SOLUTION 11
長く使ってきた
基幹システムを、
中身を洗い出してから
止めずに移行する。
ERP・AS/400(IBM i)・Access・FileMaker・SQL Server・メインフレームなどで動く業務を、新しい仕組みへ移します。画面・帳票・計算のルール・つなぎ先・データを洗い出し、製品に置き換えるか、作り直すか、残して周りをつなぐかを業務ごとに決めます。切り替えまでは新旧を並べて動かし、結果が合うかを確かめます。
今の仕組みの機能を一つずつ書き出し、使っているかどうかと、移し方を決めます。使われていない機能は移しません。
※ 図はイメージです(架空の例)
Challenges
対象は、こうした状態の
基幹システムです
保守の期限、中身を分かる人の退職、改修の費用。一つでも当てはまれば、そこから伺います。
終わる日が決まっているハードウェア・OS・製品の保守の終わりが見えてきたが、延長するか移すかを決めきれていない。
社内にいなくなる作った担当者が退職した、または近く退職する。クエリやマクロ、プログラムの中身を説明できる人がいない。
高い見積りが来る項目を1つ足すだけでも改修の見積りが高く、保守の費用も毎年かかり続けている。
当時の仕様が分からない作った会社の担当者が替わり、設計書も残っていない。直すたびに、調べ直すところから始まる。
ExcelやAccessで補ってきた基幹で足りない集計や計算を周りのファイルで補ううちに数が増え、どれが正しいデータか分からなくなっている。
CSVと手入力でつないでいる会計・販売管理・Webの受注とのあいだを、CSVの出し入れと手入力でつなぎ、月末に突き合わせている。
予算も時間もない一括での入れ替えを勧められたが、その費用も、業務を止める期間も取れない。
妥当か判断できない移行の提案と見積りを受け取ったが、範囲と前提が妥当かを社内で判断できない。
Process
棚卸し・移し先の選択・
並行稼働の順に進めます
今の仕組みは、切り替えるまで止めません。棚卸しと移行の計画までを先に行い、移すかどうかをその結果を見て決めることもできます。
今の仕組みを棚卸しする
画面・帳票・計算のルール・つなぎ先・データを書き出し、使われていない機能を見つけます。
移し先を業務ごとに選ぶ
製品に置き換える・作り直す・残して周りをつなぐ・載せ替えるを比べ、業務ごとに決めます。
新旧を並べて動かす
同じデータで新旧を動かし、件数や金額が合うかを、業務の区切りごとに確かめます。
切り替えて、保守を続ける
差がなくなった業務から切り替え、旧のデータは参照できる形で残します。保守は最初に決めた範囲で続けます。
Step 1 / Inventory
最初に、今の仕組みの
中身を書き出します
設計書が残っていなくても始められます。ソースコードがあれば読み、無ければ画面の動きと帳票、実際のデータから書き起こします。使われていない機能は、移す対象から外します。
プログラムを読む作業には、生成AI(Claude Code)も使います。書き起こした計算のルールは、その業務をいちばん知っている方と一緒に確かめてから、次の段階に進みます。
Step 2 / Options
入れ替えを前提にせず、
業務ごとに移し先を選びます
同じ会社の中でも、製品に置き換えたほうがよい業務と、作り直したほうがよい業務があります。当社は特定の製品の販売代理店ではないため、製品で足りる業務にはそちらをお勧めします。
| 向いている場合 | 今の仕組みとデータ | 気をつけること | 費用のかかり方 | |
|---|---|---|---|---|
| 製品に 置き換える |
会計・販売管理・給与など、業務の流れが標準的で、製品の機能に業務を合わせられる場合。 | マスタと、必要な期間の取引データを移す。旧の仕組みは参照用に残すか、止める。 | 製品に無い機能を追加の開発で足しすぎると、製品が更新されるたびに確かめる手間が増える。 | 製品の利用料と、設定・データ移行の費用。 |
| kintone などで組む |
Access・FileMaker・Excelの台帳のように、社内で項目や画面を直しながら使ってきた業務。 | 台帳と画面を組み直し、データを移す。計算は、標準の機能・プラグイン・外部との連携で置き換える。 | 件数の多いデータや込み入った計算は、標準の機能だけでは扱いにくいことがある。 | 利用人数に応じたライセンスと、構築の費用。 |
| 専用の Webアプリで作る |
計算や例外の処理が多く、製品に合わせると業務が回らない場合。今のプログラムの処理を引き継ぎたい場合。 | 書き起こした計算のルールをもとに作り直し、今の仕組みと同じ結果になるかを確かめる。 | 作ったあとの変更と保守を、誰が受け持つかを最初に決めておく。 | 開発の費用と、公開後の保守の費用。人数が増えても、人数分の利用料が増えない作り方にできる。 |
| 残して、 周りをつなぐ |
基幹は安定して動いていて、困っているのが周りの入力・集計・連携の場合。 | 基幹は残し、足りない画面や集計を周りに足す。データはAPIやCSVで取り出して使う。 | 保守の期限や、中身を分かる人がいない問題は残る。期限が決まっているなら、移すまでの時間をつくる手段として使う。 | 足す部分の開発と、つなぐ仕組みの保守の費用。基幹の保守の契約は続く。 |
| 別の基盤に 載せ替える |
IBM iやメインフレームのプログラムを、できるだけ変えずに別の基盤で動かしたい場合。 | プログラムとデータを移し、同じ結果になるかを確かめる。業務の流れはほとんど変わらない。 | プログラムの中身は変わらないため、分かる人がいない問題や使いにくさは残りやすい。 | 移す先の基盤と移行の道具の費用と、移行・確認の作業の費用。 |
どれか一つに決める必要はありません。会計は製品に置き換え、受注は作り直し、在庫の照会は基幹に残して周りからつなぐ、といった組み合わせで進めることもできます。
※ 製品の料金・機能・サポートの期限は、各提供元の最新の情報をご確認ください。
移し先ごとの詳しいページ
Step 3 / Parallel run
切り替える前に、新旧の
結果を突き合わせます
並行稼働の間も、今の仕組みは止めません。同じデータで新旧を動かし、月次の締めなど業務の区切りごとに結果を比べます。差が出たら原因を決めて直し、差がなくなってから切り替えます。
※ 図はイメージです(架空の例)。比べる項目と並行稼働の長さは、業務と締めの区切りに合わせて決めます。
相談できます
Deliverables
段階ごとに、次の判断に
使える形で引き渡します
棚卸しと移行の計画だけを先にご依頼いただくこともできます。その場合も、他社に移行を頼むときの資料として使える形でまとめます。
棚卸しの結果
今の仕組みが何をしているかを、次の担当者が読んで分かる形にまとめます。
- 画面・帳票・つなぎ先・データの一覧
- 書き起こした計算と判定のルール
- 使われていない機能と、移さないものの一覧
移行の計画
業務ごとの移し先とその理由、移す順番、並行稼働の進め方をまとめます。
- 業務ごとの移し先と、選んだ理由
- 移す順番と、並行稼働で比べる項目
- 見積りの範囲と前提
移したあとの仕組みと記録
新しい仕組みと移したデータに、確かめた記録を添えて引き渡します。
- 新しい仕組み(作った場合)と、操作の手順
- データの定義と、移したデータ
- 新旧の突き合わせの結果と、戻す手順
最初の相談で伺うこと
- 今使っている仕組み(製品名・作った会社・動いている機械)と、使っている部門
- 保守やサポートの期限と、契約を更新する時期(分かる範囲で)
- 設計書やソースコードが残っているか、中身を分かっている方が社内にいるか
- つないでいるほかのシステム(会計・販売管理・Webの受注など)
- いちばん困っていることと、いつまでに移したいか
- 予算の考え方(決まっていなくても構いません)
費用は、棚卸しで分かった移す範囲をもとにお見積りします。期間は、移す業務の数・計算のルールの量・つなぎ先の数・並行稼働の長さで変わるため、棚卸しの結果とあわせて、段階ごとの目安をお出しします(要件によって変わります)。
Documents
移行の検討に使える資料
今の仕組み・ERPの選び直し・業種ごとに、14点の資料を用意しています。
今の仕組みから探す
ERPを選び直す
業種から探す
※ 資料はメールアドレスのご登録後にダウンロードいただけます。ダウンロードのページは、選んだ資料にチェックが入った状態で開きます。
Case
置き換えた事例と、
残してつないだ事例
公開している導入事例から、基幹の移行と刷新に近いものを要約しました。詳しい経緯は各事例ページに掲載しています。
※ 各事例ページの本文を要約しています。事例ページは、実際の導入事例をもとに企業名を伏せ、表現を調整して構成したものです。会計とAccessの置き換えの事例は、数値も匿名化しています(事例ページの注記による)。
事例ページ
FAQ
よくあるご質問
保守の期限が近づいています。何から始めればよいですか?
まず、提供元の案内で、保守とサポートが終わる日と、延長の保守を受けられるかを確かめます。そのうえで、期限までに移す業務と、期限のあとも残す業務を分けます。期限に間に合わない業務は、延長の保守や、基幹を残して周りをつなぐ形で時間をつくり、その間に移します。
作った人がもう社内にいません。それでも進められますか?
進められます。ソースコードや設計書が残っていれば読み、残っていなければ、画面の動きと帳票、実際のデータから処理を書き起こします。書き起こした内容は、その業務をいちばん知っている方に確かめていただきます。
全部を一度に入れ替えないといけませんか?
いいえ。業務ごとに移し先を決め、移せるところから順に切り替えます。基幹は残したまま、困っている入力や集計の部分だけを先に作ることもできます。
AS/400(IBM i)やメインフレームでも相談できますか?
相談できます。当社が受け持つのは、棚卸しと移し先の選び方、周りのシステムとデータの移行、新旧の結果の突き合わせです。プログラムをできるだけ変えずに別の基盤へ載せ替える作業は、その基盤や移行の道具を扱う会社と役割を分けて進めます。
今のシステムを作った会社との契約は、どうなりますか?
今の保守の契約を続けたまま、棚卸しと移行の計画から始められます。棚卸しで今のシステムの情報が足りないときは、作った会社へ確かめる事項をまとめるところからお手伝いします。
他社から出ている移行の見積りを見てもらえますか?
はい。棚卸しの範囲、移すデータ、並行稼働の進め方など、見積りの前提を整理するご相談も受けています。製品に置き換えたほうがよい業務があれば、そうお伝えします。
費用と期間は、どう決まりますか?
費用は、棚卸しで分かった移す範囲をもとにお見積りします。期間は、移す業務の数、計算のルールの量、つなぎ先の数、並行稼働の長さで変わるため、棚卸しの結果とあわせて段階ごとの目安をお出しします。
データやソースコードを渡さないと、相談できませんか?
相談の段階では要りません。今の仕組みの確認は、画面を共有していただきながら一緒に見る形でも進められます。棚卸しで実際のデータやソースコードを見るときの受け渡しの方法と範囲は、社内の決まりに合わせて、相談のうえ決めます。
移すか残すかを
決める前から、
ご相談いただけます
今使っている仕組みの名前と、困っていることを伺えれば始められます。設計書が残っていなくても構いません。他社の見積りの確認も承ります。