Access の移行を頼める業者・会社15社|移行先と費用を比較
Access の移行・改修を頼める15社を、1社ずつ紹介します。Access を直して使い続ける、Web システムに作り直す、ローコード製品に移すと、頼み先によって移行先も費用も変わります。各社の料金と、どんな会社に向いているかをまとめました。
目次 クリックで開く
Access を作った人が辞めた。Windows や Office を新しくしたら動かない。使う人が増えて、ファイルが壊れる。そんなとき、移行を頼む会社を探しはじめると、改修の会社、Web システムの開発会社、ローコード製品の会社と幅が広く、どこに何を頼めばよいのか見当がつきません。
この記事では、Access の移行・改修を頼める15社を、1社ずつ紹介します。書いているのは、基幹システムの刷新やレガシー移行を支援している Aurant Technologies です。当社もその1社として、最初に紹介します。
- Aurant Technologies(当社)
- アイナレッジエンジニアリング
- インフォース
- システムキューブ
- システムハウスグローバル
- ジュビロシステム
- CReeeeT
- SHINJIDAI
- SIA
- ソレカラ(AccScan)
- QES(QUICK E-Solutions)
- イースト
- マジックソフトウェア・ジャパン
- ロフタル(PigeonCloud)
- カコムス
1. Aurant Technologies(当社)
Access の移行を頼める1社目は、この記事を書いている Aurant Technologies(当社)です。
当社は、ERP・AS/400・Access・FileMaker・SQL Server などで動く基幹業務の刷新とレガシー移行を支援しています(Access 専用のサービスではありません)。画面・帳票・計算のルール・つなぎ先・データを書き出す棚卸しから始め、製品に置き換える、製品で台帳と画面を組み直す、専用の Web アプリで作る、残して周りをつなぐ、別の基盤に載せ替える、の5つの移し方から業務ごとに選びます。
設計書が残っていない Access でも、画面の動きと帳票、実際のデータから処理を書き起こして棚卸しできます。新旧を同時に動かして結果が一致することを確かめてから切り替え、費用は棚卸しをもとにお見積もりします。棚卸しと移行の計画だけを先に頼み、その結果を他社への依頼の資料にすることも、他社の見積もりの前提を確かめるだけの相談もできます。
Access をどこへ移すかまだ決まっておらず、業務ごとに残す・作り直すを整理したい会社に向いています。
公式ページ:基幹システムの刷新・レガシー移行
2. アイナレッジエンジニアリング
Access の移行を頼める2社目は、横浜の独立系ソフトウェア開発会社、アイナレッジエンジニアリングです。
Access・Excel の資産活用を事業の一つに掲げ、設計書がなくても解析したうえで、改修、最新環境へのバージョンアップ、複数人での利用、SQL Server などへのアップサイジング、新規開発、保守(スポットと年間)の6つを提供しています。
目安は、小規模・単独利用の改修が5万円〜、アップサイジングが60万円〜、中〜大規模が80万円〜です。Access・Excel の無料診断(1社1本まで)を2026年12月28日までの期間限定で受け付けています。
今の Access を活かしながら、小さな改修から手を入れたい会社に向いています。
公式ページ:Access・Excel資産活用
3. インフォース
Access の移行を頼める3社目は、Access と SQL Server の開発を軸にしたインフォースです。
既存の Access を SQL Server に作り変えるアップサイジング(独自の自動変換ツールを使用)、Azure への移行、既存システムの保守(構成図などの資料づくり、定期訪問、機能追加)を提供しています。
開発料金の目安は6パターンで、簡単な既存 Access のアップサイジングだけなら約50万円〜、リプレイスやアップサイジングで本格的に作る場合は800万〜3,000万円です。事例は5社分が載っています。
データを SQL Server や Azure に移して、使う人が増えても動くようにしたい会社に向いています。
公式ページ:Access アップサイジング
4. システムキューブ
Access の移行を頼める4社目は、システムキューブです。
最新版の Access へのバージョンアップを中心に、データ部分を SQL Server に移すアップサイジング、.NET システムへのアップサイジングを提供しています。Access 95 から2019までの古いバージョンからの更新にも対応しています。
料金の実例は、バージョンアップのみが35万円、バージョンアップと機能追加で10万円、データ部分の SQL Server 移行が80万円です。古い Access から新しいシステムへの移行の見積りとして350万円の例も載せていて、見積もりは画面と帳票の数を見て出します。
古いバージョンの Access を、まずは最新版で動くようにしたい会社に向いています。
公式ページ:Access の移行変換・バージョンアップ
5. システムハウスグローバル
Access の移行を頼める5社目は、1983年創業のシステムハウスグローバルです。
既存の Access の改修を前面に出していて、機能の追加・改修、不具合の修復、最新バージョンへの対応、画面とデータベースの分離、SQL Server へのアップサイジング、新しいパソコン・Office への環境移行を案内しています。他社製や仕様書のない Access も、構造を解析してから提案します。
目安は、現状調査・小規模修正が20万円〜、機能追加・部分改修が50万円〜、再構築・大規模対応が100万円〜です。遠隔の保守サポートもあります。
パソコンや Office の入れ替えで動かなくなった Access を、早く直したい会社に向いています。
公式ページ:Access 改修サービス
6. ジュビロシステム
Access の移行を頼める6社目は、Access・Oracle・SQL Server の受託開発会社、ジュビロシステムです。
開発はすべて社内で行い、新規開発から保守・修正まで受けています。アップサイジングでは Access のデータ部分を SQL Server に置き換え、データ移行と権限管理も加えます。他社製のシステムも対象で、AWS 上で SQL Server を動かす構成もあります。
価格例は、Access の小規模が30万円〜、アップサイジングが60万円〜(2か月〜)で、保守は年間24万円〜(月額2万円)が例です。
アップサイジングのあとも、保守まで同じ会社に任せたい会社に向いています。
公式ページ:アップサイジング
7. CReeeeT
Access の移行を頼める7社目は、CReeeeTです。
Access や VB6 から Web アプリへ移す「レガシーシステムモダナイゼーション」を提供しています。進め方は、現状分析・ヒアリング、移行計画・設計、開発・データ移行、並行稼働・切り替えの4段階で、現状分析は無料です。
ソースコードがなくても、画面と動作から業務のロジックを解析して作り直せるとしています(質問ページ)。移行先は Next.js や React などの Web アプリで、納品後は保守契約(スポットも可)を結べます。
Access を、どこからでも使える Web アプリに作り直したい会社に向いています。
公式ページ:レガシーシステムモダナイゼーション
8. SHINJIDAI
Access の移行を頼める8社目は、島根発の業務システム開発・DX 支援の会社、SHINJIDAIです。
古くなった Access の業務アプリを、Web・クラウドへリプレイスしています。画面・帳票・マクロ・データの依存関係を棚卸しし、残す・捨てる・作り直すを分けて、リスクの低い順に計画します。データ移行の検証を並行して進め、並行運用のあとに本番へ切り替えます。
他社が作った Access にも対応できるケースが多く、費用は画面・帳票・マクロの数、データ量、同時に使う人数などで変わります。
社外や在宅からも使えるように、Access を段階的にクラウドへ移したい会社に向いています。
公式ページ:Access システムのクラウド移行
9. SIA
Access の移行を頼める9社目は、2003年から業務システムを作ってきた SIAです。
Access と Excel(VBA)のシステムを Web システムへ移しています。無料の初回相談で、延命するか Web 化するかの方針と概算の幅を答え、有償の詳細調査で報告書・機能一覧・移行計画・見積もりを出します。段階的に移し、並行稼働の期間を設けて切り替えます。
目安は、単一業務の小規模で100万〜300万円ほど、部門をまたぐ中規模で500万〜1,000万円ほど(税別)、期間は2〜6か月ほどです。
延命か作り直しかを、費用の幅を見ながら判断したい会社に向いています。
公式ページ:Access・Excel の Web システム化
10. ソレカラ(AccScan)
Access の移行を頼める10社目は、Access 資産の解析・移行設計を主力にするソレカラです。
「AccScan」で Access ファイルを外部と遮断した環境で解析し、構造・依存関係・リスクをまとめた設計図を納品します。解析できるかどうかのチェックは無料で、解析は20万円〜(税別)です。
提案で移行の概算を出し、移行開発は Web アプリで段階的に進め、各段階で並行稼働と検証を行います。設計図は取引先の開発会社にも渡せて、保守は任意で月2万円〜(税別)です。
まず Access の中身を見える化して、移行はそのあとで決めたい会社に向いています。
公式ページ:AccScan
11. QES(QUICK E-Solutions)
Access の移行を頼める11社目は、QES(QUICK E-Solutions)です。
Access の業務システムを Power Platform(Dataverse)へ移す支援を提供しています。テーブルは Dataverse、フォームは Power Apps、クエリとレポートは Power BI、マクロと VBA は Power Automate と Power Fx へと、要素ごとの移し先を示しています。
進め方は、無料の相談、移行アセスメント(そのまま移行・作り直し・廃棄に分類)、データ基盤の構築、アプリ・フローの開発、定着支援の5段階で、先にデータだけを移すこともできます。
Microsoft 365 を使っていて、Access を Power Platform に移したい会社に向いています。
公式ページ:Access to Power Platform 移行支援サービス
12. イースト
Access の移行を頼める12社目は、イーストです。
データ活用 DX ソリューションの中で、Access の既存システムとデータを Web の業務アプリへ移す Pleasanter 移行ツール(アセスメントとデータ移行)を案内しています。設計書の情報の出力を自動化していて、仕様書がなくても設計情報を出せます。
移行後の形はPower Platform、Pleasanter、スクラッチ開発から選べ、Pleasanter は認定パートナーとして導入支援・カスタマイズ・有償サポートを行います。
仕様書のない Access を、ノーコードの Pleasanter などに移したい会社に向いています。
公式ページ:Pleasanter 導入支援
13. マジックソフトウェア・ジャパン
Access の移行を頼める13社目は、マジックソフトウェア・ジャパンです。
ローコードの開発・実行基盤 Magic xpa への移行サービスです。Access の画面や操作性をそのまま再現でき、RIA・Web アプリにも移せます。データベースは SQL Server や PostgreSQL で、ファイルを送ると解析と見積もりが返り、合意したら移行へ進みます。
事例には、Access の基幹システムの350本のプログラムを3か月で移した岩瀬運輸機工や、仕様書がないシステムを6か月で移した茨城電通があります。
今の画面や操作感を変えずに、Access から移したい会社に向いています。
公式ページ:Access 等からのマイグレーションサービス
14. ロフタル(PigeonCloud)
Access の移行を頼める14社目は、ノーコードのデータベース「PigeonCloud」を提供するロフタルです。
PigeonCloud への移行代行として、データの移行、入力画面と帳票の再現、権限・ユーザー管理を行います。元の Access ファイルは手元に残したまま、確認してから切り替えられ、最短1週間からです。
料金は5テーブルで5万円〜(項目数により見積もり)、移行後の利用料は月額5,500円〜(5ユーザーから)です。VBA や独自の帳票レイアウトの完全な再現は、別見積もりか代わりの機能の提案になる場合があります。Access が落ちて止まる問題を解消した東海部品工業の事例があります。
小さな Access を、費用を抑えて早くクラウドのデータベースに移したい会社に向いています。
公式ページ:Access 移行 代行サービス
15. カコムス
Access の移行を頼める15社目は、カコムスです。
「Access システム クラウド移行サービス」は、現状分析、システム移行、保守・改善の3工程を一貫して行います。方式は、データベースだけのクラウド化、Power Platform、スクラッチ開発(.NET・Java・SQL など)の3つで、現状分析で Access と VBA を解析して方式を選び、リスクと概算費用を示します。
現状分析だけの依頼もできます。移行は PoC と段階的なリリースで進め、事例は製造業の品質管理システム(約12人月、約6か月)です。
移し方の方式から相談して、リスクと費用を見比べて決めたい会社に向いています。
公式ページ:Access システム クラウド移行サービス
Access の移行の費用は何で決まるか
15社を見比べると、Access の移行の頼み先は、今の Access を直して使い続ける会社、Web システムに作り直す会社、ローコード・ノーコードの製品へ移す会社、方式から一緒に選ぶ会社の4つに分かれます。費用もそれに沿って、改修やバージョンアップなら5万円から数十万円、データを SQL Server に移すアップサイジングなら50万〜80万円ほどから、Web システムなどへの作り直しなら100万円から、規模によっては数千万円と、大きく変わります。
| 会社 | 何の金額か | 金額 |
|---|---|---|
| アイナレッジエンジニアリング | 改修/アップサイジング | 5万円〜/60万円〜 |
| インフォース | アップサイジング | 約50万円〜(簡単なもの)、本格的な作り直しは800万〜3,000万円 |
| システムキューブ | バージョンアップ/SQL Server 移行(実例) | 35万円/80万円 |
| システムハウスグローバル | 調査・小規模修正/再構築 | 20万円〜/100万円〜 |
| ジュビロシステム | アップサイジング | 60万円〜 |
| SIA | Web 化(小規模/中規模) | 100万〜300万円/500万〜1,000万円(税別) |
| ソレカラ | 解析 | 20万円〜(税別) |
| ロフタル | 移行代行/利用料 | 5テーブル5万円〜/月5,500円〜 |
見積もりを頼む前に、Access ファイルの数と大きさ、画面・帳票・クエリの数、同時に使う人数と場所、つなぎ先、作った人と設計書の有無、使っているバージョンを数えておくと、各社の金額を同じ条件で比べられます。Access のファイルは合計2GB、同時ユーザーは255が上限です(Access の仕様)。Office 2021 のサポートは2026年10月13日に終わり、その後は不具合やセキュリティの修正が提供されません(Office 2021 のサポートの終了)。
移行先を製品ごとに見たいときは「Access の移行先を製品別に見た記事」、汎用の SaaS と Web アプリの選び方は「Access 移行で汎用 SaaS と Web アプリをどう選ぶか」、自社で移す手順は「SSMA で SQL Server へ移す」「Power Apps へ移す」で書いています。
自社に合う移行先と頼み先を見つけよう
Access の移行は、今の画面をどこまで残したいかで、合う会社がはっきり分かれます。まずは Access を直して使い続けるのか、作り直すのか、製品に移すのかを決め、その方向に合う2〜3社に同じ条件で見積もりを頼んでみてください。決めきれないときは、解析や現状分析だけを先に頼める会社もあります。
当社でも、設計書の残っていない Access の棚卸しから、移し先の選び方、移行までのご相談を受けています。詳しくは基幹システムの刷新・レガシー移行のページをご覧ください。
各社の内容と金額は、2026年10月11日に各社の公式ページで確認したものです。税の表記がない金額は、税込か税別かを各社に確認してください。最新の内容は、依頼の前に各社にご確認ください。紹介の順番は、当社のあとは、Access の改修・アップサイジング、Web システムへの作り直し、ローコード・ノーコードの製品への移行、方式から選ぶ会社の順で、順位ではありません。
システム統合・基幹刷新
データ統合基盤の構築、iPaaS/API連携によるシステム間統合、レガシー基幹からの段階的移行、ERP/基幹システムの選定・導入支援まで。既存資産を残したまま、変えるべきものだけを変える進め方で支援します。
