Microsoft TeamsとkintoneのAPI連携方法【2026年版】通知・承認・自動化の設定ガイド

Microsoft TeamsとkintoneをAPI連携して、kintone申請をTeamsで通知・承認・コメントする方法を解説。Power Automate・Zapier・webhook連携の設定手順、費用、業務効率化事例まで詳しく説明します。

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Microsoft TeamsとkintoneのAPI連携方法【2026年版】通知・承認・自動化の設定ガイド

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この記事のポイント:Microsoft TeamsとkintoneをAPI連携して、kintone申請をTeamsで通知・承認・コメントする方法を解説。Power Automate・Zapier・webhook連携の設定手順、費用、業務効率化事例まで詳しく説明します。

1. Teams×kintone連携で何が実現できるか

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Microsoft Teamsは日本企業でも多く導入されているビジネスチャットツールです。kintoneと連携することで、kintoneで管理している業務データ・ワークフロー申請の通知・承認をTeams上でスムーズに処理できるようになります。

主な活用シーン:

  • kintoneに新しい案件・受注が登録されたらTeamsの営業チャンネルに自動通知
  • kintoneで提出した稟議・経費申請をTeams上で承認ボタン1つで処理
  • kintoneの在庫が不足したらTeamsのアラートチャンネルに自動通知
  • kintoneのタスク期限が近づいたら担当者にTeamsのダイレクトメッセージを送信
  • Teams上でのコメント・ステータス更新がkintoneに自動反映

2. Teams×kintone連携の3つの方法

方法1:Power Automate(推奨)

Microsoft 365に含まれるPower Automateは、kintoneコネクタとTeamsコネクタを組み合わせてノーコードでフローを構築できます。最もメジャーな連携方法で、承認フロー(Adaptive Cards)にも対応しています。

  • kintoneのレコード追加→Teamsに通知
  • kintoneの承認申請→TeamsでApproval(承認)ボタン→kintoneステータス更新
  • コスト:Microsoft 365プランに含まれる場合は追加費用なし

方法2:Zapier(ノーコード・多機能)

ZapierはkintoneとTeamsの両方のコネクタを持つノーコード自動化ツールです。Power Automateより直感的なUIで設定でき、kintone特定フィールドの条件に応じてTeams通知先を変えるなど柔軟な設定が可能です。

  • kintoneのステータス変更→Teams指定チャンネルに通知
  • コスト:Zapier Proプラン 月額約2,500円〜

方法3:kintone webhook + Teams受信Webhook(無料)

kintoneのJavaScriptカスタマイズまたはプロセス管理のwebhook設定を使い、Teamsの「受信Webhook」(Incoming Webhook)URLへHTTPリクエストを送る方法です。無料で実装できますが、承認ボタンなどの高度な機能は実装が難しく、エンジニアスキルが必要です。

3. Power Automateでの設定手順(kintoneレコード追加→Teams通知)

  1. kintone APIトークンの発行:kintoneアプリの設定→APIトークン→新規発行(読み取り権限を付与)
  2. Power Automateでフロー作成:「自動化クラウドフロー」を選択
  3. トリガー設定:「kintone – レコードが追加されたとき」を選択してAPIトークン・アプリID・サブドメインを入力
  4. アクション設定:「Microsoft Teams – メッセージを投稿する」を選択してチャンネル・メッセージ内容を設定(kintoneのフィールド値を動的コンテンツとして挿入)
  5. テスト・保存:kintoneにレコードを追加してTeamsに通知が届くことを確認

4. 承認フローの構築(Teams Adaptive Cards承認ボタン)

稟議・経費申請などの承認フローをTeams上で完結させる仕組みを構築します。Power AutomateのAdaptive Cardsを使うことで、Teams上にボタン付きのカード形式でkintone申請内容を表示できます。

承認フローの設計

  1. kintoneで申請レコードが作成される(例:経費申請フォーム)
  2. Power Automateが申請内容を取得してTeamsの承認者にAdaptive Cardsを送信
  3. 承認者はTeams上で「承認」または「差戻し」ボタンをクリック
  4. Power Automateがkintone APIを呼び出してレコードのステータスを「承認済み」「差戻し」に更新
  5. 申請者にTeamsのダイレクトメッセージで結果を通知

導入事例:製造業の稟議承認をTeamsで完結

企業概要:中堅製造業(従業員200名・Microsoft 365 Business Standard導入済み)

課題:kintoneで管理していた稟議申請を承認するために、承認者が毎回kintoneにログインする必要があり、承認に平均2〜3日かかっていた。現場は稟議の状況をkintoneで確認する習慣がなく、確認の電話が多発していた。

Teams連携導入後の成果:

  • kintoneで申請→Teams承認フローの構築により、承認担当者がTeamsからワンクリックで承認可能に。平均承認時間が2.5日→4時間に大幅短縮
  • 申請者がTeams上でリアルタイムに承認状況を確認できるため、確認電話がほぼゼロに
  • 月間稟議件数が約300件あり、承認工数の削減で管理職1名あたり月約8時間を削減
  • Power Automateの設定はIT担当者1名が半日で構築完了。追加コストは月2,000円/ユーザー(Power Automateプレミアム)のみ

5. kintone→Teams→kintone更新の双方向連携

承認フロー以外にも、Teams上のユーザー操作がkintoneに反映される双方向連携を構築できます。活用例:

  • Teams上でタスクに「完了」コメントを付けるとkintoneのタスクステータスが「完了」に更新
  • Teamsの会議メモを送信するとkintoneの案件記録に自動追記
  • Teams上の承認操作がkintoneのプロセス管理を進行

6. 費用シミュレーション

連携方法 月額費用目安 特徴 必要スキル
Power Automate(M365含む) 追加コストなし〜2,000円/ユーザー 承認フロー対応・安定 ノーコード(設定要)
Zapier 2,500〜10,000円 多機能・設定しやすい ノーコード
kintone webhook+Incoming Webhook ほぼ0円 シンプルな通知のみ JavaScript基礎知識
Make(旧Integromat) 2,000〜7,000円 複雑なフロー・柔軟 ノーコード

7. Microsoft 365連携 vs Slack連携 vs LINE WORKS連携の比較

比較項目 Teams連携 Slack連携 LINE WORKS連携
承認フロー(ボタン操作) Adaptive Cardsで対応 Block Kitで対応 カード形式で対応
ノーコード設定のしやすさ 中程度(Power Automate) 高い(豊富なプラグイン) 中程度
双方向連携 可能(Power Automate) 可能(Zapier・Slack API) 可能(LINE WORKS API)
日本企業での導入率 非常に高い 中程度(スタートアップ多) 高い(中小企業)
コスト(追加) M365に含む場合が多い 別途Zapier等が必要 LINE WORKS費用が別途
Office連携 完全統合(Word・Excel・SharePoint) 限定的 なし

8. Microsoft 365ユーザー向けのkintone選定理由

Microsoft 365を導入済みの企業がkintoneを選ぶ理由として、以下が挙げられます。

  • 柔軟なカスタムアプリ構築:SharePoint・Listsでは実現しにくい複雑なデータベース設計・ワークフローをkintoneで構築
  • 現場のITリテラシーに依存しない:kintoneはExcel感覚で使えるUI。Microsoft Appsより現場定着が早いケースが多い
  • Teams連携で情報を集約:kintoneのデータをTeamsで確認・承認することで、複数ツールのログイン切り替えを最小化

9. よくある質問(FAQ)

Q1. Microsoft TeamsとkintoneをPower Automateで連携するには何が必要ですか?

Power AutomateでTeams×kintone連携を行うには、①Microsoft 365ライセンス(Power Automate含む)②kintoneアカウント(スタンダードコース以上)③kintone APIトークンの発行が必要です。Power Automateにはkintoneコネクタが用意されており、ノーコードでフローを構築できます。

Q2. kintoneの申請をTeamsで承認する仕組みは作れますか?

はい、Power AutomateのAdaptive Cards機能を使うことで、kintoneで作成した申請レコードの内容をTeamsのチャットに送り、承認者がTeams上で「承認」「却下」ボタンを押すとkintoneのレコードステータスが自動更新される双方向連携を構築できます。

Q3. TeamsとkintoneのPower Automate連携にかかる費用は?

Power Automateは、Microsoft 365 Business BasicやBusinessプランに含まれる無料枠で基本的な連携が可能です。複雑なフローや大量処理が必要な場合は、Power Automate Premiumプラン(月額約2,000円/ユーザー)が必要になる場合があります。

Q4. Teams連携とSlack連携はkintoneでどちらが設定しやすいですか?

SlackはkintoneのプラグインマーケットにSlack連携プラグインが豊富にあり、ノーコードで通知設定がしやすい傾向があります。Teamsはkintoneコネクタを使ったPower Automateフローの構築が主な方法で、Microsoft 365環境が整っていればより強力な承認フロー(Adaptive Cards)を構築できます。

Q5. kintoneとTeamsのwebhook連携はどのように行いますか?

kintoneのJavaScriptカスタマイズでwebhookを設定し、レコード追加・更新イベントをトリガーにTeamsの受信webhookURL(Incoming Webhook)へHTTPリクエストを送ることで、kintoneのイベントをTeamsに通知できます。この方法は無料で設定できますが、JavaScriptの基本知識が必要です。

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Aurant TechnologiesではMicrosoft 365・Power Automate・kintoneの連携設計から構築・運用サポートまで一貫してご支援します。承認フロー・業務自動化の無料相談はお気軽にどうぞ。

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10. Teams連携のトラブルシューティング

Microsoft Teams×kintone連携で発生しやすいトラブルと対処法をまとめます。

トラブル1:Power AutomateでkintoneへのAPI接続が失敗する

原因と対処:kintoneのAPIトークンが正しく設定されていない可能性があります。kintoneのアプリ設定→APIトークンで、必要な権限(レコード閲覧・追加・更新)がチェックされているか確認してください。また、kintoneのドメイン(サブドメイン.cybozu.com)の入力ミスがないかも確認が必要です。

トラブル2:Teamsの通知が届かない

原因と対処:Power Automateのフローが無効化されていないか確認してください。フローのステータスが「オン」になっていること、また対象のTeamsチャンネルへの投稿権限があることを確認します。Teamsのチャンネル通知設定でミュートになっていないかも確認しましょう。

トラブル3:承認フローでkintoneのステータスが更新されない

原因と対処:Power AutomateからkintoneへのPATCH/PUTリクエストで使用するAPIトークンに「レコード更新」権限が付与されているか確認してください。kintoneのレコードIDの取得方法が正しいかも確認が必要です。

11. Teams×kintone連携のベストプラクティス

  • 通知の絞り込み:すべてのkintone更新をTeamsに通知すると通知疲れが発生します。本当に重要なイベント(新規受注・承認待ち・緊急アラート)に絞り込むことを推奨します
  • 専用チャンネルの設計:用途別にTeamsチャンネルを設計し(例:#kintone-営業通知・#kintone-承認)、受け取る通知を整理します
  • テスト環境での検証:Power Automateのフローは本番環境で直接テストせず、kintoneのテスト用アプリで動作確認してから本番に適用します
  • フロー管理の一元化:Power Automateのフローが増えてきたら、命名規則を統一して管理しやすくしましょう

Teams×kintone連携:よく検索されるキーワード解説

Teams kintone 連携 方法:Power Automate(推奨)・Zapier・kintone webhookの3つの方法で連携可能。Microsoft 365環境があればPower Automateが最もコスパが高い。

kintone Power Automate 設定:Power AutomateのkintoneコネクタとTeamsコネクタを組み合わせてノーコードでフローを構築。APIトークンの発行が必要。

kintone Teams 承認 フロー:Power AutomateのAdaptive Cardsを使い、kintone申請→Teamsで承認ボタン→kintoneステータス更新の双方向連携を構築可能。

kintone webhook Teams:kintoneのJavaScript webhookをTeamsのIncoming Webhook URLに向けて送信。無料で設定可能だが承認ボタンなど高度な機能は難しい。

kintone Slack Teams どちらがいい:Microsoft 365を使っている企業はTeams連携がコスパ高い。Slackはkintoneプラグインが豊富でノーコード設定がしやすい傾向あり。

最終更新日:2026年4月 | Aurant Technologies編集部

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※ 本記事の情報は2026年4月時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。料金・機能は予告なく変更される場合があります。

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上場企業からスタートアップまで、数多くのデータ分析基盤構築・AI導入プロジェクトを主導。単なる技術提供にとどまらず、MA/CRM(Salesforce, Hubspot, kintone, LINE)導入によるマーケティング最適化やバックオフィス業務の自動化など、常に「事業数値(売上・利益)」に直結する改善実績多数。

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