GA4の設定代行を頼む前に、今の計測が合っているかを数える|見積もりが変わる所(コンバージョンの数・フォーム・クロスドメイン・同意管理)
GA4の設定代行の費用は、作業の量で決まります。頼む前に今の計測を点検する手順(完了の数え方、タグの抜け、社内のアクセスとテスト送信、bot、保存先の件数との差)と、見積もりを動かすコンバージョンの数、フォームの種類、ドメインの数、同意の取り方、広告とのつなぎ、見積もりで確かめる質問、社内に残す権限と記録を、Googleの公式ヘルプで確かめて整理しました。
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この記事の要点
- 費用の中心は作業の費用で(標準の GA4 とタグ マネージャーは無料)、目安を示す公的なデータは見つからない。作業の量は、コンバージョンの数と定義、フォームの種類、ドメインの数、同意の取り方、広告とのつなぎで決まる。
- 頼む前に今の数字を点検する。完了の数え方、タグの抜け、社内のアクセスとテスト送信、bot、保存先の件数との差を見て、説明できない差を直す作業として見積もりに入れる。
- 見積もりでは、何件として数えたか、含む作業と確かめ方、渡す権限と記録を聞く。GA4 とタグ マネージャーの管理者は社内の人が持ち、設定の記録を残す。
見積もりを動かす五つの数と、増える作業
数える項目が増えるほど、設計・設定・テストの作業が増える
コンバージョン数と、1件の決め方
数える:成果として数える行動(問い合わせ・資料請求・購入・電話など)と、それぞれ何が起きたら1件か
増える作業:行動ごとの送る条件の設計、タグとキーイベントの設定、テスト
フォーム完了をどこで検知するか
数える:完了画面へ移るフォーム、画面が移らないフォーム、他社のサービスのフォームがそれぞれいくつあるか
増える作業:フォームの種類ごとの検知の作り分け。他社のフォームは、タグを置けるかの確認から
ドメイン一人が通るドメインの数
数える:サイト、フォーム、予約、決済など、問い合わせや購入までに通るページのドメイン
増える作業:クロスドメイン測定の設定、ドメインごとのタグの確認、除外する参照の設定
同意同意の取り方と、対象の地域
数える:同意バナーの有無、同意モードの実装の仕方、既定の状態を分ける地域、同意の確認を付けるタグ
増える作業:同意管理ツールの設定、地域ごとの既定の状態、地域ごとの確認
広告つなぐアカウントと、入札に使う成果
数える:リンクする広告のアカウント、GA4 から作るコンバージョン、すでに広告のタグで数えている行動
増える作業:リンク、コンバージョンの作成、メインとサブの整理
今の計測に直す所があれば、その直しも作業に入る(点検は次の節)
当社の整理。根拠は Google アナリティクス ヘルプ「イベントにキーイベントとしてマークを付ける」「クロスドメイン測定の設定」「ウェブサイトとモバイルアプリの同意モード」、タグ マネージャー ヘルプ「フォーム送信トリガー」、Google 広告ヘルプ「メインとサブのコンバージョン アクションについて」(2026年9月30日確認)
GA4 の導入や設定を外に頼むときの費用の中心は、作業の費用です。標準の Google アナリティクス 4(GA4)と Google タグ マネージャー(以下、タグ マネージャー)は、Google が無料で提供しているツールです(Google「Google アナリティクス」「Google タグ マネージャー」)。GA4 の設定の作業にいくらかかるかについては、公的な調査も、根拠の分かる公開データも、当社が探した限り見当たりませんでした。公開されている料金も、同じ「設定代行」という名前で、含まれる作業が会社ごとに違います。作業の量を動かすのは、成果として数える行動(コンバージョン)の数と定義、フォームの種類、ドメインの数、同意の取り方、広告とのつなぎの五つと、今の計測の状態です。同意の管理にツールを使う場合や、データを BigQuery に書き出す場合は、それぞれの提供元の料金を別に確かめます。
このため、頼む前に二つのことをしておくと、見積もりを比べられるようになります。一つは、今の数字が合っているかの点検です。完了の数え方、タグの抜け、社内のアクセスやテスト送信、bot が数字にどう混ざっているかを確かめ、直す所を洗い出します。もう一つは、見積もりを動かす五つを数えることです。数えた結果を見積もりの依頼に書けば、各社が同じ前提で見積もれます。
この記事では、点検の手順、何をコンバージョンとして数えるかの決め方、五つの要素ごとに作業が増える理由、代行に頼む作業と社内に残す記録、見積もりで聞くこと、設定の後に確かめることを、Google アナリティクス ヘルプ、タグ マネージャー ヘルプ、Google 広告ヘルプ、Google のデベロッパー向けの資料(2026年9月30日に確認)と、当社が自社のサイトで行った計測の点検の手順をもとに書きます。作業の相場の金額はこの記事に書いていません。なお、この記事を書いている Aurant Technologies は、特定の解析ツールや広告媒体の販売代理店ではありません。
頼む前に、今の数字を信用してよいかを確かめる
GA4 の設定代行には、新しく設定を足す作業と、今の設定を直す作業があります。今の数字がどこでずれているかが分からないまま頼むと、見積もりに直しが入っているかどうかを判断できません。点検に使うのは、GA4 の管理画面と、フォームの送信が残る場所(データベース、通知のメール、CRM など。以下、保存先)です。次の順は、当社が自社のサイトで行った点検(完了のイベントを送る条件の確認、保存先の件数との突き合わせ、自動のアクセスの切り分けなど)に、GA4 の管理画面で確かめられる項目を足したものです(当社の件数は載せません)。
頼む前に点検する所
差を理由ごとに説明できない所が、直す作業になる
完了を、どのページで、何を条件に送っているか
完了画面の表示で送る作りか、送信の成功で送る作りか。拡張計測機能の form_submit をそのまま完了に使っていないか
キーイベントの数え方
[イベントごとに 1 回]か[セッションごとに 1 回]か。変えても過去のデータは変わらない
タグの抜けと、設定に入っていないドメイン
Google タグの[タグの品質]の診断と[タグの対象範囲]で見る。タグ マネージャーで入れているか、ページに直接書かれているか
社内のアクセスとテスト送信
内部トラフィックの定義と、データフィルタの状態(テスト・有効・無効)
bot と、人の訪問とは考えにくい流入
既知の bot は自動で除かれる。国・画面の大きさ・エンゲージメントの時間の偏りを見る
保存先の件数との差
同じ期間で並べ、差を1件ずつ理由に分ける
当社の整理(自社のサイトで行った点検に、GA4 の管理画面で確かめられる項目を足したもの)。根拠は Google アナリティクス ヘルプ「拡張計測機能イベント」「キーイベントのカウント方法を変更する」「タグ診断を使用してタグに関する問題のトラブルシューティングを行う」「内部トラフィックの除外」「既知の bot トラフィックの除外」(2026年9月30日確認)
完了の数え方と、重ねて数えている所
まず、成果として数えているイベントが、どのページで、何を条件に送られているかを一覧にします。推奨イベントの generate_lead は、問い合わせのためのフォームやリクエストの送信に当てるイベントとして Google が示しているもので(Google アナリティクス ヘルプ「推奨イベント」)、いつ送るかはサイトの作りで決まります。完了画面の表示を条件に送っていれば、画面の再読み込みでも数えます。拡張計測機能の form_submit は、フォームが送信されたときに記録されるイベントです。どのフォームかは form_id などのパラメータで見分けますが、そのパラメータは、カスタム ディメンションを作らないとレポートに出せません(同「拡張計測機能イベント」)。当社のサイトを点検したときは、サイト内検索の送信も同じ form_submit に入っていました。
次に、キーイベント(GA4 で成果として数えるイベント)の数え方を確かめます。1回のセッションで同じキーイベントが何度も起きたときの数え方は、[イベントごとに 1 回](推奨)と[セッションごとに 1 回](従来版)から選べます。自動で作られたプロパティでユニバーサル アナリティクスの目標から作られたキーイベントや、目標の移行ツールで作ったキーイベントは、指定しなければ[セッションごとに 1 回]になり、それ以外は[イベントごとに 1 回]です。数え方を変えても、変えた後のキーイベントにだけ効き、過去のデータは変わりません(同「キーイベントのカウント方法を変更する」)。
どのイベントにキーイベントの印が付いているかも見ておきます。purchase は初めからキーイベントとして扱われ、リンクした Google 広告アカウントで広告のパーソナライズを有効にすると、session_start や view_item などにもキーイベントの印が付く、と Google は案内しています(同「イベントにキーイベントとしてマークを付ける」)。レポートの[キーイベント]の列を読むときは、[すべてのイベント]のメニューで数えたいキーイベントを選んで絞ります(同「キーイベントについて」)。
タグの抜けと、設定に入っていないドメイン
GA4 の[管理]→[データ ストリーム]から開く Google タグの設定には、タグの品質を知らせる診断があります。タグの無いページがある、Google タグの設定に入っていない別のドメインでタグが見つかった、管理者が1人しかいない、同意の設定に問題がある、といったことが表示されます(Google アナリティクス ヘルプ「タグ診断を使用してタグに関する問題のトラブルシューティングを行う」)。[タグの対象範囲]の概要では、ページごとにタグが入っているかを一覧で見られます(同「タグの対象範囲の概要について」)。見つかった別のドメインは、そのまま次の節の「ドメインの数」に入ります。
今のタグが、タグ マネージャーで入っているのか、ページに直接書かれているのかも確かめます。Google は、タグ マネージャーへ移るときは、すべてのタグを一度に移す方法を勧めています(タグ マネージャー ヘルプ「タグ マネージャーの概要」)。ページに直接書かれたタグが残っていれば、どれを移し、どれを外すかも作業に入ります。
社内のアクセス、テスト送信、bot
社内の人のアクセスは、IP アドレスを「内部トラフィック」として定義し、データフィルタで除外できます。データフィルタには[テスト][有効][無効]の状態があり、データが除外されるのは[有効]にしたときだけです。除外したデータは後から戻せず、フィルタは作った時点より後のデータにだけ効きます(Google アナリティクス ヘルプ「内部トラフィックの除外」「データフィルタ」)。定義があっても[テスト]のままなら、社内のアクセスは数字に入ったままです。IP アドレスで見分けるので、社外の回線からのアクセスは内部として扱われません。
タグの動作を確かめるテスト送信は、デバッグモードで行えば、デベロッパーのトラフィックのフィルタで除外できます(同「デベロッパーのトラフィックを除外する」)。フォームの保存先に残ったテストの記録には、保存先の側で印を付けて、実際の問い合わせと分けておきます。
既知の bot とスパイダーは GA4 が自動で除外します。この除外はオフにできず、除外された量も見られません(同「既知の bot トラフィックの除外」)。一覧に無い自動のアクセスや、問い合わせのフォームに送信してくる bot は、除かれずに数字に残りえます。当社のサイトを点検したときは、ある国からの流入が、特定の画面の大きさとブラウザに偏り、エンゲージメントの時間がごく短く、入口のページが広く散らばっていました。人の訪問とは考えにくいため、国内の数字と分けて読んでいます。
保存先の件数と並べる
最後に、期間をそろえて、GA4 が数えた完了と、保存先に届いた送信の件数を比べ、合わない分を1件ずつ理由に分けます。並べ方と、差によく混ざるもの(社内のテスト、自社への売り込み、bot、同じ人の重複)の見分け方は、「記事は読まれているのに問い合わせが来ない|流入を増やす前に、CV導線の漏れを段ごとに数えてふさぐ」で書いています。差を理由ごとに説明できれば、今の数字をどこまで信用してよいかが分かります。説明できない差が、直す作業として見積もりに入ります。
点検で GA4 のデータ探索を使うなら、[データの保持]の設定も確かめます。標準のプロパティでは2か月か14か月を選べ、この設定はデータ探索とファネルのレポートに効き、標準の集計レポートには影響しません(Google アナリティクス ヘルプ「データの保持」)。
何をコンバージョンとして数えるかを決める(問い合わせ・資料請求・購入・電話)
GA4 では、集めたどのイベントでもキーイベントにでき、Google 広告と結ぶと、キーイベントから広告のコンバージョンを作れます(Google アナリティクス ヘルプ「キーイベントについて」)。キーイベントの印を付けられるのは、標準のプロパティで30個までです。印を付けても、付けた時点より前のデータは変わりません(同「イベントにキーイベントとしてマークを付ける」)。何を数えるかは、設定を頼む前に社内で決めておきます。
行動ごとに、GA4 で数えるものと、GA4 の外で確かめるもの
決めるのは、何が起きたら1件か、どのイベント名で数えるか、実際の成果をどこで確かめるか
問い合わせ
送信を1件として数える
- 推奨イベントの generate_lead を、送信が成功したときに送る
- 相談・資料請求・採用への応募などを分けるかを決める
GA4 の外で:実際の相談かどうかは、保存先や CRM で仕分ける
資料請求
フォームの送信か、ファイルのクリックか
- フォームと引き換えに渡すなら、フォームの送信を数える
- ファイルへのリンクのクリックは file_download で記録される(他のサイトの資料へのリンクも入る)
GA4 の外で:請求した人の一覧の件数と並べる
購入
注文を1件として数える
- 推奨イベントの purchase に、注文ごとに一意の transaction_id を付ける
- 同じ transaction_id の購入は、GA4 が重複として除く
GA4 の外で:注文の管理画面の件数と並べる
電話
番号のタップを数える
- 電話番号のリンクのタップは、タグ マネージャーのクリック トリガーで数えられる
- 数えられるのはタップで、通話そのものではない
GA4 の外で:つながったか、相談だったかは通話の記録で確かめる
出典:Google アナリティクス ヘルプ「推奨イベント」「拡張計測機能イベント」「トランザクション ID を使用してキーイベントの重複を抑える」、タグ マネージャー ヘルプ「クリック トリガー」、Google 広告ヘルプ「モバイルサイトに掲載された電話番号リンクのクリックを測定する」(2026年9月30日確認)をもとに当社が整理
問い合わせと資料請求
問い合わせは、送信が保存に成功したときに generate_lead を送る作りにすると、完了画面の再表示や、入力の誤りで送れなかった操作を数えずに済みます。相談、資料請求、採用への応募などを分けて見たいなら、種類ごとに別のイベントにするか、種類をパラメータで送ってカスタム ディメンションに登録します。カスタム ディメンションは、作成から24〜48時間でレポートに使えるようになり(Google アナリティクス ヘルプ「カスタム ディメンションとカスタム指標について」)、イベント スコープのものは標準のプロパティで50個までです(同「設定の制限」)。
資料請求は、フォームへの入力と引き換えに資料を渡すなら、フォームの送信を数えます。ファイルへのリンクのクリックは拡張計測機能の file_download で記録されますが、対象はリンク先のファイルの拡張子(pdf、xlsx など)で決まります(同「拡張計測機能イベント」)。記事の中に置いた、他のサイトの資料へのリンクのクリックも同じ名前で数えられます。当社のサイトの点検でも、官公庁の資料へのリンクのクリックが file_download に入っていました。数えた件数は、資料を請求した人の一覧の件数と並べます。
購入
EC サイトの購入は、推奨イベントの purchase で数えます。注文ごとに一意の transaction_id(注文番号など)を付けると、同じ transaction_id の購入は GA4 が重複として除きます。この重複の除去はウェブのデータ ストリームで集めたデータにだけ働き、transaction_id を空の文字列で送ると、その購入はすべて重複として除かれます(Google アナリティクス ヘルプ「トランザクション ID を使用してキーイベントの重複を抑える」)。注文番号をタグに渡せるかは、カートや決済の仕組みで決まるので、使っている仕組みの名前と、注文の完了画面が自社のドメインにあるかを確かめておきます。数えた件数は、注文の管理画面の件数と並べます。
電話
サイトに載せた電話番号のリンク(tel:)のタップは、タグ マネージャーのクリック トリガーの[リンクのみ]で、a 要素のリンクのクリックとして数えられます(タグ マネージャー ヘルプ「クリック トリガー」)。数えられるのはタップで、通話そのものではありません。Google 広告のヘルプも、モバイルサイトの電話番号のクリックを数える方法について、計測できるのは実際の通話ではなく電話番号のリンクのクリックだとしています(Google 広告ヘルプ「モバイルサイトに掲載された電話番号リンクのクリックを測定する」)。
広告から来た人の通話を、通話の長さも含めて数えたいなら、Google 広告の通話コンバージョン トラッキングを使います。サイトに載せた番号への通話を数える方法では、広告をクリックした人に対して、サイトの電話番号を Google 広告専用転送電話番号に置き換えて表示し、設定した長さ以上の通話をコンバージョンとして数えます(Google 広告ヘルプ「通話コンバージョン トラッキングについて」)。転送電話番号を使える国の一覧には日本が入っています(同「Google 広告専用転送電話番号」)。つながった電話が相談だったかどうかは、社内の通話の記録で確かめます。
見積もりが変わる所(コンバージョンの数・フォームの種類・ドメインの数・同意管理・広告との連携)
記事の冒頭の図の五つが、作業の量を動かします。見積もりの依頼には、それぞれについて数えた結果を書きます。五つとは別に、点検で見つかった直しの量と、今のタグの置き方(タグ マネージャーか、ページに直接書かれているか)も作業を変えます。
コンバージョンの数と定義
キーイベントの数が増えるほど、送る条件の設計、タグ マネージャーでの設定、テスト、記録の作業が、イベントの数だけ増えます。依頼には、前の節で決めた行動の一覧と、それぞれ何が起きたら1件とするかを書きます。種類をパラメータで分けるなら、登録するカスタム ディメンションの数も書きます。
キーイベントの印も数え方も、変えた日より前のデータには効きません(Google アナリティクス ヘルプ「イベントにキーイベントとしてマークを付ける」「キーイベントのカウント方法を変更する」)。設定の後で定義を変えると、変えた日の前後で数字の意味が変わるので、定義は頼む前に社内で決めておきます。
フォームの種類
フォームは、送信の完了をどう検知できるかで作業が変わります。自社のページにあるフォームで、送信の後に完了画面へ移るなら、完了画面の表示を条件にイベントを送れます。その場合は、完了画面の URL が入力の画面と分けられるかを確かめます。画面が移らないフォームや、ほかのスクリプトが送信を処理するフォームでは、タグ マネージャーのフォーム送信トリガーが動かないことがあります。Google は、フォームやリンクのトリガーは、ほかの JavaScript のイベントが処理に割り込むと機能しない場合があるとして、公開の前にプレビュー モードで試すよう案内しています(タグ マネージャー ヘルプ「フォーム送信トリガー」、トリガーの設定についてのページ)。動かない場合は、送信が成功したことをサイトのコードからデータレイヤーに送り、カスタム イベント トリガーで受ける形にします(同「カスタム イベント トリガー」)。サイトのコードを直せる人と、その作業を誰が受け持つかが、見積もりにかかわります。
フォームの種類で変わる、完了の数え方
他社のフォームは、そのサービスで何ができるかを先に確かめる
自社のページ
送信の後に完了画面へ移る
- 完了画面の表示を条件にイベントを送れる
- 再表示でも数えるので、送る条件を決める
確かめること:完了画面の URL が、ほかの画面と分けられるか
自社のページ
送信しても画面が移らない
- フォーム送信トリガーが動くかを、プレビュー モードで試す
- ほかのスクリプトが送信を処理していると、動かないことがある
- 動かなければ、送信の成功をサイトのコードからデータレイヤーに送る
確かめること:フォームを作った人と、コードを直せる人
他社のサービス
別のドメインのページへ移る
- そのページに同じ Google タグを置けるか
- 置けるなら、クロスドメイン測定を設定する
確かめること:サービスの説明書にある、計測の設定
他社のサービス
フォームを枠(iframe)で埋め込む
- 枠の中は、そのサービスのドメインのページ
- 自社のページのタグからは、枠の中の操作に直接は触れられない
- サービスが完了を知らせる仕組みを持つか
確かめること:サービスの説明書にある、計測の設定
当社の整理。根拠は タグ マネージャー ヘルプ「フォーム送信トリガー」「カスタム イベント トリガー」とトリガーの設定についてのページ、Google アナリティクス ヘルプ「クロスドメイン測定の設定」、MDN「同一オリジンポリシー」(2026年9月30日確認)
他社のサービスのフォーム(別のドメインのページに移るものや、枠で埋め込むもの)は、送信の完了がそのサービスのページで起きます。完了を GA4 で数えるには、そのページにも同じ Google タグを置けるか、サービスが完了を知らせる仕組みを持っている必要があり、できるかどうかはサービスごとに違います。タグを置ける場合は、次のクロスドメイン測定の設定も要ります。埋め込みの枠(iframe)の中は別のオリジンの文書で、オリジンの違う文書どうしは、限られたオブジェクトにしか互いに触れられません(MDN「同一オリジンポリシー」)。頼む前に、使っているフォームのサービスの名前と、そのサービスの説明書にある計測の設定を確かめておきます。
ドメインの数
一人の利用者が、ルートドメインの違うページを行き来する場合は、クロスドメイン測定が要ります。設定しないと、別のドメインへ移るたびに新しい Cookie と ID が作られ、同じ人の一続きの訪問が、2人のユーザーの2つのセッションに分かれて記録されます。設定すると、リンクかフォームで移るときに URL の _gl のパラメータで Cookie が渡され、1人の1つのセッションになります(Google アナリティクス ヘルプ「クロスドメイン測定の設定」)。
クロスドメイン測定で、一人の流れをつなぐ
設定しないと、ルートドメインの違うサイトを行き来した一人が、2人のユーザーの2つのセッションになる
出典:Google アナリティクス ヘルプ「クロスドメイン測定の設定」、Google for Developers「複数のドメインをまたぐアクティビティを測定する」(2026年9月30日確認)をもとに当社が整理
設定は、GA4 の Google タグの設定の[ドメインの設定]に、対象のドメインを登録して行います。対象のどのページのタグでも、同じウェブデータ ストリームの同じタグ ID(「G-」で始まる ID)を使っている必要があります。移った先のページがリダイレクトすると _gl が消えることがあり、JavaScript で画面を移すリンクや、クリックのイベントを途中で止めるスクリプトがあると、_gl が付かないことがあります(同)。ドメインが増えるほど、行き来する経路ごとの確認が増えます。タグ マネージャーで Google 広告のタグを使っているなら、コンバージョン リンカーのタグにも同じドメインを設定します(Google for Developers「複数のドメインをまたぐアクティビティを測定する」)。
外部の決済代行のページを通って戻ってくる EC サイトでは、そのドメインを「除外する参照」に入れて、決済のページが流入元として数えられないようにします。除外する参照の条件は、1つのデータ ストリームに50個まで登録できます(Google アナリティクス ヘルプ「除外する参照を指定する」)。数えるのは、サイト、フォーム、予約、決済など、問い合わせや購入までに一人が通るページのドメインです。
同意の取り方
同意の扱いは、ツールの選び方から、地域ごとの設定、確かめ方まで作業が広がります。まず、同意バナーを出す必要があるかを、提供しているサービスと、利用者のいる国・地域から確かめます。Google は、欧州経済領域(EEA)、英国、スイスの利用者について、Cookie などの使用(法律で求められる場合)と、広告のパーソナライズのための個人データの収集・共有・利用に、法的に有効な同意を得るよう求めています(Google「EU ユーザーの同意ポリシー」)。GA4 の[管理]→[データの収集と修正]→[同意設定]の上部には、EEA からのトラフィックとコンバージョンの割合が表示されます(Google アナリティクス ヘルプ「Google アナリティクスで同意設定を確認、更新する」)。
日本では、電気通信事業法の外部送信規律が、利用者の情報を外部に送るタグなどを置く場合に、通知・公表、同意の取得、オプトアウトのいずれかを求めています。対象は電気通信事業を営む者で、総務省は、ニュースサイトなど各種の情報をオンラインで提供するサービスを対象に挙げ、自社の商品などをオンラインで売るサイトや、企業のホームページ・個人のブログは対象外としています(総務省「外部送信規律」)。自社が当てはまるかは、法務の担当や専門家と確かめます。Google も、同意を管理する仕組みを入れるのは広告主の責任としています(Google アナリティクス ヘルプ「ユーザーの同意の管理について」)。
同意を取る場合は、同意バナーを出す仕組み(同意管理プラットフォーム、CMP)と、Google の同意モードを組み合わせます。同意モードは、利用者の選択を Google のタグに伝えてタグの動きを変える仕組みで、同意バナーそのものは出しません(同「ウェブサイトとモバイルアプリの同意モード」)。実装の仕方は基本と高度の二つがあります。基本の実装では、利用者がバナーを操作するまで Google タグを読み込まず、同意しなかった人のデータは送られません。高度な実装では、タグを初めから読み込み、同意しなかった人については Cookie を使わない ping を送ります。見積もりでは、どちらで組むかを確かめます(同「同意モードについて」)。
同意モードの実装の仕方と、タグの動き
同意モードは、利用者の選択をタグに伝える仕組みで、同意バナーそのものは出さない
基本の実装
同意するまでタグを読み込まない
- 利用者がバナーを操作するまで、Google タグは読み込まれない
- 同意しなかった人のデータは、同意の状態も含めて Google に送られない
- Google 広告のコンバージョンのモデリングは、一般的なモデルになる
高度な実装
タグは読み込み、同意に合わせて動く
- Google タグは初めから読み込まれ、サイトで決めた既定の同意の状態で動く
- 同意しなかった人については、Cookie を使わない ping を送る
- GA4 の行動モデリングは、この実装が前提
行動モデリングには、拒否の状態のイベントが1日1,000件以上の日が7日以上あるなど、データの量の条件がある
出典:Google アナリティクス ヘルプ「同意モードについて」「ウェブサイトとモバイルアプリの同意モード」「同意モードの行動モデリング」(2026年9月30日確認)をもとに当社が整理
同意しなかった人のデータを推定で補う GA4 の行動モデリングには、条件があります。同意モードがサイトのすべてのページで有効で、高度な実装であること、analytics_storage が拒否の状態のイベントが1日1,000件以上の日が7日以上あること、過去28日のうち7日以上で、許可の状態のイベントを送った利用者が1日1,000人以上いることで、満たしても有効になるとは限りません。同意バナーを入れると、同意しなかった人のデータは欠けます(Google アナリティクス ヘルプ「同意モードの行動モデリング」)。GA4 の数字は入れる前と同じ数え方にはならないので、切り替えた日を記録し、前後を比べるときの前提にします。
2026年6月15日からは、GA4 のタグが集める Google 広告の Cookie と ID の扱いは、GA4 の Google シグナルの設定ではなく、同意モードの設定だけで決まるようになりました(同「Google アナリティクスのデータ管理の更新」)。広告と結ぶサイトでは、同意モードの設定が、そのまま広告へのデータの流れを決めます。
見積もりのために数えるのは、同意管理ツールを新しく入れるか、今あるバナーを同意モードとつなぐだけか、既定の同意の状態を分ける地域、Google 以外のタグ(ほかの広告媒体など)にも同意の確認を付けるか、確かめる地域の数です。同意の確認が組み込まれていないタグには、タグ マネージャーのタグの設定で確認を足せます(同「ウェブサイトとモバイルアプリの同意モード」)。同意の種類には、ad_storage、ad_user_data、ad_personalization、analytics_storage などがあります(Google for Developers「同意モードの概要」)。
広告とのつなぎ
広告の成果を GA4 のキーイベントで測るなら、GA4 のプロパティと Google 広告のアカウントをリンクします。リンクを作るには、GA4 では編集者以上、Google 広告では管理者の権限が要ります(Google アナリティクス ヘルプ「Google 広告を Google アナリティクスに接続する」)。キーイベントから広告のコンバージョンを作る前に、Google 広告で自動タグ設定を有効にしておきます(同「Google アナリティクスのキーイベントに基づいて Google 広告コンバージョンを作成する」)。
GA4 のキーイベントを、Google 広告のコンバージョンにする流れ
GA4 と Google 広告の数は一致しない。記録する日(行動の日か、クリックの日か)と数え方が違う
出典:Google アナリティクス ヘルプ「Google 広告を Google アナリティクスに接続する」「Google アナリティクスのキーイベントに基づいて Google 広告コンバージョンを作成する」、Google 広告ヘルプ「メインとサブのコンバージョン アクションについて」「Google 広告で Google アナリティクスのイベントからコンバージョンを作成する」(2026年9月30日確認)をもとに当社が整理
Google 広告では、入札とレポートの[コンバージョン]列に使う「メイン」と、モニタリングだけに使う「サブ」を分けます(Google 広告ヘルプ「メインとサブのコンバージョン アクションについて」)。GA4 の画面から作ったコンバージョンは既定でサブになり、メインへの変更は Google 広告でだけ行えます。Google はその理由を、入札に使うときに同じイベントを2回数えないためと説明しています(Google アナリティクス ヘルプ「Google アナリティクスのキーイベントに基づいて Google 広告コンバージョンを作成する」)。すでに Google 広告のタグで同じ行動を数えているなら、どちらをメインにするかを決め、もう一方をサブにする作業が入ります。
GA4 と Google 広告で、同じ成果の数は一致しません。Google 広告はコンバージョンを広告がクリックされた日に、GA4 は行動が起きた日に記録し、Google 広告には「初回のみ」か「全件」かの数え方もあります。GA4 のコンバージョンが Google 広告に取り込まれるまでには、最大24時間かかります(Google 広告ヘルプ「Google 広告で Google アナリティクスのイベントからコンバージョンを作成する」)。
商談や成約など、サイトの外で起きる成果を広告に返す仕組みと、社内が決めておく定義については、広告運用のインハウス化についての記事にまとめています。Meta や LINEヤフーなど Google 以外の媒体は、それぞれの媒体のタグとコンバージョンの設定を別に数えます。LINE広告から LINEヤフー広告へ移る場合の計測の引き継ぎは「LINE広告の配信停止までに、LINEヤフー広告へ移すもの」で書いています。
代行に頼む作業と、社内に残す設定の記録
代行に頼める作業は、点検、設計、設定、テストと公開、運用に分けられます。見積もりでは、どの段までを含むかを確かめます。初めの設定だけを頼んで運用は社内で行う形も、運用まで続けて頼む形もあります。
代行に頼む作業と、社内に残すもの
どの段までを頼むかで、見積もりの範囲が決まる
点検今の設定と数字の確認
頼む作業:完了の数え方、タグの抜け、フィルタ、保存先の件数との差を確かめ、直す所を一覧にする
社内に残す:点検の結果と、差の理由の一覧
設計数え方を決める
頼む作業:イベントとキーイベント、送る条件、パラメータ、ドメイン、同意の扱いを計測設計書にまとめる
社内に残す:計測設計書(数える定義は社内で決める)
設定タグと GA4 の設定
頼む作業:タグ・トリガー・変数、キーイベント、クロスドメイン、フィルタ、広告とのリンク
社内に残す:タグ マネージャーのバージョン名と説明、GA4 の変更履歴
テストと公開確かめてから公開
頼む作業:プレビュー モードと DebugView での確認、テスト送信、公開
社内に残す:確かめた項目と結果、公開した日
運用変更と見直し
頼む作業:サイトの改修に合わせた直し、定期的な点検
社内に残す:変更の依頼と対応の記録
当社の整理
GA4 の設定の先にある、BigQuery へのデータの書き出しやダッシュボードづくりは、別の作業として見積もります。書き出しの上限と費用のかかり方は「GA4をBigQueryに出してAIで分析する前に」で扱っています。ダッシュボードの構築を外に頼むときの見積もりの読み方は「BI・ダッシュボードの構築を外注する費用は、ライセンスより『数字の定義を揃える作業』で決まる」で解説しています。
管理者の権限は、社内の人が持つ
GA4 には、管理者、編集者、マーケティング担当者、アナリスト、閲覧者の五つの役割と、費用の指標や収益の指標を見せない「データ制限」があります。編集者はプロパティの設定をすべて管理でき、マーケティング担当者はオーディエンス、イベント、キーイベントの作成と編集ができます(Google アナリティクス ヘルプ「アクセス権とデータ制限の管理」)。頼み先には作業に要る役割だけを渡し、作業が終わったら見直します。
タグ マネージャーでは、アカウントの権限(管理・ユーザー)とは別に、コンテナごとに「読み取り」「編集」「承認」「公開」の権限を渡せます。「編集」ではワークスペースの作成と編集まで、「公開」ではバージョンの作成と公開までできます。Google は、有効な管理者を少なくとも2人置き、Google アカウントは外部の代理店やコンサルタントではなく組織内の担当者が管理するよう案内しています。Google のサポートに管理者の追加を頼むことはできず、管理者のいなくなったアカウントやコンテナは自動的に削除されます(タグ マネージャー ヘルプ「ユーザーと権限の管理」)。
| 画面 | 社内の人が持つ権限 | 頼み先に渡す権限(作業に合わせて) |
|---|---|---|
| GA4 | アカウントとプロパティの管理者 | プロパティの設定の作業なら編集者。キーイベントやオーディエンスの作成だけならマーケティング担当者。費用や収益の数字を見せないなら、データ制限を付ける |
| タグ マネージャー | アカウントの管理(2人以上) | コンテナの「編集」(公開は社内で行う)。公開まで任せるなら「公開」 |
| Google 広告 | 管理者 | GA4 とのリンクには、GA4 の編集者以上と Google 広告の管理者の両方の権限が要る。社内の管理者が作るか、作業の間だけ渡す |
出典:Google アナリティクス ヘルプ「アクセス権とデータ制限の管理」「Google 広告を Google アナリティクスに接続する」、タグ マネージャー ヘルプ「ユーザーと権限の管理」(2026年9月30日確認)をもとに当社が整理
設定の記録を残す
設定の中身は、画面に残る履歴と、社内で持つ文書の両方で残します。タグ マネージャーは公開のたびにバージョンを記録し、公開のときにバージョン名と説明を入れられます。いつ誰が公開したかの履歴も残り、前のバージョンに戻すこともできます(タグ マネージャー ヘルプ「公開、バージョン、承認」)。コンテナは JSON のファイルとして書き出して保管できます(同「コンテナのエクスポートとインポート」)。GA4 の[プロパティの変更履歴]には、過去2年間の変更と変更した人が残り、見るには編集者の役割が要ります(Google アナリティクス ヘルプ「アカウント / プロパティの変更履歴を表示する」)。レポートのグラフには日付に「メモ」を付けられるので(同「メモについて」)、公開や定義の変更をした日を書いておくと、あとで数字の段差の理由を追えます。
画面の履歴には、なぜそう決めたかは残りません。計測設計書には、数えるイベントごとに、送る条件、キーイベントかどうか、数え方、パラメータとカスタム ディメンション、広告に使うか、実際の成果をどこで確かめるかを書き、変えた日と理由を書き足していきます。メールや LINE の配信のリンクに付ける UTM の決まりも、この文書に入れます。LINE から来た人を GA4 で見分ける付け方は「GA4でLINEからの流入を見る方法」で書いています。
見積もりで聞くこと
見積もりを受け取ったら、金額を比べる前に、何を何件として数えたのか、どこまでの作業が入っているのかを聞きます。頼み先の種類を問わず、次の質問でそろえられます。
見積もりの中身をそろえる質問
金額の前に、中身と前提をそろえる。公開されている料金を比べるときにも使える
何件として見積もったか
キーイベント、フォーム、ドメイン、広告のアカウント、カスタム ディメンションの数
今の設定の点検と直しは含むか
新しく足す設定と、直す設定を分けて書いてもらう
タグはタグ マネージャーで入れるか
ページに直接書かれたタグを移すか外すか。サイトのコードを直す作業は誰が受け持つか
他社のフォーム・予約・決済のページで、完了を数えられるか
そのサービスでタグを置けるかを、誰が確かめるか
同意の扱いはどこまで含むか
同意管理ツールの設定、地域ごとの既定の状態、Google 以外のタグ、確かめる地域
広告とのつなぎはどこまで含むか
リンク、コンバージョンの作成、メインとサブの整理、広告のタグとの重なり
どう確かめるか
プレビュー モードと DebugView、テスト送信の件数と後始末、保存先の件数と並べる期間
どの権限を求めるか
GA4 の役割、タグ マネージャーのコンテナの権限、作業の後に外すか
終わったときに何を渡してもらえるか
計測設計書、タグ マネージャーのバージョン名と説明、変更した日の一覧
公開の後は、いつまで、何を見てもらえるか
確かめる期間、直しの範囲、運用を続けて頼むときの頼み方
当社の整理
公開されている「設定代行」の料金を比べるときも、同じ質問でそろえます。「初期設定」や「コンバージョン設定」という名前が同じでも、含むイベントの数、確かめ方、渡すものが違えば、金額は比べられません。
設定の後に確かめること
公開の前に、タグ マネージャーのプレビュー モードで、どのタグがどの順に配信されたかを確かめます(タグ マネージャー ヘルプ「コンテナのプレビューとデバッグ」)。Tag Assistant やプレビュー モードからデバッグモードを有効にすると、GA4 の DebugView でイベントとパラメータを1件ずつ見られます(Google アナリティクス ヘルプ「DebugView でイベントをモニタリングする」)。フォームごとに、成功した送信、入力の誤りで送れなかった操作、完了画面の再表示を試し、数えるべきものだけが数えられるかを見ます。
設定の後に確かめる順番
公開の前
プレビューで1件ずつ見る
- どのタグが、どの順に配信されたか
- DebugView でイベントとパラメータを見る
- 成功、入力の誤り、完了画面の再表示を試す
公開の日
日付を残す
- タグ マネージャーのバージョン名と説明を入れて公開する
- GA4 のレポートのグラフにメモを付ける
公開の直後
リアルタイム レポートを見る
- キーイベントが届いているか
- リアルタイム レポートは通常数分で更新される
翌日以降
標準のレポートを見る
- 処理には24〜48時間かかることがある
- キーイベントの印の反映は最大24時間
- データフィルタの適用は24〜36時間かかることがある
件数がたまったら
保存先の件数と並べる
- 差を理由ごとに説明できるか
- Google 広告の数とは一致しない前提で見る
同意を入れたとき
地域ごとに確かめる
- Tag Assistant で、既定の状態と、同意・拒否の後の更新を見る
- 既定の状態を分けた地域ごとに繰り返す
出典:タグ マネージャー ヘルプ「コンテナのプレビューとデバッグ」、Google アナリティクス ヘルプ「DebugView でイベントをモニタリングする」「データの更新頻度」「イベントにキーイベントとしてマークを付ける」「内部トラフィックの除外」、Google for Developers「Tag Assistant を使用した同意モードのトラブルシューティング」(2026年9月30日確認)をもとに当社が整理
公開の後は、リアルタイム レポートにキーイベントが届いているかを見ます。リアルタイム レポートは通常数分で更新されますが、そのほかのレポートは、処理に24〜48時間かかる場合があり、処理が終わるまでは数字が動きます(同「データの更新頻度」)。イベントにキーイベントの印を付けた場合、標準のレポートに出るまで最大24時間かかります(同「イベントにキーイベントとしてマークを付ける」)。データフィルタの適用にも24〜36時間かかることがあります(同「内部トラフィックの除外」)。
件数がたまったら、はじめの点検と同じように、GA4 の完了の数と保存先の件数を同じ期間で並べます。Google 広告の数とは、記録する日と数え方が違うので一致しません。一致しないことを前提に、差の理由を説明できるかを見ます。同意モードを入れた場合は、Tag Assistant で、既定の同意の状態が設定されているか、同意や拒否の後に状態が更新されるかを確かめ、地域ごとに既定の状態を分けているなら、地域ごとに繰り返します(Google for Developers「Tag Assistant を使用した同意モードのトラブルシューティング」)。
今の計測を見てもらうところから始める相談は、Aurant Technologies のアクセス解析・マーケティングデータ支援のページ(「計測を組む前に、今の数字を確かめる」の節と、費用の考え方の節)に、広告のコンバージョンの定義や媒体の設定まで含めて見直す相談は広告運用支援のページに、進め方を載せています。
アクセス解析・マーケティングデータ支援
GA4とGTMのタグ設計から、フォーム送信・電話タップ・資料DLといったコンバージョンの計測整備、Looker Studioでのダッシュボード化までを一貫して支援します。
