番号を E.164 にそろえて通知メッセージに使い、友だちになった後のユーザーIDを同じ会員の記録に結び付けておくと、次の予約からはプッシュメッセージで送れる相手が増えます。ユーザーIDと会員を結び付ける方法の1つが、LINEログインです。くわしくは「LINEログインとは」で書いています。予約の受け口そのものの作り方は、LINEで予約を受ける方法にまとめています。
自社の連絡を、3つの相手に分けてみる
通知メッセージを検討する前に、予約・発送・料金の連絡を1枚に並べ、それぞれの相手を「友だち」「ミニアプリで操作した人」「電話番号しか分からない人」に分けてみてください。3つ目の相手への連絡が、テンプレートの一覧にあるか、本文から名前や販促を外せるか、届かなかったときに何時までにSMSやメールへ切り替えるか。この3点が埋まっていれば、認定パートナーへの申し込みのときに、どの連絡をどのテンプレートで送るかを具体的に伝えられます。
当社のLINE運用・伴走支援では、予約の連絡をプッシュメッセージ・サービスメッセージ・通知メッセージのどれで組むかの設計を、今の予約台帳や会員データとのつなぎ方と合わせて一緒に考えます。
仕様・料金・テンプレートの件数は、2026年10月13日に LINE Developers、LINEヤフー for Business、LINEのヘルプで確かめたものです。テンプレートは今後も増えると案内されているので、使う前に最新の一覧を開いてください。
この記事の出典(項目ごと)と、テンプレートの数え方
- LINE通知メッセージの定義・対象国・申請・用途の制限・「重要なお知らせ」の表示:LINE Developers「LINE通知メッセージの概要」
- ハッシュ化の方法と例、6つの条件、受信設定、ブロック中の扱い、友だちでない人のリッチメニューとイベント、請求の対象:「LINE通知メッセージAPIの技術仕様」
- 受信の同意・180日ごとのSMS認証・包括同意:「LINE通知メッセージ受信時のフロー」
- 配信完了イベントと24時間の判定、delivery.data、署名の検証:「Webhookの配信完了イベント」
- 202/200・422 の返事、X-Line-Delivery-Tag、リトライキー:「LINE通知メッセージAPIリファレンス」
- テンプレートの組み立てと日本のテンプレートの一覧:「LINE通知メッセージ(テンプレート)」
- ユニットごとの統計:「LINE通知メッセージの統計情報を取得する」
- テンプレート型の提供開始(2025年6月2日)、技術仕様の公開(2022年6月28日)、統計の追加(2026年9月16日):「法人ユーザー向けのお知らせ」
- テンプレートの制約、用途の一覧、禁止事項、ポイント・クーポン・マイルの規定、順番待ちの条件、電話番号を受け取るときの記載と事前告知、トライアル:LINEヤフー「LINE通知メッセージ(テンプレート)UXガイドライン」(2026年9月8日更新)
- フレキシブル型の禁止事項、UX審査の申請、トライアルと事前相談の通数:「LINE通知メッセージ(フレキシブル)UXガイドライン」(2026年9月8日更新)
- 3つのプランの料金、約70種類への拡大:LINEヤフー for Business「LINE通知メッセージ」リニューアルのお知らせ(2025年6月16日)
- 使える企業の3条件、パートナー経由の発注、導入が最大15営業日短縮:LINEヤフー for Business プレスリリース(2025年6月16日)
- プレミアムアカウントか認証済アカウント、問い合わせ先:LINEヤフー for Business「LINE通知メッセージ」
- 年間割引、日割りなし、フレキシブル型の審査費、実装と申し込みの役割:LINEヤフー「LINE通知メッセージのご紹介」
- 受け取る側の説明、受信設定の場所と止め方:LINEのヘルプ「友だち追加していない企業の…」、「通知メッセージとは?」
- サービスメッセージの条件・5回・テンプレート:LINE Developers「サービスメッセージを送信する」、「カスタム機能」
- サービスメッセージは無料:LINE Developers の FAQ
- Messaging API の送り方と宛先、プッシュメッセージの通数:「メッセージを送信する」、「Messaging APIの料金」
テンプレートの100件とカテゴリ別の件数は、2026年10月13日に、LINE Developers のテンプレートの一覧(日本)と、テンプレートのUXガイドライン(2026年9月8日更新)の利用用途の一覧を突き合わせて数えたものです。名前の表記が1件違うだけで、件数と中身は同じでした。例の整体院は、架空の店舗・データで作った当社のデモです。デモの画面の「2つの送り方の違い」の表に、出典と確認日を書いています。
LINE運用・伴走支援
LINE公式アカウントの友だち獲得の設計、セグメント配信・ステップ配信・リッチメニューの構築、自動応答、CRM/MAや基幹データとの連携までを支援します。
