Google 広告の動的検索広告(DSA)は2027年2月に AI Max へ自動移行|代理店に任せている広告主が、自社のアカウントで確かめる順番
Google 広告の動的検索広告(DSA)の AI Max への自動移行は、2027年2月に延期されました。通話専用広告も同じ月に表示されなくなります。公式の日程、自社のアカウントで対象を見つける画面、代理店に聞く5問、移行の前後を同じ条件で比べる実験の組み方を、Google 広告ヘルプと公式ブログをもとに整理しました。
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この記事の要点
- 動的検索広告(DSA)の AI Max への自動移行は、2026年9月の予定から2027年2月(1日〜28日)に延期された。DSA の新規作成は2026年6月15日に再開し、2027年1月から2月にかけて作れなくなる。自動作成アセットだけを使うキャンペーンとキャンペーン単位の部分一致は延期されず、2026年9月に自動アップグレードが行われる予定だった。自社のアカウントで済んでいるかは、画面で確かめられる。
- 通話専用広告は、新規作成が2026年2月に終わり、既存の広告は2027年2月に表示されなくなる。DSA と同じ月で、電話番号アセット付きのレスポンシブ検索広告へ移す作業は別に要る。
- 代理店に聞くのは、対象・移行するか任せるか・成果の定義・テストの設計・戻せる範囲の5つ。移行の前後は、期間・予算・成果の定義・ブランド語を固定して、Google 広告の実験機能で比べる。
DSA と通話専用広告の日程(公式の発表から)
DSA の自動移行は2026年6月11日の発表で、2026年9月から2027年2月へ延期された
2026年9月
自動作成アセット単独・部分一致が先に AI Max へ
- DSA は対象に入らず、今までどおり配信される
- 9月中に完了する予定と案内されていた
自社で見ること:キャンペーンの設定に AI Max の表示が出ていないか
2026年6月15日〜2027年1月
DSA を作れて、自分の日程で移せる期間
- DSA の新規作成は6月15日に再開
- 1クリックのアップグレードと、実験での比較が使える
この間にすること:対象の洗い出しと、比べ方の合意
2027年1月15日〜
公式の通知と、DSA の作成終了
- 1月15日に、対象のアカウントへリマインドの通知が出る予定
- 作成が終わる月は、6月の記事は1月・8月の記事は2月と書く
置く前提:新しく DSA を作る作業は1月までに終える
2027年2月(1日〜28日)
DSA の自動移行。通話専用広告は表示されなくなる
- 動的広告グループは、AI Max が有効な標準広告グループになる
- 既存の通話専用広告は、インプレッションが出なくなる
通話専用広告:電話番号アセット付きのレスポンシブ検索広告へ、別に移す
出典:Google Ads Developer Blog「DSA の自動移行の延期と、作成の再開」(2026年6月11日)・「キャンペーン単位の部分一致と自動作成アセットの AI Max への移行」(2026年8月12日)、Google 広告ヘルプ「電話専用広告から電話番号アセットへの移行」(2026年10月3日確認)
Google 広告の動的検索広告(DSA)は、2027年2月(1日〜28日)に、AI Max が有効な標準の広告グループへ自動で移行されます。2026年9月に予定されていた自動移行が、2026年6月11日の発表で延期されたものです(Google Ads Developer Blog「Dynamic Search Ads (DSA) Automigration Delayed to February 2027 and Campaign Creation Restored」、2026年8月12日の更新、Google 広告の公式ブログ。2026年10月3日確認)。
延期されたのは DSA だけです。自動作成アセット(現在の名称はテキストのカスタマイズ)だけを使っているキャンペーンと、キャンペーン単位の部分一致は、2026年9月に AI Max へ自動でアップグレードされる予定でした。公式は、対象のキャンペーンの移行が9月中に終わる見込みと案内していますが、完了したかどうかは、2026年10月3日の時点で公式のページから確かめられませんでした。自社のアカウントで、画面から確かめることになります。
通話専用広告も、同じ2027年2月に表示されなくなります。DSA の移行とは別の作業で、時期が重なります。広告を代理店や社内の兼任者に任せている会社は、運用の中身を知らなくても、この3つ(DSA・9月に変わったもの・通話専用広告)が自社のアカウントにあるかを確かめて、代理店に聞く順番を決めておけます。
いつ何が変わるか:9月に動いた分と、2月に来る分
DSA の日程は、図のとおりです。2026年6月15日に DSA の新規作成が再開し、2027年1月15日に対象のアカウントへリマインドの通知が出る予定で、2027年2月1日〜28日に自動移行が行われます。公式は、延期の理由を、広告主が自分の日程でテストして移行できる時間をつくるため、と説明しています。Google は、自動移行を待たずに、自分で先に移すことを強く勧めています。自分で移すと、アセットを調整でき、構成を自分で管理できるからです。
6月の記事と8月の記事で、書き方が違う所
6月11日の Developer Blog の記事は、DSA の移行先を「パフォーマンス最大化または AI を使った検索キャンペーン」と書き、DSA の作成が終わるのを2027年1月としています。8月12日の記事は、移行の開始を2027年2月1日〜28日とし、その期間に DSA の広告グループの新規作成が恒久的になくなり、移行されなかった DSA は AI Max が有効な標準の検索広告グループになる、と書いています。Google 広告ヘルプのアップグレードの手順も、標準広告グループへの変換です。この記事は、日付の新しい8月の記事とヘルプに合わせています。作成が終わる月だけは、1月か2月かが公式の2本で揃っていないので、1月までに終える前提で動くのが安全です。
移行後の AI Max は、検索語句とのマッチング、テキストのカスタマイズ、最終ページ URL の拡張の3つの機能で構成されます。Google の公式ブログは、DSA を自動で移すときも、この3つをすべて有効にして、以前の URL のコントロールを引き継ぐと説明しています。つまり、自動移行を待つと、広告の見出しの生成と、遷移先ページの選択を、Google に任せる範囲が、DSA のときより広がる前提になります。
| 今使っているもの | 変わる時期 | 変わったあと | 自社で確かめる場所 |
|---|---|---|---|
| 動的検索広告(DSA) | 2027年2月(1日〜28日)に自動。自分で先に移すこともできる | 動的広告グループは標準広告グループに、既存の DSA はレスポンシブ検索広告になる。AI Max の3つの機能が有効になる | キャンペーンの[設定]タブで、[動的検索広告]の設定パネルにアップグレードの表示が出る |
| 自動作成アセットだけ(現在の名称は「テキストのカスタマイズ」) | 2026年9月(9月中に完了の予定) | AI Max に。検索語句とのマッチングとテキストのカスタマイズが既定でオン、最終ページ URL の拡張はオフ | キャンペーン一覧に AI Max の列を足すか、AI Max でフィルタする |
| キャンペーン単位の部分一致 | 2026年9月(9月中に完了の予定) | AI Max に。検索語句とのマッチングだけが既定でオン。テキストのカスタマイズと最終ページ URL の拡張はオフ。ブランドの登録・除外は引き継がれる | 同上 |
| 通話専用広告 | 新規作成は2026年2月に終了。既存の広告は2027年2月に表示されなくなる | 自動で移るとは書かれていない。電話番号アセット付きのレスポンシブ検索広告を、自分で作って切り替える | 代理店に、アカウント内の通話専用広告の一覧を出してもらう |
表の2行目と3行目は、DSA とは別の移行で、既に9月に動く予定だったものです。新しく作ることも、2026年8月3日から、画面・Google 広告エディタ・API のすべてでできなくなっています。2行目と3行目の移行後の設定は、公式が示した既定の設定です。
DSA の自動移行の日程や、自社に何が当てはまるかを、アカウントを一緒に見ながら確かめたい場合は、当社の広告運用の支援ページから相談できます。
自社のアカウントで、対象を見つける
DSA を使っているかどうかは、管理画面の1か所で分かります。キャンペーンの[設定]タブで、確かめたいキャンペーンの左にあるチェックボックスを選ぶと、DSA を使っているキャンペーンには、[動的検索広告]の設定パネルに、AI Max へのアップグレードを促す表示が出ます(Google 広告ヘルプ「検索キャンペーン向け AI 最大化設定をセットアップする」)。AI Max が既にオンかどうかは関係なく、DSA を使っていれば出ます。
自社のアカウントで対象を見つける順番
1と2は管理画面の操作、3と4は代理店とのやりとり
根拠:Google 広告ヘルプ「検索キャンペーン向け AI 最大化設定をセットアップする」。4は当社の整理(2026年10月3日確認)
DSA を使っているか分からないときの手がかり
DSA は、広告主のサイトの内容から、見出しとランディング ページを動的に作る広告です。広告グループが「動的広告グループ」で、ターゲットが「URL_Equals」「URL_Contains」「カテゴリ」「ページフィード」のいずれかで作られていれば DSA です。検索語句レポートの表示の切り替えにも、「動的検索広告の検索語句」のビューがあります(Google 広告ヘルプ「動的検索広告について」、同「AI 最大化設定のレポートについて」)。キャンペーンの設定にアップグレードの表示が出る条件は、AI Max が既にオンかどうかに関係なく、DSA を使っていることです。
AI Max になっているキャンペーンは、キャンペーン一覧のフィルタで絞り込めて、列として追加することもできます(同ヘルプ)。9月の自動アップグレードの対象だったキャンペーンは、ここで一覧になります。9月に何が変わったかは、キャンペーンの名前だけでは分かりません。変更履歴がある場合は、代理店に、いつ誰が何を変えたかを出してもらいます。
通話専用広告は、画面での見つけ方を、今回確かめた公式のページから示すことができませんでした。広告の一覧を、アカウントを見られる人(代理店または社内の運用担当者)に出してもらうのが確実です。画面を自分で見られるように、権限を頼んでおくと、以後の確認が速くなります。
代理店に聞く5問
聞く順番は、対象、移行の方針、成果の定義、比べ方、戻し方です。前の答えが、後の問いの範囲を決めます。
代理店に聞く5問(上から順に決める)
問1の答えで、後の4問を聞く範囲が決まる
問いの並べ方は当社の整理。根拠は本文の各節の出典(2026年10月3日確認)
問1 対象はどれか
DSA のキャンペーン・広告グループ、9月に AI Max へ変わったキャンペーン、通話専用広告を、名前・種類・直近の費用と成果の割合で出してもらいます。数字は代理店が持つもので、この記事には載せません。目的は、2027年2月に何が動くのかを、自社の言葉で言える状態にすることです。
問2 自分で移すか、2月の自動に任せるか
公式は、延期で得た時間を使って、自分の日程で移すことを勧めています。1クリックのアップグレードは、過去のレポートを保ったまま、DSA のターゲットを新しい設定に当てはめる、とDeveloper Blogは案内しています。自動移行に任せる場合も、AI Max の3つの機能が有効で始まります。どちらを選ぶのか、選んだ理由、日付、担当を、1行ずつ記録してもらいます。
問3 成果の定義は変わらないか
AI Max の検索語句とのマッチング、最終ページ URL の拡張、テキストのカスタマイズは、コンバージョンに基づくスマート自動入札と組み合わせて使う前提です(Google 広告ヘルプ「検索キャンペーン向け AI 最大化設定をセットアップする」)。入札が何を成果として学んでいるかが、移行の前後で同じかを確かめます。通話は特に注意が要ります。電話番号アセットの通話をコンバージョンに数えると、自動入札を使っている場合は入札単価に影響し得る、と公式が書いています(電話番号アセットについて)。成果の定義を持つ側の考え方は、広告運用のインハウス化の記事に、電話や問い合わせを成果に数える整理は、GA4の設定代行を頼む前の記事に書きました。
問4 どう比べるか
比べ方は次の節に書きます。ここでは、代理店に、実験機能を使うか、使うなら期間・予算・比べる指標・ブランド語の扱いを、事前に書面で出してもらうところまでを決めます。結果を見てから指標を選ぶと、都合のよい結論を作れてしまいます。
問5 戻せるのか
AI Max の各機能は、キャンペーン設定で個別に止められます。AI Max 全体を無効にして、あとで再び有効にすると、以前に設定した機能がそのまま有効になる、とヘルプにあります。ただし、アップグレードで動的広告グループは標準広告グループになり、旧 DSA は一時停止されて閲覧専用になります。標準広告グループを動的広告グループに戻せるかは、読んだ範囲のヘルプに書かれていません。2027年2月以降は、DSA の新規作成そのものが恒久的になくなります。戻せるのは機能の設定までと考え、元の形に戻せる前提で、約束や段取りを組まないほうが安全です。
代理店に送る確認の文面の例
- アカウントにある DSA のキャンペーンと広告グループ、2026年9月に AI Max になったキャンペーン、通話専用広告の一覧を、直近の費用と成果の割合と一緒にください。
- DSA は、2027年2月の自動移行を待ちますか。先に自分たちで移しますか。どちらの場合も、日付と担当者を教えてください。
- 移行の前後で、成果(コンバージョン)の定義と、入札が学ぶ対象は変わりますか。通話は、成果に数えていますか。
- 移行前後の比較は、実験機能を使いますか。期間、予算、比べる指標、ブランド語の扱いを教えてください。
- AI Max の各機能を止めたとき、元の状態にどこまで戻せますか。戻せない設定はどれですか。
移行の前後を、同じ条件で比べる
自社名のキーワードの広告も、止める期間と地域を分けて前後を比べます。手順は「自社名のキーワード広告(指名広告)は要るか」で解説しています。
比べる作業は、図の4つを先に固定することから始めます。AI Max の実験は、検索キャンペーンの中で、対照群(AI Max を無効)と介入群(AI Max を有効)にトラフィックと予算を振り分けて行います。キャンペーンをコピーして比べるより、設定の違いやコピーの手違いが入りにくい仕組みです(Google 広告ヘルプ「AI 最大化設定テストについて」)。
移行の前後を比べるとき、固定するもの
AI Max のテンプレートの実験は、同じキャンペーンの中でトラフィックと予算を振り分けて比べる
期間
始める日と見る日を先に決める
- AI Max を有効にしてから、変更を加える前に少なくとも2週間待つ(レポートの案内)
- 読んだヘルプには、実験の推奨の日数の記載がない
決めること:開始日・判定日・途中で触らないもの
予算
予算の制限が結果を左右しない状態にする
- 予算で制限されているキャンペーンでは、AI Max は効果を発揮しない
- 共有予算やポートフォリオ入札のキャンペーンは、AI Max の実験が使えない
決めること:実験中は、予算を動かさない
成果の定義
比べる指標と、数える行動をそろえる
- 検索語句マッチ・URL の拡張などは、コンバージョンベースの自動入札が前提
- 通話をコンバージョンに足すと、自動入札の入札単価に影響し得る
決めること:数える行動を、移行の前に確定する
ブランド語
指名の検索を、結果から分けて見る
- 実験でブランドの登録・除外を足すと、対照群と介入群の両方に適用される
決めること:ブランド語の扱いを、両方で同じにする
出典:Google 広告ヘルプ「AI 最大化設定テストについて」「検索キャンペーン向け AI 最大化設定の仕組み」「検索キャンペーン向け AI 最大化設定のレポートについて」「電話番号アセットについて」(2026年10月3日確認)
実験の2つの作り方と、使えない条件
DSA のキャンペーンと AI Max を比べるには、2つの方法があります。1つ目は、カスタムテストで、下書き用キャンペーンの[動的検索広告]の設定から[キャンペーンをアップグレード]を選ぶ方法です。2つ目は、[テスト]の[キャンペーンの機能と設定]から、検索キャンペーン向け AI 最大化設定のテンプレートを使う方法で、広告グループがすべて動的広告グループのキャンペーンでは使えません。動的広告グループと標準広告グループが混ざるキャンペーンでは、介入群で AI Max になるのは DSA 以外の広告グループだけで、動的広告グループは動的のままです(Google 広告ヘルプ「動的検索広告について」)。AI Max のテストは、テキストのカスタマイズが有効なキャンペーン、共有予算やポートフォリオ入札のキャンペーン、すでに別のテストがあるキャンペーンなどでは使えません(カスタムテストにも、ディスプレイ ネットワークの項目を除いて、同じ制限が当てはまります)。結果が良ければ、カスタムテストでは[元のキャンペーンを更新する]か[テストを新しいキャンペーンに変換する]を選んで適用します(Google 広告ヘルプ「AI 最大化設定テストについて」)。
ブランド語は、結果の読み方を大きく左右します。DSA も AI Max も、広告主のブランド名の検索を拾うことがあります。ブランドの登録・除外を実験で足すと、対照群と介入群の両方に自動で適用されるので、指名の検索の扱いは、両方で同じになります。それでも、指名の検索の数字を分けて集計してもらい、一般語の検索の数字と並べて見ます。
結果は、検索語句レポートで見ます。AI Max の検索語句は、マッチタイプの列で「AI 最大化設定」の行として分かり、一致の出どころを示す[ソース]列もあります。広告見出しと URL を組み合わせて見るビューもあります(Google 広告ヘルプ「AI 最大化設定のレポートについて」)。数字の読み方の注意が1つあります。マッチタイプでフィルタすると、「その他の検索語句」は含まれないため、AI Max の数字が低く出ることがある、と公式が書いています。
Google の公式ブログは、AI Max で3つの機能をすべて使うと、検索語句とのマッチングだけを使う場合に比べて、同程度の CPA・ROAS で平均7%多くのコンバージョンまたはコンバージョン値が得られる、と書いています。この数字は、DSA との比較ではなく、Google が示した全体の平均です。自社の DSA で同じことが起きるかは、実験で自社の数字を見るまで分かりません。
移行で変わる見え方:広告・ターゲット・URL
アップグレードを押すと、変更の内容を確認する画面が出ます。DSA に慣れた担当者ほど、見え方の変化で驚く点が、図の3つです。
アップグレードで変わるもの、編集できなくなるもの、先に確かめるもの
Google 広告ヘルプの「DSA から AI 最大化設定にアップグレードする方法」にある変更の確認画面に沿って整理
変わるもの
広告グループと広告
- 動的広告グループは標準広告グループになる
- 既存の DSA はレスポンシブ検索広告になる。必要最小限の静的アセットは、テキストのカスタマイズで作られる
並行運用:新しい広告が審査を通るまで、旧 DSA が配信を続ける
編集できなくなるもの
以前のターゲットと URL のルール
- AI Max が対応しない DSA のターゲットは、読み取り専用になる
- ページのタイトルやコンテンツに含まれる文字列のルールは、削除だけできる
旧 DSA:新しい広告が有効になると、一時停止されて閲覧専用になる
先に確かめるもの
トラッキング テンプレート
- 最終ページ URL の拡張は、動的なランディング ページを使う
- {lpurl} のない静的 URL や、標準でない {lpurl} の使い方は、遷移先を壊すことがある
確かめること:拡張後の URL でページが開き、計測が付くか
出典:Google 広告ヘルプ「検索キャンペーン向け AI 最大化設定をセットアップする」「検索キャンペーン向け AI 最大化設定の仕組み」(2026年10月3日確認)
トラッキング テンプレートは、運用担当者が見落としやすい点です。最終ページ URL の拡張は、検索語句に合わせた動的なランディング ページを使うので、テンプレートが対応していないと、移行後のページが開かなくなる場合があります。公式は、{lpurl} のあとにトラッキング パラメータを付ける書き方({lpurl}? など)を推奨し、AI Max を有効にする前に確かめるよう案内しています。最終ページ URL の拡張が有効だと、レスポンシブ検索広告で固定したアセットは無視される、という点も、広告文を厳密に管理していた会社は知っておく必要があります(Google 広告ヘルプ「AI 最大化設定の仕組み」)。
数字を見るときは、移行の前後で、数え方が変わっていないかを先に確かめます。LINE 広告の移行を扱った別の記事でも書いたとおり、数え方がそろっていない数字を前後で並べると、結論が逆になることがあります。
通話専用広告は、電話番号アセット付きのレスポンシブ検索広告へ
通話専用広告は、2026年2月に新しく作る選択肢がなくなり、2027年2月に、既存の広告もインプレッションが出なくなります。公式は、レスポンシブ検索広告の中の電話番号アセットに移るよう案内しています(Google 広告ヘルプ「電話専用広告から電話番号アセットへの移行」、公式の発表は2025年10月3日)。DSA の自動移行とは別の作業なので、DSA だけを確認して「2月は大丈夫」とは言えません。
通話専用広告から電話番号アセットへ移す順番
公式の設定ガイドの順番
出典:Google 広告ヘルプ「電話専用広告から電話番号アセットに移行する方法」(2026年10月3日確認)
移したあとの見え方は、通話専用広告と同じではありません。電話番号アセットは、広告が表示されるたびに出るわけではなく、過去の成果などをもとに、出すかどうかがオークションごとに決まります。費用は、モバイルでは電話番号アセット、パソコンでは通話を促すボタンのクリックに、広告見出しのクリックと同じ額がかかります。通話を成果として数えるには、通話レポートを有効にして、Google 広告専用の転送電話番号を使います。この設定のコンバージョンの種類の既定は「広告経由の通話数」です(電話番号アセットについて)。
電話番号の登録にも条件があります。バニティ ナンバー、プレミアム ナンバー、FAX 番号は使えません。番号は、スペースのない E.164 の形式で入れる必要があり、その番号がサイトのソースコードに書かれているか、Google Search Console でドメインの所有権が確認されていることが求められます。条件を満たさないと、「未確認の電話番号」を理由に広告が不承認になります。移す前の通話件数と、移したあとの通話件数を比べるときは、数え方(通話レポートの転送番号を使っているか、通話をコンバージョンに数えているか)が同じかを、代理店に確かめてもらいます。
確認と比較の進め方を、アカウントを見ながら決めたい場合は、Aurant Technologies の広告運用の支援から相談できます。
広告運用支援
Google広告・Meta広告・LINE広告・Yahoo!広告の運用を、GA4やCRMとのデータ連携を土台に立て直します。コンバージョン計測の整備から媒体をまたいだ改善まで、社内で判断できる形で伴走します。
