【完全版・第4回】freee会計の「月次業務」フェーズ。給与連携・月次締めを爆速化し、決算の精度を高める手順
freee人事労務との給与連携、月次残高一致、クレカ引き落とし、固定資産、月締めロックまで解説。
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【完全版・第4回】freee会計の「月次業務」フェーズ。給与連携・月次締めを爆速化し、決算の精度を高める手順
最終更新日:2026年4月4日 Aurant Technologies
こんにちは。Aurant Technologiesです。
「freee会計 完全導入マニュアル」の第4回です。
で日々の取引が自動で流れる仕組みを構築しました。今回は、毎月末から月初にかけて経理部門の胃を痛める「月次業務(月次締め・決算準備)」フェーズについて解説します。
1. 給与計算と人事労務のシームレスな連携
1次情報:人事労務と会計のデータ連動
【freee公式ヘルプより引用・要約】
freee人事労務で毎月の給与計算を行い明細を確定すると、役員報酬や従業員給与、および法定福利費の仕訳(未払金や預り金)が、freee会計へ自動的に作成・連携されます。
(出典:freee人事労務ヘルプセンター「給与明細を確定し、freee会計に取引を登録する」)
【プロのTIPS】給与の「部門別配賦(按分)」も設定可能
組織が大きくなると「営業部の給料」「開発部の給料」と部門ごとに人件費を分けて計上したいというニーズが発生します。freee人事労務側で各従業員に所属部門タグを設定しておけば、会計連携時に自動で部門タグごとに分かれた仕訳(配賦)が作成されます。 経理が後からエクセルで部門按分を計算する必要はありません。
2. 月次締めと「残高一致」のチェック
【超重要】銀行口座の残高一致チェック
「freee上の帳簿残高」と「実際の銀行口座の残高」が1円単位で完全に一致しているかを確認します。
【プロのTIPS】クレジットカード引き落としの絶対ルール(口座振替)
残高が合わなくなる原因のトップが、法人のクレカの引き落とし処理の間違いです。
クレカの利用明細は日々の「自動で経理」で処理し未払金として計上されています。そのため、月末にメイン銀行から「クレカ利用代金」が引き落とされた明細が同期された際、それを「未払金」で登録してはいけません(二重計上になります)。
正解は、銀行からクレカという口座への資金移動、つまり「口座振替」として処理することです。
3. 【他システムとの差異】各種資産(固定・リース・繰延)の処理
正確な月次の利益を算出するための、減価償却などの資産処理です。
ここには、勘定奉行などの「専用の固定資産管理ソフト」とfreeeとで、仕様の差異(限界)が存在します。
1次情報:固定資産台帳と自動償却
【freee公式ヘルプより引用・要約】
購入した固定資産を「固定資産台帳」に登録すると、登録した償却方法(定額法・定率法など)に基づいて、freeeが毎月の「減価償却費」の仕訳を自動計上します。
(出典:freeeヘルプセンター「固定資産を登録する(固定資産台帳)」)
【プロのTIPS】資産管理の限界とベストプラクティス
freeeの固定資産台帳はシンプルで使いやすい反面、「複雑なリース資産の管理」「繰延資産(創立費や開発費など)の任意のタイミングでの任意額の償却」「数万件に及ぶ大規模な資産(減損処理など)」については、大企業向けのERP(SAPやObic等)や、専用の固定資産SaaS(ProPlusなど)に比べると機能が不足しています。
設備投資が極めて多い製造業などの場合、freeeの標準台帳にすべてを押し込まず、資産管理は専用SaaSで行い、月次の償却費合計データだけをAPIやCSVでfreeeに連携する「モジュール型アーキテクチャ」を設計することがプロの判断です。
4. プロが推奨する「承認・月次締め」のガバナンス構築
1次情報:「月締め」機能によるデータ改ざん防止
【freee公式ヘルプより引用・要約】
freee会計には「月締め機能」が備わっています。該当月を「締める(ロックする)」ことで、その月以前の取引データの新規登録、編集、削除が制限され、意図しない過去データの書き換えを防ぎます。
(出典:freeeヘルプセンター「月締め機能で入力したデータをロックする」)
月次締めが完了し、正確なデータが確定しました。
最終回となる第5回では、freee最大の弱点とも言える「予実管理」の解決策を含め、経営者のための「分析・レポート(BI)」と「高度なAPI連携」について解説します。
【無料相談のご案内】
「固定資産の登録が複雑で合わない」「クレカの残高が永遠にマイナスになっている」
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