Salesforce×HubSpot連携ガイド【2026年版】データ同期の方法・費用・活用事例

SalesforceとHubSpotの連携方法を2026年版で詳解。公式コネクタ・Operations Hub・Zapierの3種類の連携方法、双方向データ同期の設定手順、トラブル解決策、外注費用(20万〜80万円)を解説。

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Salesforce×HubSpot連携ガイド【2026年版】データ同期の方法・費用・活用事例

SalesforceとHubSpotを同時に使っている企業が増えています。マーケティングチームはHubSpotのメール自動化・LP作成の使いやすさを愛用し、営業チームはSalesforceの商談管理・予測分析の高度な機能を手放せない——そんな状況で、両システムを連携させてデータを統一するニーズが急増しています。本記事では、Salesforce×HubSpot連携の必要性、3種類の連携方法(公式コネクタ・Operations Hub・Zapier)、双方向データ同期の設定手順、よくあるトラブルと解決策、そして外注費用相場(20万〜80万円)を詳しく解説します。

なぜSalesforceとHubSpotを連携するのか

SalesforceとHubSpotは本来、重複する機能を持つ競合ツールです。しかし実際の企業では、部門ごとに別々のツールを採用したり、M&A・組織再編によって両方が混在するケースが多くあります。連携させないと以下の問題が発生します:

  • データの二重管理:同じ顧客情報がHubSpotとSalesforceに別々に存在し、更新が片方だけに反映される
  • リード移行の遅延:HubSpotで育成したリードを手動でSalesforceに移行するため、タイムラグが生じる
  • レポートの不整合:マーケティングと営業のデータが別システムにあるため、統合的な効果分析が難しい
  • 顧客体験の断絶:営業担当者がHubSpotのマーケティングデータを見られず、顧客とのコンテキストを把握できない

連携方法3種類の比較

連携方法 特徴 費用(追加) 適した用途
HubSpot公式Salesforceコネクタ 最も安定・高機能・双方向同期 Operations Hub Professional月額約130,000円に含まれる 中規模以上の本格連携
HubSpot Operations Hub(ネイティブ) HubSpotのUI内で設定可能・使いやすい 上記に同じ HubSpot中心の運用
Zapier/Make(ノーコード) 設定が簡単・低コスト・リアルタイム性は劣る Zapier月額2,000円〜 シンプルな単方向同期

方法1:HubSpot公式Salesforceコネクタ

HubSpotが提供するSalesforceコネクタは、両システム間で最も安定した双方向データ同期を実現します。コンタクト・会社・商談・活動履歴のほぼすべてのオブジェクトを同期でき、同期フィルター(特定のリードだけを同期するなど)の設定も柔軟です。HubSpot Operations Hub Professional以上で利用可能です。

方法2:Zapier/Makeによるノーコード連携

Zapierを使えばコードなしでHubSpotとSalesforceを連携できます。月額費用も低く、基本的なデータ同期(例:HubSpotで新リードが作成されたらSalesforceにも作成)を素早く実現できます。ただし、複雑なフィールドマッピングや大量データのリアルタイム同期には限界があります。

設定の前に決める:どのデータを「どちら向き」に同期し、どちらを正にするか

連携の設定手順に入る前に必ず決めておきたいのが、「どのデータをどちらのシステムが正(source of truth)として持ち、どちら向きに同期するか」という役割分担です。ここを決めずに、なんでも双方向で同期しようとすると、重複レコードや同時更新の競合が頻発し、かえってデータが信用できなくなります。SalesforceとHubSpotを併用する場合の典型は、リード育成まではHubSpot、商談以降はSalesforceが正という分担です。下表に、オブジェクトごとの正データ・同期方向・設計の注意を整理します。

データ/オブジェクト 正データ(source of truth) 同期方向 理由・設計の注意
リード(MQLになるまで) HubSpot HubSpot → Salesforce(MQL化した時点) マーケが育成。全リードでなくMQL基準で渡し、未成熟なリードは渡さない
コンタクト・会社 双方が更新 双方向 一意キー(メール・ドメイン)を決め、重複作成を防ぐ
商談(Opportunity/Deal) Salesforce Salesforce → HubSpot(参照用) 商談以降は営業が正。HubSpotには参照として同期する
活動履歴(開封・通話など) 発生元システム 双方向 マーケ活動はHubSpot発、営業活動はSalesforce発で記録する
受注・売上 Salesforce Salesforce → HubSpot 売上はSalesforceが正。マーケROIの算出のためHubSpotへ渡す
配信停止・同意(オプトアウト) 常に最新を優先 双方向(最優先で伝播) 同意管理は法的リスク。どちらで変更されても即座に双方へ反映する

設計の核心は、「リード育成=HubSpot、商談以降=Salesforce」という役割分担を先に決め、オブジェクトごとに同期の向きと正データを固定することです。全リードを無条件に双方向同期すると重複と競合が増えるため、HubSpotからSalesforceへはMQL基準で渡し、商談・売上はSalesforceを正としてHubSpotへ参照同期します。とくに配信停止・同意の情報は、どちらのシステムで変更されても即座に双方へ伝播させる設計にしておかないと、法令違反のリスクにつながります。この「向き」と「正」を最初に決めておくことが、次章の設定でのフィールドマッピングや競合解消ルールをスムーズに進める前提になります。

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双方向データ同期の設定手順(公式コネクタ使用時)

ステップ1:事前準備(1〜2日)

Salesforce側でHubSpot連携用のAPIユーザーを作成し、必要なオブジェクト・フィールドへのアクセス権限を付与します。HubSpot側では連携するポータルを確認し、同期するオブジェクト(コンタクト・会社・商談)のフィールドリストを整理します。

ステップ2:コネクタのインストールと認証(0.5日)

HubSpotのApp Marketplaceから「Salesforce」アプリをインストールし、SalesforceのAPIユーザーで認証します。

ステップ3:同期設定(1〜3日)

同期するオブジェクト・同期方向(HubSpot→Salesforce、双方向)・同期トリガー(リアルタイム/バッチ)を設定します。フィールドマッピングは最も時間がかかる部分で、両システムのフィールド名・型・ピックリスト値を一致させる作業が必要です。

ステップ4:テストと検証(1〜2日)

小規模のテストデータで同期が正しく動作することを確認します。特に双方向同期では、同時更新時のコンフリクト解消ルールを確認することが重要です。

よくあるトラブルと解決策

トラブル 原因 解決策
重複レコードが発生する 同一顧客が両システムに別々に作成済み 同期前にデータクレンジング・重複排除ルール設定
フィールド値が同期されない フィールドタイプ・ピックリスト値の不一致 フィールドマッピングの再確認・値の標準化
同期エラーが頻発する APIレート制限・ネットワーク問題 エラーログの定期確認・バッチ同期の検討
削除が同期されない デフォルトでは削除は同期対象外 削除ルールの明示的な設定

外注費用相場

作業範囲 費用相場 期間目安
シンプルな双方向同期(コンタクト・商談) 20万〜40万円 2〜4週間
複雑なフィールドマッピング・自動化含む 40万〜80万円 1〜2ヶ月
大規模データ移行・既存データクレンジング含む 80万〜200万円 2〜4ヶ月
月額保守・監視 3万〜8万円/月 継続

活用事例:Iテクノロジー株式会社(従業員80名)

SaaS企業のIテクノロジー株式会社では、マーケティング部門がHubSpot(インサイドセールス・メール自動化)、営業部門がSalesforce(商談管理・フォーキャスト)を使用。連携前は週に1回、手動でリストをCSVエクスポートして相互インポートしていたため、データのタイムラグと担当者の作業負担が課題でした。HubSpot公式コネクタで連携後(外注費用55万円)、リードの即時同期が実現し、マーケティングから営業へのパイプラインが可視化。リード対応速度が向上し、成約率が8%から14%に改善しました。

追加解説:2026年DX推進のポイントと補助金動向

2026年は中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進が加速しています。
中小企業のIT・AI活用は年々広がっており、
クラウドサービス・AIツールの活用が急速に広がっています。

2026年のDX支援施策

  • デジタル化・AI導入補助金(旧 IT導入補助金)通常枠:
    中小企業のITツール導入費用を補助(通常枠の補助率は原則1/2、上限額は枠・類型により異なります)。
    kintone・Salesforce・HubSpotなどのSaaSツールが対象になるケースがあります。
  • ものづくり補助金:
    製造業・サービス業のデジタル設備投資等を補助(上限額は従業員規模・申請枠により数百万〜数千万円規模で異なります)。
    基幹システムのクラウド化・AI導入が対象になるケースがあります。
  • 事業再構築補助金:
    (事業再構築補助金は新規公募を終了し、後継として「中小企業新事業進出補助金」等が設けられています。)ビジネスモデル転換を伴う新分野展開・システム刷新を支援する制度です。
    デジタルサービス新規立ち上げや業務システム全体の刷新が対象になるケースがあります。

補助金申請には事前の要件確認・採択後の導入という順序が必要です。
Aurant Technologiesはデジタル化AI導入補助金(旧IT導入補助金)の活用支援を行っており、
申請から導入完了まで一貫してサポートしています。
補助金を活用した場合の実質的な費用負担を試算した上でご提案しますので、
まずはお気軽にご相談ください。
※ 補助金は公募回ごとに枠・補助率・上限額・対象経費が変わります。最新情報はIT導入補助金・中小企業庁等の公式サイトで必ずご確認ください。

DX推進における現場定着のポイント

どれだけ優れたツールを導入しても、現場に定着しなければ効果は出ません。
DX推進で成功する企業の共通点として、以下の3点が挙げられます。

  • 経営トップのコミット:
    社長・部門長が「このツールを使うことが当社のやり方だ」と明確にメッセージを発信することで、
    スタッフの定着率が大幅に向上します。
  • 「なぜ変えるか」の丁寧な説明:
    新しいツールを「使わされている」と感じるスタッフは使い方が雑になります。
    「このツールでこの業務がこう楽になる」を具体的に示すオンボーディングが重要です。
  • スーパーユーザーの育成:
    社内に「このツールに詳しい人」(スーパーユーザー)を2〜3名育てることで、
    日常的な疑問・トラブルを社内解決できるようになり、定着率が飛躍的に向上します。

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Salesforce活用・営業DXとデータ連携のご相談

Salesforceの定着支援や営業プロセスの可視化、基幹・会計システムとのデータ連携までをまとめて支援します。現在の設定や連携方式が最適かを確認したい、という導入前後のセカンドオピニオンにも対応しています。

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よくある質問(FAQ)

Q. SalesforceとHubSpotを連携するメリットは何ですか?

マーケティングと営業のデータを一元化でき、リードの自動移行・データ整合性の維持・統合レポート作成が可能になります。

Q. SalesforceとHubSpotの連携方法にはどのような種類がありますか?

①HubSpot公式Salesforceコネクタ、②HubSpot Operations Hubのネイティブ連携、③Zapier/Makeによるノーコード連携の3種類があります。

Q. 双方向データ同期の設定手順を教えてください。

Salesforce APIユーザー作成→コネクタインストール→同期オブジェクト設定→フィールドマッピング→テスト→本番有効化の順で進めます。専門知識があれば2〜5日程度かかります。

Q. よくあるトラブルと対処法を教えてください。

重複レコード発生(事前データクレンジング)・フィールド値不一致(フィールドマッピング再確認)・同期エラー頻発(エラーログ定期確認)が代表的なトラブルです。

Q. Salesforce×HubSpot連携の外注費用の相場はいくらですか?

シンプルな連携で20万〜40万円、複雑なカスタマイズを含む場合は40万〜80万円が相場です。

Salesforce×HubSpot連携の設計・構築・保守をお任せください。Aurant Technologiesでは、お客様の環境に合った最適な連携構成をご提案します。

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aurant technologies 編集

上場企業からスタートアップまで、数多くのデータ分析基盤構築・AI導入プロジェクトを主導。単なる技術提供にとどまらず、MA/CRM(Salesforce, Hubspot, kintone, LINE)導入によるマーケティング最適化やバックオフィス業務の自動化など、常に「事業数値(売上・利益)」に直結する改善実績多数。

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