Snowflake のパスワードだけのログインが使えなくなる(2026年8〜10月)|BI・ETL・スクリプトの接続を、どれから切り替えるか

Snowflake はパスワードだけのサインインをやめる第3段階を、2026年8〜10月にアカウントごとに適用します。人のユーザーはパスワードに二要素が必要になり、人ではないユーザーはパスワードで入れず、LEGACY_SERVICE は SERVICE に移されます。ユーザーのタイプと接続している道具の数え方、Tableau・Power BI・TROCCO・dbt・スクリプトの切り替え先と順番、止まった日の戻し方、社内に残す記録を、Snowflake と各ツールの公式資料でまとめました。

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この記事の要点

  1. 人のユーザーは、パスワードで入るなら二要素が要る。人ではないユーザーは、パスワードで入れない。LEGACY_SERVICE という型はなくなり、SERVICE に移される。この第3段階は2026年8〜10月で、適用の日付は Snowflake からアカウントごとに通知される。
  2. まず数えるのは、ユーザーのタイプ(PERSON・SERVICE・LEGACY_SERVICE)と、そのユーザーで接続している道具。SHOW USERS とログイン履歴で取れる。1つのユーザーを複数の道具で共有していないかも、ここで見える。
  3. 切り替えは、二要素に答える人がいない接続(ETL・自作のスクリプト・BI の定期更新)から。切り替え先は、キーペア・プログラムによるアクセストークン・OAuth。止まったあとも、パスワードには戻さず、鍵かトークンを入れ直す。

パスワードだけのサインインをやめる3つの段階

日付は目安で、変わりうる。第2段階・第3段階は、アカウントごとに三か月の間で順に適用され、日付が通知される

2025年9月〜2026年1月

第1段階:Snowsight

  • 人のユーザーが、パスワードで Snowsight に入るとき、二要素が要る
  • BI ツールなどからの接続は、まだパスワードだけで使える

対象:人のユーザー

2026年5〜7月

第2段階:新しいユーザー

  • 適用後に作る人のユーザーは、BI ツールからでも二要素が要る
  • LEGACY_SERVICE は、作るときも変えるときも指定できなくなる

対象:新しく作るユーザー

2026年8〜10月

第3段階:すべてのユーザー

  • すでにいる人のユーザーも、パスワードなら二要素が要る
  • 人ではないユーザーはパスワードで入れない。LEGACY_SERVICE は SERVICE に移される

対象:既存を含むすべて

出典:Snowflake Docs「Planning for the deprecation of single-factor password sign-ins」(2026年10月3日確認)

Snowflake は、パスワードだけのサインインをやめる最後の段階(第3段階)を、2026年8〜10月に、アカウントごとに順に適用しています(Snowflake Docs「Planning for the deprecation of single-factor password sign-ins」、2026年10月3日確認)。適用されると、人のユーザーはパスワードに加えて二要素が要り、人ではないユーザーはパスワードそのものが使えなくなります。LEGACY_SERVICE というユーザーのタイプはなくなり、既存のユーザーは SERVICE に移されます。

Tableau・Power BI・TROCCO・dbt・自作のスクリプトが、同じユーザーのパスワードで接続している会社では、通知を受け取っても、どの接続が止まるのかが見えにくくなります。この記事は、止まる条件をユーザーのタイプと接続している道具の組み合わせで見分け、切り替える順番と、止まった日の戻し方、社内に残す記録までを書いています。

この記事を書いているのは10月3日です。自社のアカウントは、すでに適用されているかもしれませんし、これからかもしれません。適用の日付は、Snowflake の資料でも「変わりうる」とされていて、この記事からは分かりません。自社の日付は、届いた通知と、Snowsight の Trust Center にある Strong Authentication Hub で確かめます。

日程:第3段階は2026年8〜10月、日付はアカウントごと

Snowflake の日程表では、第2段階が2026年5〜7月、第3段階が8〜10月です。第2段階と第3段階は、三か月の間に、アカウントを順に切り替えながら適用され、アカウントごとの日付は通知で届くとあります。この2つの段階は、月ごとの動作変更のまとまり(behavior change bundle)には紐づいておらず、日付が変わることがあると書かれています(Snowflake Docs)。

この変更が及ばないアカウントもあります。Snowflake は、リーダーアカウント、トライアルのアカウント、Snowflake Postgres を、この段階の対象外としています。それらは、パスワードだけのサインインを続けられます。

Strong Authentication Hub は、二要素に登録していない人のユーザーや、移す必要のある LEGACY_SERVICE のユーザーを、一覧にして見せる画面です。Power BI などのアプリから、直近90日にパスワードだけで入ったユーザーも拾います。適用の日程の表示と、適用日を延ばす操作もここにあります(Strong Authentication Hub)。見るには、ACCOUNTADMIN か、Trust Center の閲覧の権限が要ります。

接続の洗い出しだけを、先にお手伝いすることもできます。道具と持ち主の一覧ができれば、そのあとの切り替えは自社の作業にできます(データ基盤とBIの案内)。

資料によって、日付の書き方が違う

dbt の設定ページ(dbt v2 向け)には、2026年8月31日からパスワード認証は使えなくなる、という注意書きがあります。同じページの別の箇所には、LEGACY_SERVICE のユーザーではパスワードのログインが引き続き使える、とも書かれていて、ページ内でも言い方が揃っていません。Tableau のページには、ユーザー名とパスワードだけの方式は2025年5月に廃止された、とあります(Tableau のヘルプ)。どちらも、Snowflake の日程表(アカウントごとの通知で、日付は変わりうる)とは一致しません。当社は、Snowflake の資料と、自分のアカウントに届いた通知を基準にしています。

まず数える:ユーザーのタイプと、接続している道具

Snowflake のユーザーには、TYPE というプロパティがあります。人のユーザーは PERSON で、TYPE を設定していない場合も人のユーザーとして扱われます。アプリやサービスのためのユーザーは SERVICE で、パスワードでも SAML のシングルサインオンでも入れません。LEGACY_SERVICE は、人が操作しないユーザーに、移行のあいだだけパスワードを許していた型で、廃止されます(Types of users)。

ユーザーのタイプごとの、パスワードと二要素の扱い(Snowflake Docs より)
ユーザーのタイプパスワード二要素(MFA)第3段階のあと
PERSON(TYPE を設定していない場合も同じ)使えるパスワードで入るなら必要パスワードに加えて二要素が必要になる
SERVICE使えない(SAML のシングルサインオンも使えない)登録できない変わらない
LEGACY_SERVICE使える(SAML も使える)求められない(Snowsight でも、第1段階では対象外)タイプが廃止され、SERVICE に移される。パスワードで入れなくなる

見落としやすいのは、TYPE を決めずに作った、機械のためのユーザーです。BI の定期更新やスクリプトの専用ユーザーを、TYPE を設定せずに作っていると、Snowflake からは人のユーザーに見えます。第3段階の後は、パスワードで入るなら二要素が要るので、二要素に答える人がいない接続は止まる、というのが私たちの読みです。数えるときは、名前や用途ではなく、TYPE と、実際のログインの記録で見ます。

数える手順は4つで、ほとんどが Snowflake の中で取れます。

数える手順

取れるものは、ほとんどが Snowflake の中にある

1 タイプを見るSHOW USERS で type と has_password を取る
2 使い方を見るログイン履歴で、どのクライアントがどの認証で入っているかを取る
3 道具と持ち主を書くユーザーごとに、使っている道具と連絡先を書く
4 ハブと突き合わせるTrust Center の一覧と、自分の一覧を並べる

出典:SHOW USERS、LOGIN_HISTORY、Strong Authentication Hub(2026年10月3日確認)

数えるための SQL(例)

1つ目は、ユーザーの一覧です。SHOW USERS の出力には、type・has_password・has_rsa_public_key・has_mfa・has_pat の列があります(SHOW USERS)。出力の列名は小文字なので、二重引用符で囲みます。

SHOW USERS;
SELECT “name”, “type”, “has_password”, “has_rsa_public_key”, “has_mfa”, “has_pat” FROM TABLE(RESULT_SCAN(LAST_QUERY_ID())) ORDER BY “type”, “name”;

2つ目は、直近90日のログインです。LOGIN_HISTORY は過去365日の分を持ち、反映が最大120分遅れることがあります。FIRST_AUTHENTICATION_FACTOR は最初の認証の方法、SECOND_AUTHENTICATION_FACTOR は二要素を使ったかどうかで、使っていなければ NULL です(LOGIN_HISTORY)。ここでは値を決め打ちせず、組み合わせごとの件数を出します。

SELECT user_name, reported_client_type, first_authentication_factor, second_authentication_factor, is_success, COUNT(*) AS n, MAX(event_timestamp) AS last_seen FROM snowflake.account_usage.login_history WHERE event_timestamp >= DATEADD(day, -90, CURRENT_TIMESTAMP()) GROUP BY ALL ORDER BY user_name;

列名は確かめた仕様のとおりです。自社の環境で実行して、列の中身を目で見てから集計に使ってください。ACCOUNT_USAGE を読むには、権限が要ります。

ユーザーの一覧とログインの記録は、道具の名前までは教えてくれません。ログインの記録の REPORTED_CLIENT_TYPE と接続元のアドレスで見当をつけ、道具の側の設定画面で、どのユーザーを使っているかを確かめます。1つのユーザーを複数の道具で共有している場合は、このタイミングで、道具ごとにユーザーを分けておくと、あとの鍵の持ち主と更新日の記録が楽になります。

外から Snowflake に接続する道具を増やさずに、データの取り込みを Snowflake の中で組んだ例は、当社の公開記事「Snowflake 導入支援。GA4 取り込みのテーブルとロール設計」にあります。ロールと権限を分けて考える材料としても使えます。

切り替える順番:人が二要素に答えられない接続から

止まったときに、人が画面の前で直せるかどうかで、順番を分けます。人のユーザーの二要素は、本人が登録すれば済みます。ETL や定期更新のように、夜中に動く接続は、パスワードが使えなくなると、朝まで気づけません。そこで、機械が使うユーザーを先に切り替えます。

切り替える順番

止まったときに、人が直せない順に並べている(当社の見立て)

先に

人が答えられない接続

  • LEGACY_SERVICE のユーザー
  • ETL・自作のスクリプト・BI の定期更新に使っている人のユーザー

切り替え先:SERVICE にして、キーペア・トークン・OAuth のどれか

理由:パスワードで入れなくなる。二要素に答える人もいない

次に

道具が鍵に対応していない接続

  • 道具の資料で、キーペア・トークン・OAuth の対応を見る
  • 対応していない場合は、道具の提供元に確かめる

切り替え先:道具ごとに違う(次の表)

理由:設定する場所が、Snowflake の外にある

最後に

人が画面から使う接続

  • デスクトップの BI や SQL クライアントで、人が自分のユーザーで入る場合
  • Snowsight は第1段階ですでに二要素が要る

切り替え先:二要素の登録。シングルサインオンの会社は、そちらのまま

理由:人が操作するので、二要素に答えられる

根拠:人でないユーザーのパスワードが使えなくなること、人のユーザーに二要素が要ること(Snowflake Docs)(2026年10月3日確認)

人のユーザーが BI から入る場合、二要素の確認は ODBC・JDBC のドライバーでも使えます。ただし、固定電話や電話の呼び出しを使った二要素の設定は、ODBC や JDBC などのドライバーでは使えません。接続のあいだに入力する回数を減らすための、二要素のトークンのキャッシュ(最長4時間)もあります(Multi-factor authentication)。

SERVICE に変える前に確かめること

1

そのユーザーで、人が Snowsight や手元の BI に入ることがあるか

ログイン履歴のクライアントの種類で見分ける。SERVICE にすると、パスワードでも SAML でも入れなくなる

2

1つのユーザーを、複数の道具で共有しているか

道具ごとにユーザーを分けると、鍵の持ち主と更新日を、ユーザー単位で書ける

3

接続の持ち主を、名前で言えるか

止まったときに、鍵を入れ直せる人がいるかどうか

どれかに当てはまる先にユーザーを分けるか、持ち主を決める
どれにも当てはまらないSERVICE に変えて、キーを登録する

根拠:SERVICE のユーザーの性質(Types of users)(2026年10月3日確認)

道具ごとの切り替え先と、できないときの相談先

パスワードの代わりに使う方式は、大きく3つです。キーペア、プログラムによるアクセストークン(PAT)、OAuth です。

パスワードの代わりに使う3つの方式
方式仕組み期限と前提使える道具(公式の記載)
キーペア公開鍵を Snowflake のユーザーに登録し、秘密鍵を道具の側に置くRSA 2048 ビット以上。名前付きのキーペアなら、入れ替えのあと古い鍵が既定で24時間残る。秘密鍵の保管は自分で守るPython コネクタ・JDBC・ODBC・Node.js・.NET・Go などのドライバー、SnowSQL、Snowflake CLI。Tableau・Power BI・TROCCO・dbt の各資料にも載る
プログラムによるアクセストークン(PAT)Snowflake で発行したトークンを、パスワードの欄に入れる既定の有効期限は15日、最長は既定で365日。既定では、ネットワークポリシーが要る。期限が切れると接続が止まるSnowflake の資料は Tableau・Power BI を例に挙げる。Tableau・TROCCO の資料にも載る
OAuth(Microsoft Entra ID など)認証の相手(Entra ID など)で認証し、その結果で Snowflake に入るEntra ID 側と Snowflake 側の両方に、事前の設定が要る(TROCCO の資料)Power BI(推奨とされている)・Tableau・TROCCO

機械が使うユーザーには、キーペアを基本にするのが当社の見立てです。PAT は、期限があるので、更新の日を記録して守る運用が要ります。OAuth は、Microsoft Entra ID などの認証基盤をすでに使っている会社なら、その設定を使えます。

道具ごとの切り替え先は、次のとおりです。道具の版や契約で、使えるものが変わります。

道具ごとの切り替え先(各ツールの公式資料より)
道具切り替え先条件と注意
Tableauキーペア・PAT・OAuth(OAuth のクライアント認証は2026.2で追加)キーペアは Desktop・Prep・Cloud が2024.3以降、Server が2025.1以降。Snowflake の ODBC ドライバー 3.4.0 以上と、鍵を作る OpenSSL 3.x 以上が要る。Web 編集では、キーペアの接続を公開も編集もできない
Power BIMicrosoft Entra ID(推奨)・キーペア(ADBC)・サービスプリンシパルキーペアは、データフロー Gen1 と Power Apps のデータフローでは使えない。ユーザー名とパスワードの方式は、廃止の予定とある
TROCCOキーペア・PAT・Microsoft Entra ID の OAuth新しく接続を作るときは、この3つから選ぶ。一度ほかの方式に変えると、パスワードには戻せない。PAT は期限が切れるとジョブがエラーになる
dbtキーペア・シングルサインオン・パスワード+二要素キーペアは、鍵のパスか PEM の本文で渡す。PKCS#8 と AES-256 の暗号化が勧められている
自作のスクリプトキーペア(各ドライバー)・PATPAT はドライバーでパスワードの代わりに使える。ネットワークポリシーが既定で要る

表の「使えない」に当たる接続や、道具の資料に切り替え先が載っていない接続は、切り替えの先が見つからないことがあります。その場合は、道具の提供元に、キーペアか OAuth の対応を確かめます。この確認は、適用の日付が来る前に済ませておくほうが、あとで困りません。

キーペアに変える作業そのものは、Snowflake の資料のとおりの手順です。流れを下に置きます。

キーペアを登録する手順(例)

Snowflake の資料のとおりの流れです。ユーザー名・鍵の名前・ファイル名は例です。鍵を割り当てるには、そのユーザーの OWNERSHIP か、MODIFY PROGRAMMATIC AUTHENTICATION METHODS の権限が要ります(Key-pair authentication and rotation)。

1 秘密鍵と公開鍵を作る(パスフレーズ付き)。

openssl genrsa 2048 | openssl pkcs8 -topk8 -v2 aes-256-cbc -inform PEM -out rsa_key.p8
openssl rsa -in rsa_key.p8 -pubout -out rsa_key.pub

2 ユーザーのタイプを SERVICE にして、公開鍵を登録する。公開鍵は、先頭と末尾の行(—–BEGIN PUBLIC KEY—– など)を除いた本文だけを入れます。

ALTER USER etl_user SET TYPE = SERVICE;
ALTER USER etl_user ADD KEY PAIR my_key PUBLIC_KEY = ‘(公開鍵の本文)’;

3 登録した鍵を確かめて、道具の接続に秘密鍵を設定する。

SHOW USER KEY PAIRS;

TYPE を SERVICE にすると、そのユーザーのパスワードと SAML の道は閉じます。人が Snowsight などで使っているユーザーは、先に別のユーザーに分けてください。入れ替えは ALTER USER … ROTATE KEY PAIR で、古い鍵は既定で24時間残ります。

止まった日の復旧:パスワードに戻さず、鍵かトークンを入れ直す

止まったときに最初に見るのは、ログイン履歴の失敗の行です。ユーザー名・クライアントの種類・エラーの文が出ます。ただし、この履歴は、反映が最大2時間遅れることがあります(LOGIN_HISTORY)。

止まった日の戻し方

パスワードに戻すのではなく、道具に鍵かトークンを持たせ直す

1 失敗を見るログイン履歴で、失敗した行のユーザー・クライアント・エラーの文を見る
2 ユーザーを見るSHOW USERS で type・has_password・has_rsa_public_key・has_pat を見る
3 鍵かトークンを入れるキーペアを登録するか PAT を発行し、道具の接続を直す
4 成功を見る履歴に、認証の方法が変わった成功の行が出る

SERVICE のユーザーは、パスワードで入れず、ALTER USER … RESET PASSWORD も使えない。パスワードを戻す道は、最初から探さない

出典:Types of users、LOGIN_HISTORY、Key-pair authentication、Programmatic access tokens(2026年10月3日確認)

パスワードに戻す道は、使えない前提で考えます。第2段階のあとは、LEGACY_SERVICE を指定できません。第3段階では、LEGACY_SERVICE のユーザーは SERVICE に移され、SERVICE のユーザーはパスワードを持てません(Snowflake Docs)。SERVICE のユーザーを PERSON に変えると、隠れていたパスワードは戻ります(ALTER USER)。ただし、人のユーザーに戻るので、パスワードで入るには二要素が要り、人が操作しない接続の戻し方にはなりません。これは当社の読みです。

PAT を使う場合は、ネットワークポリシーが既定で要ります。道具の接続元のアドレスが、許可の範囲に入っているかも確かめます。TROCCO のように、方式を一度ほかに変えるとパスワードに戻せない道具もあるので、変えるのは、移し先の準備ができてからにします。

適用の日付を延ばす機能は、Strong Authentication Hub にあります。適用されたあとにも使えるかどうかは、確かめられていません。時間が足りない接続があるなら、適用の前に、ハブで確認してください。

社内に残す記録:誰が鍵を持ち、いつ更新するか

Snowflake につなぐ BI が QlikView 12.90 の場合は、サポートが2026年10月31日に終わります。上げるか別の BI へ移すかをアプリの数で決める手順は「QlikView 12.90 のサポートが2026年10月31日に終わる」で解説しています。

切り替えたあと、いちばん困るのは、鍵やトークンの持ち主が分からなくなることです。ユーザーごとに1行で、次の欄を残します。

社内に残す記録(1ユーザー1行)
書く欄書くこと残す理由
ユーザーとタイプSnowflake のユーザー名と、TYPEタイプで、止まり方が決まる
道具と持ち主使っている道具・用途・連絡できる人止まったとき、誰に連絡して直すかが決まる
認証の方式キーペア・PAT・OAuth のどれか道具ごとに、直す場所が違う
鍵・トークンの置き場所秘密鍵・パスフレーズ・トークンの保管先秘密鍵の保護は、使う側の責任とされている
更新の日PAT の期限日、鍵を入れ替える予定日PAT は期限が切れると、道具の接続が止まる
ネットワークポリシーPAT を使うなら、許可する接続元のアドレスPAT は既定で、ネットワークポリシーが要る

名前付きのキーペアなら、入れ替えのあとも古い鍵が既定で24時間残るので、道具の側を直す時間があります。PAT は、期限が切れる前に、Snowflake 側で発行し直して、道具の接続を更新します。この記録は、担当が代わるときの引き継ぎの資料にもなります。

この記事で確かめられなかったこと

自社のアカウントに、第3段階がいつ適用されるか(通知と Strong Authentication Hub でしか分かりません)。適用されたあとでも、ハブの延長の機能が使えるか。パスワードで入れなくなったときに、道具の側に出るエラーの文言(ログイン履歴の ERROR_MESSAGE の中身は、環境で確かめてください)。Power BI で PAT が使えるか(Snowflake の資料は例に挙げていますが、Power BI の資料の認証方式の一覧には載っていません)。自社サーバーで動かす古い版の道具が、キーペアに対応しているか。

接続の一覧づくりと、切り替えの順番の整理は、Aurant Technologies のデータ基盤とBIの案内から、困っている1点だけでも相談できます。

データ分析・データ基盤支援

Snowflake・BigQuery・Treasure Dataといったデータ基盤の選定から、基幹・SaaS・広告・POSに散らばったデータの集約、dbtでの指標統一、Lookerなどでのダッシュボード化までを支援します。

AT
aurant technologies 編集

上場企業からスタートアップまで、数多くのデータ分析基盤構築・AI導入プロジェクトを主導。単なる技術提供にとどまらず、MA/CRM(Salesforce, Hubspot, kintone, LINE)導入によるマーケティング最適化やバックオフィス業務の自動化など、常に「事業数値(売上・利益)」に直結する改善実績多数。

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